単身赴任とは

単身赴任とは、支店や営業所への配属変更などの会社の人事異動により、家族と離れて勤務地近くに一人で住む勤務形態を指します。

自宅と単身赴任先の双方で生活費や住居費が発生するため、家計への経済的な負担が大きくなる点が課題となります。

距離や交通事情によっては家族全体の引越しも検討されますが、一般的には子どもの学校やマイホーム維持などの理由から、家族帯同を避けるケースも少なくありません。

なお、単身赴任は扶養家族(配偶者や子ども)がいる方の一人暮らしを指す言葉で、独身の一人暮らしとは意味合いが異なります。

独身の方の一人暮らしにかかる費用については、以下の記事で詳しく解説しています。

一人暮らしにかかる費用は?初期費用や生活費の目安と節約方法を解説

単身赴任のひと月あたりの平均生活費

単身赴任の平均費用の公的な統計データは存在しません。ただし、単身赴任での住環境は一人暮らしとほぼ同一と考えられるため、ここでは2024年度の家計調査年報(家計収支編・単身世帯)を参照し、一人暮らし世帯の1カ月あたりの生活費を紹介します。

なお、家賃に関しては持ち家世帯や寮などが含まれるため、家賃を除いた1カ月あたりの生活費を掲載しています(※1)。

項目 男女平均 男性 女性
食料 43,941円 46,886円 41,346円
光熱・水道 12,816円 12,109円 13,439円
家具・家事用品 5,822円 4,842円 6,686円
被服および履物 4,881円 3,576円 6,030円
保健医療 8,394円 6,906円 9,703円
交通・通信 20,418円 22,525円 18,565円
教育 9円 20円 0円
教養娯楽 19,519円 18,859円 20,102円
そのほかの消費支出 30,375円 25,057円 35,064円
住居費を除いた消費支出 146,175円 140,780円 150,935円

(※1)出典:政府統計の総合窓口e-Stat「家計調査年報(家計収支編)」

一人暮らしの1カ月あたりの平均生活費は、男性が約14万円、女性が約15万円、男女平均は約14.6万円です。

自宅にいる家族の生活費分もあるため、単身赴任の場合は従来の生活費に加えて約14〜15万円の生活費が発生する計算になります。

単身赴任時の諸手当

勤務先の規定によっては単身赴任手当(別居手当)により経済的負担を軽減できる場合があります。

住宅手当・家賃補助・引越し手当・帰省手当などが一般的な支給対象で、格安物件の提供や帰省手当など、各種補助制度を整備している企業も少なくありません。

手当の有無や金額、支給条件は企業ごとに大きく異なります。また、社宅や法人契約物件の提供により、家賃を抑えられるケースもあります。

単身赴任の可能性がある場合は、上司や総務部などに単身赴任時の手当の有無や適用条件、支給タイミングなどを確認しておくことが大切です。

単身赴任の生活費を節約するポイント

単身赴任の生活費を節約するポイント

単身赴任中の生活費を節約するためのポイントとして、主に以下の4つが挙げられます。

  1. 家賃の安い物件や家具家電付きの物件を探す
  2. 自炊を心がけて外食の回数を減らす
  3. 通信費やサブスクリプションの見直しで節約する
  4. 電気やガスの使い方を見直して光熱費を節約する

自宅で暮らす家族の生活費も踏まえると、単身赴任中はなるべく生活費を節約したいところです。

それぞれの節約ポイントを解説するので、単身赴任の可能性がある方はぜひ参考にしてみてください。

①家賃の安い物件や家具家電付きの物件を探す

家賃は生活費の大部分を占めるため、相場が低めの地域を選ぶと単身赴任中の生活費の節約に効果的です。

一般的に、家賃は手取り収入の3分の1程度が目安とされています。自宅の生活費があることを踏まえ、無理のない予算内で物件を探すことを心がけましょう。

家賃を抑えるには「駅近」「築浅」などの条件を見直し、優先順位をつけることが重要です。

また、単身赴任の期間が限定されているなら、コストパフォーマンスを重視し、家具や家電の新規購入はなるべく控えたほうが良いでしょう。

持ち込み可能な家具や家電を活用したり、知り合いから譲ってもらったりするなど、新規購入を避ける工夫が出費の抑制に有効です。

家具・家電付き物件を選べば、初期費用や引越し時の手間を大幅に削減できるので、ぜひ検討してみてください。

②自炊を心がけて外食の回数を減らす

単身赴任中は外食をする機会が増えがちですが、外食費は食費がかさむ大きな要因となるため、回数を減らすだけでも節約効果が期待できます。

昼食を弁当にする、自炊を1食から始めるなど、無理のない範囲で自炊に取り組むことを心がけましょう。

お米を炊いて惣菜を組み合わせるなど手軽な自炊スタイルも有効です。健康志向の冷凍食品や宅配サービスを活用すれば、自炊が苦手な方も継続しやすいでしょう。

レシピアプリや作り置きレシピを活用し、自炊のハードルを下げる工夫も効果的です。スーパーや個人商店の安価なお弁当を活用し、コンビニの利用は最小限に抑えましょう。

また、食材はまとめ買いや冷蔵庫チェックで無駄を減らし、計画的な買い物を心がけてみてください。

平均的な食費については、以下の記事で詳しく解説しています。

食費の平均はいくら?世帯人数や年収別の平均額、食費を抑える方法も解説

③通信費やサブスクリプションの見直しで節約する

単身赴任をする場合は、ご自身のスマートフォンの利用状況にあわせた料金プランの見直しや格安SIMへの乗り換え、インターネットの使用状況に合わせて自宅に回線を引くかどうかも検討しましょう。

自宅や勤務先のWi-Fiを活用し、スマートフォンのモバイル通信量を減らして通信制限や追加料金を回避するよう心がけると効果的です。

また、家族割引や、スマートフォンとインターネットのセット割引などを活用することで、トータルの通信費を抑えることができます。

スマートフォンのプラン変更や格安SIMへの乗り換えを検討する際は、不要のサブスクリプションサービスを解約し、無駄な出費を見直すことも忘れないようにしましょう。

④電気やガスの使い方を見直して光熱費を節約する

単身赴任をすることになった場合は、電気やガスの料金プランを見直し、割安な契約先やプランに切り替えることもおすすめです。

消費電力の大きい家電は使用時間を短縮し、省エネモードやタイマーを活用しながら、使っていない家電のコンセントを抜くなどして、待機電力をカットする工夫も大切です。

また、自宅で過ごす際はガスの使用量を調整し、余熱や追い焚き回数を減らすことでガスを効率的に使用することも心がけましょう。

電気やガスの節約については、以下の記事で詳しく解説しています。

ガス代節約方法22選!すぐできるキッチンやお風呂のガス代節約ポイントを紹介

電気代が安い時間がある料金プランはおトク?向いている世帯や注意点、節約方法を解説

まとめ

単身赴任とほぼ同等と考えられる一人暮らしの平均的な生活費は約14.6万円ですが、家賃や電気・ガスの使い方によって単身赴任中の生活費は大きく変動します。

自宅の電気料金を下げるには、電気の使い方はもちろんのこと、電力会社を変更して基本料金を節約する方法が効果的です。

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(※3)楽天ポイント進呈の基準となる金額は、電気料金とガス料金の税抜価格です。
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新井 智美(あらい ともみ)

1級FP技能士・CFP

2006年11月 卓越した専門性が求められる世界共通水準のFP資格であるCFP認定を受けると同時に、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士1級を取得。2017年10月 独立。主に個人を相手にお金に関する相談及び提案設計業務を行う。個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン住宅購入のアドバイス(、企業向け相談(補助金、助成金の申請アドバイス・各種申請業務代行)の他、資産運用など上記内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行う傍ら、執筆・監修業も手掛ける。