電気メーターとは?

電気メーターは、家庭で使用された電気使用量を表示・計測するための装置です。家庭に設置される電気メーターは、国の定める検定に合格する必要があり、有効期間が10年以内のものが使用されています。

電気メーターは電気料金を請求する電力会社が設置するもので、所有者は原則として電力会社となっています。電力会社が所有者のため、設置場所に居住する電気の契約者は、電気メーターの設置や検定の有効期限を気にかける必要はありません。

家庭で使われる電気使用量や電気料金の計算方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

電気使用量の平均はいくら?電気料金との関係や計算方法も解説

従来型のアナログメーターはスマートメーターへの交換が進んでいる

電気メーターは、かつては機械式のアナログメーターが主流で、検針員が表示された数値を目視で確認し、家庭ごとの電気使用量を記録していました。

しかし現在では、アナログメーターに代わって、新しい電気メーターとしてスマートメーターの導入が進んでいます。国が2024年末までの設置完了を計画していたこともあり、2025年現在、取り替えの困難な一部地域を除き、アナログメーターからスマートメーターへの交換はほとんど完了している状況です。

電気メーターの種類の確認方法

引越したばかりの方や集合住宅にお住まいの方などのなかには、従来のアナログメーターとスマートメーターのどちらが設置されているか、わからない場合もあるでしょう。しかし、ご自宅の電気メーターの種類を見分けるのは、それほどむずかしくありません。

まずは電気メーターの設置場所を確認しましょう。

アナログメーターであってもスマートメーターであっても、電気メーターは原則として住宅の屋外に設置されます。戸建住宅は玄関に近い外壁部分、集合住宅は共用部にあるメーターボックス内などへの設置が一般的です。

電気メーターを見つけたら、外観を確認します。角ばった形状で、電気使用量がデジタル表示されていれば、スマートメーターと判断できます。

次世代の電気メーター「スマートメーター」の特徴

ほぼ取り替えが完了しているとされる現在、次世代の電気メーターであるスマートメーターが従来のアナログメーターと何が違うのか、気になる方もいるでしょう。

そこで、スマートメーターの特徴をわかりやすく紹介します。

1 通信機能があるため検針不要になる

従来の機械式アナログメーターは、電気使用量を計測・表示するだけでしたが、スマートメーターは内部に通信機能を備えています。これにより、通信機能を使って、電気使用量のデータを電力会社へ直接送信できるようになりました。

検針のために作業員が現地を訪問することなく、30分ごとに電気使用量の計測が可能です。また、契約アンペアの変更も電力会社からの遠隔操作で行えるため、プラン変更がこれまでより容易になります。

さらに、電力会社による停電箇所の把握がスムーズになることから、災害時にも役立つと期待されます。

2 電気使用量をこまめに把握できる

HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)を導入済みの家庭であれば、電力会社と同じように、ご自宅でも30分ごとに電気使用量を確認できます。

電気使用量はパソコンやスマートフォンから確認でき、月1回の検針票や利用明細の到着を待つことなく、ご自身のタイミングで把握できます。現在の電気使用量を意識しやすくなるため、節電にも役立つでしょう。

3 ブレーカーが自動で復旧する

従来のアナログメーターでは、ブレーカーは屋内に設置された分電盤にありました。しかし、スマートメーターにはブレーカーが内蔵されています。

契約アンペアを超える電力を使用してブレーカーが落ちた場合、アナログメーターを使用していると、利用者が自ら分電盤のブレーカーを上げて復旧する必要がありました。しかし、スマートメーターでは、ブレーカーが落ちても10~15秒ほどで自動的に復旧します。

ただし、短時間のうちに何度もブレーカーが落ちると、スマートメーターの自動復旧機能は停止します。その際は、復旧のために電力会社への連絡が必要になります。

電力会社との契約アンペア数については、以下の記事で詳しく解説しています。

電気の適正な契約アンペア数とは?契約容量の目安や変更する際の注意点も解説

電気メーターの見方

電気メーターの見方

電気メーターからは、家庭の電気使用量と装置ごとに付与された計器番号を確認できます。それでは、それぞれの情報を正しく読み取るために、電気メーターの見方を確認しておきましょう。

現在も一部地域ではアナログメーターが使用されていると考えられるため、ここではアナログメーターとスマートメーター、それぞれの見方を紹介します。

アナログメーターの見方

アナログメーターは、作業員が目視できるよう、電気使用量を示す数値がケースの外側から見えるように設計されています。

電気使用量は、電力使用に応じて回転する円盤を読み取って算出します。円盤に表示される数字は1kWhの使用に対する回転数を示し、その回転数から電気使用量を算出する仕組みです。

アナログメーターの表面には「600rev/kWh」のような表示があり、この場合は「円盤600回転につき1kWhの電気を消費している」ことを意味します。同じ「600rev/kWh」の電気メーターであれば、電気使用量が多いほど回転が速く(回転数が多く)なります。

円盤の数字は使用開始からの累計となっているため、前月の検針時の数字との差が当月の電気使用量を示します。

まれにスマートメーターのような液晶表示の電子式アナログメーターもあり、電子式の場合は累計ではなく一定時間ごとの電気使用量を表示します。しかし、電子式であってもスマートメーターのような通信機能は備わっておらず、作業員の検針が必要です。

1kWhあたりの電気料金の目安や請求される電気料金の内訳については、以下の記事で詳しく解説しています。

1kWhあたりの電気代はいくら?電気代の内訳や節電方法を解説

スマートメーターの見方

スマートメーターは、視認性の高い液晶表示が特徴です。「kWh」の単位が表示されているため、アナログメーターのように回転数から電力量を計算する必要はありません。

また、表示される数値は、電気使用量のほか、太陽光などで売電した電力量も含まれます。

太陽光発電を利用している家庭では、従来、電力会社からの買電(電気使用量)と電力会社への売電用で二つの電気メーターを設置する必要がありました。しかし、スマートメーターなら、一つの電気メーターでどちらも計測可能です。

スマートメーターの表示もアナログメーターと同じく使用開始からの累計となっているため、現在の数値から前回の検針時の数値を差し引くと、その間の電気使用量を把握できます。

先述のHEMSを導入していない家庭でも、アナログメーターに比べると電気使用量を把握しやすいでしょう。

太陽光発電のメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。

太陽光発電のメリットとデメリットは?設置の判断材料をわかりやすく解説

電気メーターの計器番号の見方

アナログメーター・スマートメーターにかかわらず、電気メーターの表面には計器番号が表記されています。

計器番号はそれぞれの電気メーター固有に付与される番号で、電気の使用場所を正確に特定するために利用されます。たとえば、引越しに伴って電力会社を乗り換える場合、電気メーターの計器番号がわかると、契約手続きをスムーズに進めやすいでしょう。

アナログメーターとスマートメーターの計器番号は以下で確認できます。

  • アナログメーター:電気使用量の下に「NO」の後に表記されている数字
  • スマートメーター:電気使用量の下に「NO」の後に表記されている英数字

電気使用量が気になったら電力会社やプランの見直しを検討しよう

2025年現在、日本全国でアナログメーターからの取り替えがほぼ完了しているスマートメーターは、家庭の電気使用量を把握しやすいという点が大きな特徴の一つです。

スマートメーターを活用して普段どれだけ電気を使っているかを把握すれば、節電への意識を高めるきっかけになると期待されます。

電気料金の節約を検討する場合は、電力会社や料金プランの見直しも有効です。

電力自由化以降、様々なプランやサービスを提供する新電力が登場し、消費者がご自身の希望に応じて自由に選択できるようになりました。

電力会社やプランごとに基本料金の有無や電気料金単価が異なるため、電力会社の乗り換えやプランの変更だけで、これまでと変わらない生活のまま電気料金を節約できる可能性があります。

まずはスマートメーターなどから現在の電気使用量を確認して、異なる電力会社やプランではどれくらいの電気料金になるか確認してみましょう。

電力自由化の概要や電力会社の選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。

電力自由化とは?目的やメリット・デメリット、電力会社の選び方を解説

まとめ

まとめ

2025年時点で、全国のほとんどの地域において、アナログメーターからスマートメーターへの交換がほぼ完了しています。

スマートメーターは、通信機能によって電力会社と接続されているため、作業員による検針が不要であり、液晶表示により30分ごとの電気使用量を把握できるなど、複数の利便性が備えられています。

電気メーターの見方は、アナログメーター・スマートメーターいずれもむずかしくありません。

しかし、アナログメーターでは円盤の回転数から電気使用量を計算する必要があるのに対し、スマートメーターは表示された数値がそのまま電気使用量を示しており、より簡単に読み取ることができます。

スマートメーターを活用することで、家庭の電気使用量を従来よりもこまめに把握することが可能です。積極的に活用すれば、省エネや節電への意識の向上も期待されます。

スマートメーターをきっかけに家庭の電気代を節約したいと考えたなら、電力会社やプランの見直しもおすすめです。

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大岩 俊之(おおいわ としゆき)

家電製品総合アドバイザー。スマートマスター。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。