4人家族の食費の平均額

2024年の4人家族の1カ月あたりの食費の平均額は「9万6,328円」です。食費の内訳は以下のとおりです。

項目 費用
穀類 8,305円
魚介類 5,418円
肉類 10,295円
乳卵類 4,843円
野菜・海藻 9,126円
果物 2,606円
油脂・調味料 4,487円
菓子類 9,283円
調理食品 13,648円
飲料 5,976円
酒類 3,225円
外食 19,116円

出典:総務省統計局「家計調査/ 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表」

自身の家庭の食費と比較し、平均を上回っている場合は、節約する必要があると言えます。

世帯人数別の食費を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

1カ月の食費はいくら?世帯人数や収入別の平均額や節約方法を解説

【時期別】4人家族の食費

四半期ごとの食費の平均額は以下のとおりです。

時期 平均額
1~3月 93,428円
4~6月 93,154円
7~9月 97,396円
10~12月 101,335円

出典:総務省統計局「家計調査 2024年」

10~12月の食費平均が高くなっているのは、クリスマスや年末などのイベントがあることが影響していると考えられます。

【年収別】4人家族の食費

4人家族の年収別の食費の平均額は以下のとおりです。

年収 食費の平均額
300~350万円 51,995円
350~400万円 65,687円
400~450万円 78,251円
450~500万円 75,895円
500~550万円 84,383円
550~600万円 85,448円
600~650万円 83,807円
650~700万円 94,212円
700~750万円 88,350円
750~800万円 91,558円
800~900万円 93,250円
900~1,000万円 104,488円

出典:総務省統計局「家計調査/ 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表」

年収と食費は必ずしも比例していないことがわかります。

理想の食費の計算方法

食費を抑えるためには、予算を設定することが大切です。適正な予算は家庭によって異なるため、予算を設定するために家庭ごとの理想的な食費の計算方法を紹介します。

理想的な食費は、エンゲル係数を用いて算出できます。エンゲル係数とは、消費支出に対して食費が何%を占めているかを表したものです。

エンゲル係数は、以下の計算式で算出できます。

エンゲル係数(%)=(食費÷消費支出)×100

政府統計によると、2024年の4人家族のエンゲル係数の平均は28.2%と公表されています(※1)。

たとえば、4人家族の1カ月の消費支出が34万円の場合、エンゲル係数約28%を用いて理想的な食費を算出すると、以下のようになります。

34万円×0.28=9万5,200円

自身の家庭の消費支出を確認し、エンゲル係数を用いて理想的な食費を計算してみましょう。

世帯人数や年収別の食費の平均額を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

食費の平均はいくら?世帯人数や年収別の平均額、食費を抑える方法も解説

(※1)出典:総務省統計局「家計調査/ 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表」

食費を抑えるコツ5選

自身の家庭の食費が平均よりも高い場合は、節約する必要があります。食費を抑えるためには、以下の5つのコツを意識してみましょう。

  1. 食費の予算を決める
  2. 自炊を心がける
  3. あらかじめ献立を考えて買い物リストを作成する
  4. 使い切れる量をまとめ買いする
  5. 作り置きをする

それぞれ詳しく解説します。

1 食費の予算を決める

食費を抑えるためには、1カ月の予算を決めることが大切です。4人家族のエンゲル係数の平均約28.2%を用いて算出した9万5,200円を目安に理想的な食費を計算してみましょう。

1カ月の食費の予算が決まったら、1週間ごとに目標金額を設定し、予算を超えないようにこまめに確認しながら1カ月を過ごしましょう。無理な金額を設定すると、ストレスを感じたり健康に影響を与えたりするため、達成可能な金額を目標にするのがポイントです。

2 自炊を心がける

外食を控えて自炊を心がけることで、食費を抑えやすくなります。コンビニでの買い物を控えることも大切です。

ただし、外食を一切しないようにすると、食事を楽しめなくなったり節約がつらくなったりするので、外食だけの予算を決めておくことが大切です。外食の予算を超えないように、自炊を中心とした生活にしましょう。

3 あらかじめ献立を考えて買い物リストを作成する

スーパーに買い物に行く前に冷蔵庫の中身をチェックして、買い物リストを作成しましょう。あらかじめ献立を考えて買い物リストを作成すれば、無駄な買い物や買い忘れを防げます。

4 使い切れる量をまとめ買いする

食材をまとめ買いするのも食費の節約に効果的です。まとめ買いをすればスーパーに行く回数が減らせるため、無駄な買い物を防げます。

ただし、食材を買いすぎると使い切れずに無駄にしてしまう可能性があります。まとめ買いする際は、使い切れる量を意識して買うことが大切です。

5 作り置きをする

食材を購入したら、可能な限り冷凍保存や作り置きにしておきましょう。放置しておくと食材を腐らせてしまう可能性があるので注意が必要です。

まとめて作り置きしておけば食事の準備が楽になるため、自炊を継続しやすくなります。冷凍保存をする際に肉に下味をつけておいたり、野菜を切っておいたりすると自炊が楽になります。

4人家族の食費を抑えるときのポイント

ここでは、4人家族の食費を抑えるときのポイントを紹介します。

1 無理な節約をしない

健康を維持するためには、栄養バランスの取れた食事が大切です。食費を抑えることにこだわりすぎて栄養が不足しないように注意しましょう。

体調を崩すと医療費などの余計な出費の発生につながります。

2 食費以外も見直す

食費などの変動費を抑えるのみで大きな節約効果を出すのは難しいでしょう。変動費は日頃から節約を意識し続けなければならないので、ストレスにつながります。

支出を抑えるためには、食費以外に通信費や水道光熱費、保険料などの固定費を見直すことが大切です。たとえば、格安スマートフォンに乗り換えたり、電気・ガスの会社を見直したりすることで、固定費を抑えられます。固定費は一度見直せば日頃から意識しなくても節約効果が毎月続きます。

4人家族の生活費の節約方法を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

4人家族の生活費はいくら?子どもの年齢別の生活費や節約ポイントも解説

まとめ

まとめ

自身の家庭の食費が適正であるかは、4人家族の食費の平均額やエンゲル係数の平均値と照らし合わせることで確認できます。食費が平均額よりも高ければ無駄遣いをしている可能性があるため、節約しましょう。

予算を決めたり、自炊を心がけたりすることで食費を抑えられます。ただし、極端に食費を節約するとストレスになったり健康に影響を与えたりするため、無理のない範囲で節約することが大切です。

支出を抑えるためには、食費以外の固定費も見直すことが大切です。電力会社を見直すなら、楽天ポイントが貯まりやすい「楽天でんき」がおすすめです。

楽天でんきでは、利用料金200円(※2)につき1ポイント、ガス(※3)とセットなら100円(※1)につき1ポイントの楽天ポイントが貯まります(※4)。貯まった楽天ポイントは利用料金にも充当できます(※5)。

さらに、楽天でんきの料金シミュレーションを活用すると、料金や契約情報を入力して年間の料金のおトク額や獲得できる楽天ポイントを試算できます。ぜひ、ご活用ください。

料金シミュレーションはこちら
楽天でんきのお申し込みはこちら

(※2)楽天ポイント進呈の基準となる金額は、電気料金とガス料金の税抜価格です。
(※3)楽天ガスは都市ガス(東京ガス、東邦ガス、関電ガス)が提供対象エリアです。詳しくはガス対象エリアページをご確認ください。
(※4)楽天ポイントの進呈対象は、クレジットカードでお支払いいただいた料金となります。
(※5)貯まったポイントは50ポイント(50円相当)からご利用料金に充当できます。

この記事を監修した人
この記事を監修した人の写真
鶏冠井 悠二(かいで ゆうじ)

1級FP技能士・CFP・証券外務員一種・投資診断士・節約生活スペシャリスト・クレジットカードアドバイザー®

コンサルタント会社、生命保険会社を経験した後、ファイナンシャルプランナーとして独立。「資産形成を通じて便利で豊かな人生を送って頂く」ことを目指して相談・記事監修・執筆業務を手掛ける。担当分野は資産運用、保険、投資、NISAやiDeCo、仮想通貨、相続、クレジットカードやポイ活など幅広く対応。現在、WEB専門のファイナンシャルプランナーとして活動中。