エシカルとは?意味や各業界の取り組み事例を紹介
世界には、環境問題や貧困問題、児童労働問題など、様々な問題があります。これらの問題を解決するためには、一人ひとりが環境や人、社会、地域に配慮した行動を取ることが大切です。
環境や人、社会、地域に配慮した考え方や行動を「エシカル」と言います。本記事では、エシカルの意味や私たちができるエシカルな行動の例、各業界の取り組み事例を紹介します。
エシカルとは
エシカルとは、英語で「倫理的な」という意味の言葉であり、環境や人、社会、地域に配慮した考え方や行動を指します。
環境や人、社会、地域に配慮して消費活動をすることを「エシカル消費」と言います。一人ひとりが環境や人、社会、地域を考えて買い物をしたり、サービスを利用したりすることで、人権問題や自然破壊など世界の様々な問題解決につながります。
エシカルが注目されている背景
エシカルが注目されているのは、世界で様々な消費問題があるからです。では、世界にはどのような問題があるのか、環境や人に配慮するエシカル消費がどれほど重要なのかを詳しく解説します。
環境問題
昨今は、地球温暖化や海洋汚染など、様々な環境問題が発生しています。たとえば、日本では年間約47万トンの衣類が廃棄されており、衣類の大量廃棄による環境問題が生じています。
ごみとして出された衣類のうち、再資源化されるのはたったの5%程度であり、約95%が焼却・埋め立て処分されているのです。そのため、焼却する際に発生する温室効果ガスや、埋め立てによる環境負荷が懸念されています。
地球環境を守るためにも、大量生産・大量消費・大量廃棄の暮らしを改善する必要があります。
貧困問題
低価格の商品が販売されている背景には、低賃金や長時間労働、不衛生といった劣悪な労働環境で働いて貧困に苦しむ人たちがいます。
開発途上国の生産者の労働環境や生活水準を保証するためには、フェアトレード認証商品を購入することが大切です。フェアトレード認証商品とは、原料の生産から製造、出荷までが公正な取引で行われたことが証明されている商品です。
フェアトレード認証商品を継続的に購入することで、開発途上国の生産者や家族の生活を守ることにつながります。
児童労働問題
世界では、学校に行くことなく労働を強いられている児童が多くいます。ユニセフのデータによると、児童労働に従事している5〜17歳の子どもは2020年時点で約1億6,000万人おり、世界の子どもの10人に1人相当が労働を強いられていると公表されています。
このうち、健康や安全面に配慮されていない危険な労働に従事する子どもは、2020年時点で7,900万人おり、児童労働に従事する子どもの約半数にのぼります。
児童労働によって生産された商品を購入することは、児童労働に加担することにつながります。児童労働を減らすためにも、正しい生産によって作られた商品を適正な価格で購入することが大切です。
私たちができるエシカルな行動
ここからは、私たちができるエシカルな行動を紹介します。環境問題や貧困問題、児童労働問題の解決に貢献できるように、エシカルな行動の例を押さえておきましょう。
食品ロスを減らす
農林水産省および環境省のデータによると、2022年度の食品ロス量は472万トンと公表されています。
食品ロスは、経済損失や温室効果ガス排出による環境破壊につながっています。そのため、使い切れる量だけ購入したり、賞味期限・消費期限が迫った商品から選んだりすることで食品ロスの軽減に貢献することが大切です。
ゴミを正しく分別する
物を燃やす際には、温室効果ガスである二酸化炭素が発生します。また、燃やせないゴミや有害なゴミは処分場に埋め立てられます。
そのため、ゴミの分別を徹底して資源として利用できる物をリサイクルすることで、環境負荷を軽減できます。
大量購入や大量廃棄を防ぐためにも、物を大切にしてゴミを減らすことを意識するのも大切です。
プラスチックの使用を減らす
ビニールや発泡スチロールなど、私たちの生活で使用されているプラスチックの多くは、正しく処理されずに海に流出しています。すでに世界の海には合計1億5,000万トンの海洋プラスチックゴミがあり、海の環境破壊につながっています。
2050年には、海洋プラスチックゴミの量が海にいる魚の数を上回るとも言われています。
そのため、プラスチックの使用を減らすためにも、マイバッグやマイボトルの持参、使い捨てプラスチックの使用を控える、過剰包装の商品を避けることが求められています。
人に配慮された商品を選ぶ
貧困問題や児童労働問題を解決するためには、国際フェアトレード認証ラベルがついた商品や、売上金の一部が寄付につながる商品を選ぶことが大切です。
国際フェアトレード認証ラベルとは、発展途上国の生産者や労働者の労働環境や生活改善、自立を目指した公正な貿易により、貧困のない社会の実現を目指した国際フェアトレード基準を満たしていることを意味します。
買い物をするときに、人に配慮された商品であるかを確認して購入することを意識しましょう。
環境に配慮された商品を選ぶ
買い物をする際は、以下のような環境への配慮を証明する認証マークに注目して商品を選びましょう。
- FSC森林認証:適切に管理された森林から生産される木材と製品
- エコマーク:生産から廃棄まで環境への負荷が少ない商品
- RSPO認証:熱帯林の環境と生息する生物の多様性に配慮した商品
- MSC「海のエコラベル」:水産資源や環境に配慮した漁業で獲られた水産物
応援消費を意識する
商品を購入するときに生産地を意識してみましょう。たとえば、地元で生産された商品を積極的に購入する地産地消を意識したり、伝統工芸品を購入したりすることは、地域を応援することにつながります。
また、被災地で作られた商品を買うことで復興支援ができます。
各業界のエシカルな取り組み
環境問題や貧困問題を解決するために、各業界がエシカルな取り組みをしています。ここでは、各業界の取り組み事例を紹介します。
ファッション業界
ファッション業界では、衣類の大量廃棄を防ぐための取り組みを行っています。たとえば、服の廃棄を減らすために不要になった服を回収して世界中の服を必要としている人々に届けたり、リサイクルしたりしている企業があります。
また、オーガニックコットンなどの環境負荷の低い素材を用いて衣類を作る工夫もされています。
食品業界
食品業界では、食品ロスを削減するための取り組みが行われています。たとえば、製造ラインの衛生性と容器の機能性を高めることで賞味期限の延長を実現している企業があります。
化粧品業界
化粧品業界では、環境にやさしい素材を用いた製品作りが行われています。たとえば、リサイクル材をパッケージに採用したり、捨てられてしまう植物からエキスを取り出し、肌に効果的な成分として活用したりするなどのアップサイクル原料を用いている企業があります。
電力業界
電力業界では、二酸化炭素の排出量ゼロの再生可能エネルギー由来の電力を提供するプランを用意しています。このプランを利用することで、電気利用者が二酸化炭素の排出削減に貢献できます。
まとめ
環境問題や貧困問題、児童労働問題などを解決するためには、一人ひとりが環境や人、社会、地域に配慮したエシカルな行動を意識することが大切です。
人や環境に配慮された認証ラベル付きの商品を購入したり、食品ロスやプラスチック使用の削減をしたりしましょう。節電を心がけることも温暖化の原因となるCO2排出量の削減につながります。
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