ガス代の平均額はいくら?

総務省の「家計調査(家計収支編)」(2024年)によると、ガス代の平均額は月額4,109円です。ただし、ガス代は世帯人数や季節、地域などによって大きく変わります。

まずはガス代の平均額を世帯人数別・季節別・地域別に見ていきましょう。

【世帯人数別】ガス代の平均額

一般的に、ガス代は世帯人数が増えるほど高くなる傾向があります。

世帯人数 ガス代(月額平均)
1人暮らし 3,056円
2人暮らし 4,497円
3人暮らし 5,121円
4人暮らし 5,015円
5人暮らし 4,284円
6人暮らし以上 4,551円

※出典:総務省「家計調査(家計収支編)」

1人暮らしと2人暮らしでは月1,500円程度の差があります。一方、3人以上の世帯では、世帯人数が増えてもガス代に大きな違いは見られないことが分かります。

【季節別】ガス代の平均額

ガス代の平均額を季節別に見ると、冬場のガス代が最も高いことが分かります。

時期 ガス代(月額平均)
2024年1~3月 5,420円
4~6月 4,537円
7~9月 2,978円
10~12月 3,275円

※出典:総務省「家計調査(家計収支編)」

冬場のガス代が高くなる主な原因として、ガスファンヒーターやガスストーブ、床暖房などの暖房機器を使用する機会が増えることが挙げられます。

また、給湯器の設定温度を上げたり、追い焚き機能を使用したりする頻度が増えることも、ガス代がかさむ要因のひとつです。

追い焚きの電気代については、以下の記事で詳しく解説しています。

追い焚きの電気代はいくら?お湯の入れ直しとの比較や節約方法を解説

【地域別】ガス代の平均額

次に、ガス代の平均額を地域別に紹介します。

地域 ガス代(月額平均)
北海道地方 4,499円
東北地方 3,691円
関東地方 4,370円
北陸地方 3,564円
東海地方 4,363円
近畿地方 4,377円
中国地方 3,296円
四国地方 3,530円
九州地方 3,431円
沖縄地方 3,735円

※出典:総務省「家計調査(家計収支編)」

地域別に見ると、北海道地方や関東地方、東海地方、近畿地方のガス代が高くなっています。

ただし、北海道地方や東北地方、北陸地方などの寒冷地では、ガスの代わりに灯油を多く使用しており、暖房にかかるコストはほかの地域よりも高くなる傾向があります。

ガス代の仕組み・計算方法

ガス代の負担を軽減するためには、毎月のガス代の算出方法を理解しておくことが重要です。

月々のガス代は、「基本料金」とガス使用量に応じた「従量料金」を合計して算出されます。

基本料金(円) + 従量料金(円/m³) × ガス使用量(m³)

たとえば、1カ月のガス使用量が30m³で、基本料金1,000円、従量料金160円/m³だった場合のガス代は、5,800円です。

1,000円 + 160円/m³ × 30m³ = 5,800円

従量料金はガス会社や地域などによって異なります。また、原料費調整制度が導入されているガス会社では、液化天然ガス(LNG)や液化石油ガス(LPG)の価格変動もガス代に反映されます(※1)。

(※1)原料費調整制度とは、原料費の変動に応じてガス料金を調整する制度です。

ガス代が高くなる原因

ガス代が高くなる原因

ガス代が高くなる主な原因は、以下のとおりです。

  • 家族の人数が多い
  • ガスファンヒーターや床暖房の使用頻度が高い
  • 追い焚き機能の使用頻度が高い
  • 燃料価格が高騰している

家族の人数が多いと、調理や洗い物の回数が増えることや、追い焚き機能を使う頻度が高くなることで、ガスの使用量が増えやすくなります。

特に冬場にガスファンヒーターやガスストーブ、床暖房などの暖房機器を多く使用すると、それに伴いガスの使用量が増え、ガス代が増加します。

加えて、燃料価格の高騰が「原料費調整額」としてガス代に反映されていることも要因のひとつです。

ガス代は「都市ガス」と「プロパンガス」でも異なる

一般家庭で使用するガスは、「都市ガス」と「プロパンガス(LPガス)」の2種類に分けられます。供給方法や対応地域、料金体系などに違いがあり、一般的にプロパンガスのほうがガス代は高くなる傾向があります。

項目 都市ガス プロパンガス
原料 天然ガスや液化天然ガス(LNG) 液化石油ガス(LPG)
供給方法 道路の下に埋設されたガス管を通じて供給される LPガスが入ったボンベを各家庭に配送する
対応地域 都市部などのインフラが整備された地域 都市ガスが整備されていない地域など
料金 比較的安定している ガス会社や契約条件により異なる
発熱量
(※)
約1万1,000Kcal/㎥ 2万4,000Kcal/㎥
(都市ガスの約2.2倍)

(※)ガスが燃えて発生する熱の量

都市ガスとプロパンガスの違いや見分け方を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

都市ガスとプロパンガスの違いとは?仕組みや料金、メリット・デメリットを解説

ガス代の節約術

ガス代は毎月必ず発生する固定費のひとつであり、家計への影響も小さくありません。ガス機器の使い方を見直してガスの使用量を減らすことで、毎月のガス代を節約しましょう。

この章では、家庭のなかでも特にガスの使用が多いお風呂とキッチンに着目し、節約のポイントを紹介します。

【お風呂】ガス代を節約する方法

お風呂では、以下のポイントを意識してガス代を節約しましょう。

  • お湯の設定温度を下げる
  • 追い焚き機能の使用を控える
  • 浴槽にフタをして保温する
  • シャワーを流しっぱなしにしない
  • 浴槽の湯量を減らす
  • 節水シャワーヘッドを使用する

1人暮らしの場合は、浴槽にお湯を溜める回数を減らすのもひとつの方法です。2人以上の世帯では、なるべく時間をあけずに入浴し、追い焚きの使用頻度を減らしましょう。

経済産業省によると、追い焚きを使用しない場合、2時間放置して4.5℃低下したお湯(200L)を1日1回追い焚きする場合と比べて、年間約6,190円の節約が可能です(※2)。

(※2)出典:経済産業省資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約」

【キッチン】ガス代を節約する方法

次に、キッチンで取り組めるガス代の節約方法を紹介します。

  • お湯の設定温度を下げる
  • 鍋やフライパンの底をよく拭いてから火にかける
  • 鍋底から火がはみ出さないように調整する
  • 電子レンジや圧力鍋を活用する
  • 蓋や落とし蓋をする
  • まとめて調理する

鍋やフライパンに水分がついたまま火にかけたり、鍋底から火がはみ出したりしていると、ガスの無駄な消費につながります。鍋やフライパンの底はよく拭き取り、火力は食材や調理内容に応じて調整しましょう。

また、家族の人数が多く、食事の時間が異なる家庭では、できるだけまとめて調理してコンロの使用を減らすことで、ガス代の節約につながります。

ガス代の節約方法について詳しくは、以下の記事でも紹介しています。

ガス代節約方法22選!すぐできるキッチンやお風呂のガス代節約ポイントを紹介

光熱費を節約するなら電力・ガス会社の見直しを検討しよう

電気は2016年、ガスは2017年にそれぞれ自由化が開始され、消費者が契約する会社やプランを自由に選択できるようになりました。

電力・ガス会社ごとに料金体系やサービス内容が異なるため、ライフスタイルに応じて見直すことで光熱費の節約が期待できます。

電気とガスをセット契約することで、ポイントが貯まりやすくなったり、割引を受けられたりすることがあります。そのため、電気とガスをあわせて見直すのもおすすめです。

見直しによって電気代やガス代がどれだけ変わるか知りたい方は、各電力・ガス会社が提供している料金シミュレーションを活用しましょう。

電気とガスのセット契約や電力自由化について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

電気とガスをまとめるのはデメリットがある?メリットとあわせて解説

電力自由化とは?目的やメリット・デメリット、電力会社の選び方を解説

まとめ

ガス代の平均額は月々4,000円程度ですが、世帯人数や季節、地域などによって大きく変動します。また、プロパンガスは都市ガスと比べてガス代が高くなりやすい傾向があります。

ご家庭で毎月どれくらいガス代がかかっているか、また、どのような要因で高くなっているのかを把握し、日々のちょっとした工夫を積み重ねることで、ガス代を無理なく節約できます。

また、電力・ガス会社やプランを見直すことで、ガス料金を継続的に節約できる可能性があります。見直しをお考えの方は、楽天でんき・楽天ガスをご検討ください。

楽天でんきでは、利用料金200円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まります。ガス(※3)とセットでご契約いただくと100円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まるため(※4)(※5)、さらにおトクです。貯まった楽天ポイントは、期間限定ポイントも含め電気料金の支払いに充当できます(※6)。

楽天でんきや楽天ガスのお申し込みはWEBで完結し、面倒な手続きなしで乗り換えできます。ぜひご検討ください。

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(※3)楽天ガスは都市ガス(東京ガス、東邦ガス、関電ガス)が提供対象エリアです。詳しくはガス対象エリアページをご確認ください。
(※4)楽天ポイント進呈の基準となる金額は、電気料金とガス料金の税抜価格です。
(※5)楽天ポイントの進呈対象は、クレジットカードでお支払いいただいた料金となります。コンビニ払込用紙でのお支払いではポイント進呈対象にはなりません。
(※6)貯まったポイントは50ポイント(50円相当)からご利用料金に充当できます。

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新井 智美(あらい ともみ)

1級FP技能士・CFP

2006年11月 卓越した専門性が求められる世界共通水準のFP資格であるCFP認定を受けると同時に、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士1級を取得。2017年10月 独立。主に個人を相手にお金に関する相談及び提案設計業務を行う。個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン住宅購入のアドバイス(、企業向け相談(補助金、助成金の申請アドバイス・各種申請業務代行)の他、資産運用など上記内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行う傍ら、執筆・監修業も手掛ける。