電気ストーブの電気代の計算方法

電気ストーブの電気代の計算方法は、以下のとおりです。

  • 1時間の電気代目安=消費電力量(Wh)÷1000×電気代(円/kWh)

消費電力は、電化製品を動かすために消費される電力量のことです。製品のカタログやスペック表などに製品ごとの消費電力量が示されているので、確認してみてください。

電気代の単価は契約している電力会社によって異なるため、契約しているプランを確認する必要があります。

電気ストーブの種類ごとの電気代の目安

電気ストーブにはいくつかの種類があり、それぞれ電気代の目安が異なります。種類ごとの特徴を解説したうえで、電気代の目安を紹介します。製品によって消費電力量が異なるため、あくまでも目安であることを念頭に置いて確認してみてください。

なお、電気代の計算時には、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が算出した電気代の単価「31円/kWh」を使用しています。

ハロゲンヒーターの電気代

ハロゲンヒーターは、本体の内部にあるハロゲンランプが加熱されて遠赤外線が放出され、放射熱によって暖かくなる電気ストーブのことです。速やかに発熱して暖まるのが特徴で、安い価格帯の製品が多くあります。

ハロゲンヒーターの消費電力は300〜1,200W程度なので、1時間あたりの電気代は9.3〜37.2円が目安です。

カーボンヒーターの電気代

カーボンヒーターは、炭素繊維に電気を流して発熱させる仕組みの電気ストーブです。炭素繊維はハロゲンヒーターより赤外線の放射量が多く、電気代を安く抑えられるとされています。立ち上がりが速く、コンパクトな製品が多いのが特徴です。

カーボンヒーターの消費電力は400〜1,000W程度なので、1時間あたりの電気代は12.4〜31円が目安です。

オイルヒーターの電気代

オイルヒーターは、機器の内部でオイルを加熱して暖める電気ストーブです。オイルが暖められることで、放熱板を通じて熱が外に放出されるため、空気を暖められます。表面温度が高くなりにくいことに加え、運転音を抑えられるのもメリットです。

オイルヒーターの消費電力は360〜1,500W程度なので、1時間あたりの電気代は11.16〜46.5円が目安です。

なお、オイルヒーターの電気代について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

オイルヒーターの電気代が高すぎるって本当?月々の料金比較と節約のコツを解説

セラミックファンヒーター

セラミックファンヒーターは、セラミックで覆われた電熱線を加熱することで熱を放出し、ファンで送り出すタイプの電気ストーブです。コンパクトな製品が多く、持ち運びやすいというメリットがあります。短時間で暖まり、安全性が高いのも特徴です。

セラミックファンヒーターの消費電力は600〜1,200W程度なので、1時間あたりの電気代は18.6〜37.2円が目安です。

パネルヒーター

パネルヒーターは、赤外線の熱によって周囲を均一に暖められる電気ストーブです。暖められる範囲は製品のサイズに比例しており、コンパクトな折りたたみ式から大型製品まで様々な種類があります。

パネルヒーターの消費電力は160〜1,200W程度なので、1時間あたりの電気代は4.96〜37.2円が目安です。

パネルヒーターの電気代について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

パネルヒーターの電気代は高い?ほかの暖房器具との比較や節約のコツを紹介

シーズヒーター(ニクロム線ヒーター)

シーズヒーター(ニクロム線ヒーター)は、遠赤外線の力で暖める電気ストーブです。カーボンヒーターよりも遠赤外線の量が多く、暖房効果が高いとされています。立ち上がりの速度はゆっくりですが、耐久性が高いのが特徴です。

シーズヒーターの消費電力は200〜1,100W程度なので、1時間あたりの電気代は6.2〜34.1円が目安です。

グラファイトヒーター

グラファイトヒーターは、黒鉛(グラファイト)に電気を流すことで熱を発生させ、遠赤外線を放出する電気ストーブです。速暖性に優れており、すぐに暖められるというメリットがあります。長寿命であり、一度購入すれば長く使える点も魅力です。

グラファイトヒーターの消費電力は400〜900W程度なので、1時間あたりの電気代は12.4〜27.9円が目安です。

石英管ヒーター

石英管ヒーターは、古くから使われている電気ストーブです。ニクロム線を石英ガラスのパイプで覆った構造を発熱体として使用しています。立ち上がりはゆっくりですが、価格を抑えて購入でき、長く使えるのがメリットです。

石英管ヒーターの消費電力は300〜900W程度なので、1時間あたりの電気代は9.3〜27.9円が目安です。

電気ストーブの電気代はほかの暖房器具と比較して高い?

電気ストーブの電気代が、ほかの暖房器具と比較して高いか安いか、以下の表で確認してみましょう。

暖房器具 消費電力 1時間あたりの電気代目安
電気ストーブ(ハロゲンヒーター) 300〜1,200W 9.3〜37.2円
電気ストーブ(カーボンヒーター) 400〜1,000W 12.4〜31円
電気ストーブ(オイルヒーター) 360〜1,500W 11.16〜46.5円
電気ストーブ(セラミックファンヒーター) 600〜1,200W 18.6〜37.2円
電気ストーブ(パネルヒーター) 160〜1,200W 4.96〜37.2円
電気ストーブ(シーズヒーター・ニクロム線ヒーター) 200〜1,100W 6.2〜34.1円
電気ストーブ(グラファイトヒーター) 400〜900W 12.4〜27.9円
電気ストーブ(石英管ヒーター) 300〜900W 9.3〜27.9円
エアコン 440〜2,960W 13〜92円
ホットカーペット 100〜500W 3〜16円
こたつ 80〜600W 2〜19円
電気毛布 10〜80W 0.31〜2.48円

電気ストーブの電気代はほかの暖房器具に比べてやや高めなので、電気代を抑えたいなら使い方を工夫するといいでしょう。

暖房器具はそれぞれ役割が異なるため、電気代だけで決めずに必要なものを取り入れる必要があります。

たとえば、エアコンは消費電力が大きく電気代も高いですが、部屋全体を効率的に暖められます。一方、ホットカーペットやこたつは電気代が安いですが、部屋全体を暖める暖房器具ではないため、スポット的に使用します。

電気ストーブも種類によっては暖まるまでに時間がかかり、その分電気代が高くなるため、用途に応じて利用するのが電気代を抑えるポイントです。

ほかの暖房器具の電気代について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

ホットカーペットの電気代はいくら?メリットやデメリット、効果的な節約方法を解説

エアコンの暖房にかかる電気代は?ほかの暖房器具との比較や節約方法を紹介

電気毛布の電気代は?エアコンやこたつとの比較、効率的な使い方を解説

電気ストーブを使用するメリット

同棲や夫婦二人暮らしの光熱費節約方法②ガス代

電気ストーブの電気代は、ほかの暖房器具よりも高くなりやすいですが、電気ストーブには以下のようなメリットがあります。

①電源を入れるとすぐに暖まる

電気ストーブの大きなメリットは、電源を入れればすぐに暖まることです。

エアコンなど広範囲を暖める暖房器具は、設定温度に到達するまでに時間がかかります。しかし、電気ストーブは局所的に使う器具なので、速やかに暖まります。

寒さが気になったときにスイッチを押せばすぐに暖かくなるので、手軽に周囲を暖めたいときに活躍するでしょう。

②ピンポイントで暖められる

電気ストーブは、ピンポイントで暖められるのもメリットです。

狭い範囲に暖かさを届ける暖房器具なので、冷えが気になる足元や脱衣所などを暖めたいときに便利です。電気ストーブの多くは本体が軽量で簡単に移動できるため、必要なときに必要な場所で使えます。

③安全性が高い

電気ストーブは、安全性が高いのも魅力のひとつです。

灯油やガスなどの燃料が不要なので、スス汚れやガス漏れの心配がなく、空気を汚しません。頻繁に換気をしなくても、有害物質が発生しないため使いやすいでしょう。

また、表面が熱くなりにくい電気ストーブも多いので、稼働中に触れてもやけどしにくいというメリットもあります。

最近では動きを感知し、運転中に動きを感じると自動的に電源がオフになる製品もあります。

④価格を抑えて購入できる

電気ストーブは、ほかの据え置き型の暖房器具より価格を抑えて購入できるのがメリットです。出費を抑えながら防寒対策をしたい場合に適しています。

ただし、価格は製品商品によって様々なので確認する必要があります。価格が若干高くても省エネ性能に優れ、電気代を抑えられるモデルなどもあるため、特徴の確認は必須です。

⑤持ち運びが可能

電気ストーブは、持ち運びが可能で、設置場所を選ばずに使用できる点がメリットです。

エアコンが設置されていない部屋や洗面所、トイレ、キッチンなど寒さが気になる場所でも、電源があれば持ち運んで使えます。部屋全体を暖めたい場合は部屋の中央に、足元の冷えを解消したい場合は足元付近に置くなど、用途に応じた設置が可能です。

電気ストーブを使用するデメリット

電気ストーブには様々なメリットがありますが、デメリットも存在します。メリットだけでなくデメリットも把握したうえで、導入を検討してください。

①部屋全体を暖めるには不向き

電気ストーブはピンポイントで暖めるのが得意な暖房器具なので、部屋全体を暖めるには不向きです。

電気ストーブで部屋全体を暖めようとすると、設定温度を高くして長時間稼働させなければなりません。結果的に電気代が高くなってしまうので、部屋全体を暖めたいならエアコンのように広範囲に温風を送れる器具を使ったほうがいいでしょう。

②長時間の使用に注意が必要

電気ストーブは、長時間の使用に注意しなければデメリットが生じることがあります。

電気ストーブの消費電力は大きいので、長時間使用を続けると電気代がかさみやすいです。出費を抑えながら、広い空間ではなく足元など体の一部をピンポイントで暖めるなら、電気毛布などを活用する方法もあります。

また、電気ストーブで長時間同じ場所を暖め続けると、低温やけどを起こすおそれがあります。体に近すぎる場所に置かないなど、工夫して使うことが大切です。

電気ストーブの電気代を節約する6つの方法

電気ストーブの電気代を節約する6つの方法

電気ストーブはほかの暖房器具に比べて消費電力が大きい傾向があるため、電気代がかさみやすいです。しかし、使い方や使用環境などを工夫することで、電気代を節約できます。

以下の節約方法を実践して、電気代を抑えながら快適に電気ストーブを使いましょう。

①局所的に活用し、不要なときは電源を切る

電気ストーブはピンポイントで暖めるのが得意な暖房器具なので、局所的に活用することで電気代を抑えられます。

広範囲に温風を送れるわけではないため、部屋全体を暖めるのには不向きです。足元や脱衣所、トイレなど狭い範囲を暖めたいときに電気ストーブを活用してみてください。

不要なときはこまめに電源を切るようにすれば、無駄に電力を消費せず節約につなげられるでしょう。

②適正な温度に設定する

電気ストーブは適正な温度に設定して使うことで、電気代を抑えられます。

電気ストーブの設定温度が高いほど、消費電力が大きくなって電気代が高くなりやすいです。温度の設定を「強」より「弱」にしたほうが、消費電力を抑えられます。

電気ストーブは、広範囲よりもピンポイントで暖めるのが得意な暖房器具です。限定された空間で使うなら、設定温度を下げても快適性を損なう心配がありません。

製品によっては、ワット(W)数を細かく調整できるモデルもあります。寒くならない範囲でW数を抑えて稼働させれば、電気代を抑えて使えるでしょう。

製品ごとのワット数の計算方法や節約方法について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

ワット数の計算方法は?アンペアやボルトとの違い、電気代節約につなげる方法も解説

③部屋の断熱性を高める

部屋の断熱性を高めることで、電気ストーブの電気代を抑えられます。

部屋の断熱性が低く、暖かい空気が逃げてしまう環境では、電気ストーブが暖める力を発揮するために多くの電力を消費します。その結果電気代がかさむので、節約を意識するなら部屋から暖かい空気を逃がさない工夫をしてみてください。

大掛かりなリフォームをしなくても、自分でできる工夫で部屋の断熱性は高められます。たとえば窓にプチプチや遮熱フィルムを貼る、厚手のカーテンをつけるなどにより断熱性がアップします。

床にラグやカーペットを敷くだけでも、床下からの冷気を遮断して快適な室温に保つことが可能です。ドアの隙間から暖かい空気が逃げるのを防ぐために、ドア底部にシール材を貼るのもいいでしょう。

壁には断熱性の高い素材の壁紙を貼ると、暖かい空気を逃しにくくなります。無理なくできることから取り入れ、電気ストーブを効率的に使いましょう。

④ほかの暖房器具と併用する

電気ストーブとほかの暖房器具を併用することで、電気代を抑えられます。

電気ストーブは消費電力が大きいので、広範囲を暖めようとすると電気代がかさみます。広範囲を暖めるのが得意な暖房器具と組み合わせて使えば、電気代を抑えながら快適性を保てるでしょう。

たとえばエアコンや石油ファンヒーター、ガスファンヒーターなどは、広範囲を暖める暖房器具としておすすめです。電気ストーブで狭い範囲を先に暖めておき、エアコンやファンヒーターなどで広範囲が暖まるのを待つという使い方も有効です。

石油ファンヒーターの電気代について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

石油ファンヒーターの電気代は?エアコンとどちらが安い?暖房費の節約方法も解説

⑤省エネ性能の高い電気ストーブを購入する

省エネ性能の高い電気ストーブを購入すれば、使い方を変えなくても電気代を抑えられます。省エネ性能に優れたモデルは、消費電力を抑えて使えるからです。

省エネ性能が高い電気ストーブのなかには、寒いときはフル稼働し、周囲が暖まってきたら出力を抑えるモードが搭載されている製品があります。人感センサーが搭載されており、人がいるときだけ稼働する製品もあるため、特徴を確認して選んでみてください。

⑥電力会社を見直す

契約中の電力会社が他よりも高いと感じている場合は、電力会社を見直すのもおすすめです。

電気ストーブの使い方や使用環境を見直しても、電気料金が高くなるプランを契約している場合は電気代の節約が難しいでしょう。電力会社を見直し、安いプランや安い会社に変更すれば、電気ストーブの電気代を抑えられる可能性があります。

自分にあったプランを提供している電力会社がないか、探してみてください。

まとめ

電気ストーブはほかの暖房器具と比較すると電気代がやや高めですが、使い方を工夫することで節約できます。スポット的に使うものなので、部屋全体を暖める暖房器具と併用するのがおすすめです。

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新井 智美(あらい ともみ)

ファイナンシャルプランナー。2006年11月 卓越した専門性が求められる世界共通水準のFP資格であるCFP認定を受けると同時に、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士1級を取得。2017年10月 独立。主に個人を相手にお金に関する相談及び提案設計業務を行う。個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン住宅購入のアドバイス)の他、資産運用など上記内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行う傍ら、執筆・監修業も手掛ける。これまでの執筆・監修実績は3,000本以上。