4人家族の水道光熱費の平均額は?

総務省の「家計調査(家計収支編)」(2024年)によると、4人家族の光熱費の平均額は月額2万4,593円でした。内訳を見ると、電気料金の負担が最も大きく、約半分を占めています。

区分 平均額
電気 1万2,805円
ガス 5,015円
水道 6,026円
その他光熱 747円

※出典:総務省「家計調査(家計収支編)」

4人家族の光熱費が世帯人数の少ない家庭と比べてどれくらい高いか、また4人家族の季節別・地域別の平均額を詳しく見ていきましょう。

なお、4人家族の生活費や食費について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

4人家族の生活費はいくら?子どもの年齢別の生活費や節約ポイントも解説

4人家族の食費の平均はいくら?理想の食費の計算方法や食費を抑えるコツも解説

【世帯人数別】水道光熱費の平均額

4人家族の光熱費の平均額(月額)は、1人家族や2人家族の世帯と比べて高めです。

世帯人数 電気 ガス 水道 その他光熱 合計
1人家族 6,756円 3,056円 2,282円 721円 1万2,816円
2人家族 1万878円 4,497円 4,248円 1,497円 2万1,120円
3人家族 1万2,651円 5,121円 5,358円 1,211円 2万4,340円
4人家族 1万2,805円 5,015円 6,026円 747円 2万4,593円
5人家族 1万4,413円 4,284円 6,846円 1,204円 2万6,746円
6人以上家族 1万6,995円 4,551円 8,409円 1,662円 3万1,619円
全体平均 1万27円 4,109円 4,032円 1,061円 1万9,228円

※出典:総務省「家計調査(家計収支編)」

一般的に、世帯人数が多くなるほど光熱費の負担も大きくなりますが、実は1人あたりの負担で見ると割安な傾向があります。

世帯人数が1人から2人に増えると光熱費が8,000円程度高くなるのに対し、2人から3人では約3,000円の増加にとどまり、3人と4人ではほとんど差が見られません。

【季節別】4人家族の水道光熱費の平均額

光熱費は季節によって変動します。以下の表は、4人家族の光熱費の平均額(月額)を季節別にまとめたものです。

時期 電気 ガス 水道 ほかの光熱 合計
2024年1~3月 1万4,092円 6,678円 5,861円 1,499円 2万8,130円
4~6月 1万1,850円 5,813円 6,257円 465円 2万4,385円
7~9月 1万2,997円 3,604円 5,941円 146円 2万2,688円
10~12月 1万2,283円 3,964円 6,047円 877円 2万3,170円

※出典:総務省「家計調査(家計収支編)」

冬は1年の中でも光熱費の負担が特に大きくなる季節です。気温と室内の温度差が大きいため、暖房機器の消費電力が増え、光熱費が高くなる傾向があります。また、湯船に浸かる機会が増えたり、照明をつける時間が長くなったりすることも要因のひとつです。

【地域別】水道光熱費の平均額

次に、光熱費の平均額(月額)を地域別に紹介します。なお、以下の結果は2人以上の勤労者世帯の平均であり、4人家族以外の世帯も含まれています。

地域 電気 ガス 水道 ほかの光熱 合計
北海道地方 1万2,985円 5,794円 5,223円 5,664円 2万9,666円
東北地方 1万4,795円 3,824円 6,840円 2,920円 2万8,380円
関東地方 1万1,656円 5,082円 5,231円 494円 2万2,463円
北陸地方 1万5,621円 3,968円 5,956円 1,583円 2万7,128円
東海地方 1万1,762円 4,911円 5,027円 574円 2万2,274円
近畿地方 1万694円 4,903円 4,946円 384円 2万927円
中国地方 1万3,563円 3,515円 5,544円 590円 2万3,212円
四国地方 1万2,471円 3,297円 4,228円 672円 2万668円
九州地方 1万249円 3,715円 4,869円 443円 1万9,277円
沖縄地方 1万2,318円 4,988円 4,226円 352円 2万1,883円

※出典:総務省「家計調査(家計収支編)」

北海道地方や東北地方、北陸地方などの寒冷地は暖房機器の使用が増えやすいため、ほかの地域と比べて光熱費が高めです。特に北海道では、冬の暖房に灯油が使われることが多く、光熱費の負担が大きい傾向があります。

4人家族の水道光熱費が高くなる主な原因

4人家族の水道光熱費が高くなる主な原因

4人家族で光熱費の負担が大きいと感じる方は、以下のような原因がないか確認してみましょう。

  • 一戸建てや部屋数の多い家に住んでいる
  • 家族ごとにライフスタイルが異なる
  • 古い電化製品を長期間使っている

一戸建てや部屋数の多い家に住んでいる

家の面積が広い、あるいは部屋数が多いほど、電気料金がかさみやすくなります。その主な理由は以下のとおりです。

  • 電化製品を設置する箇所が増える
  • 照明を使う場所が多くなる
  • 冷暖房効率が下がる

部屋数が多いと、エアコンや空気清浄機、テレビ、サーキュレーターなどの電化製品を設置する箇所が増えます。設置する電化製品が多いほど使用頻度や待機電力(電化製品を使用していない状態で消費される電力)が増えやすく、電気料金が高くなる要因となるでしょう。

また、部屋が広い家や天井が高い家では、快適な室温を維持するためにより多くの電力を消費し、冷暖房機器の電気使用量が増えやすくなります。特に、木造の一戸建てはマンションと比べて断熱性が低く、冷暖房の効率が下がりやすい傾向があります。

家族ごとにライフスタイルが異なる

4人家族のように世帯人数が多い家庭では、家族それぞれのライフスタイルが異なることも少なくありません。

生活リズムや在宅している時間がばらばらだと、電気やガス、水道を使用する時間が分散しやすくなり、光熱費が高くなる傾向があります。たとえば、夫は仕事で夜遅くに帰宅し、妻はリモートワークで1日中在宅しているなどのケースが考えられます。

家族ごとのライフスタイルの違いによって生じやすい主な影響は、以下のとおりです。

  • エアコンや照明を使う時間が長くなる
  • 調理や食器洗いの回数が増える
  • 冷蔵庫の開閉頻度が多くなる
  • 追い焚き機能の使用頻度が増える

また、同じ時間に在宅していても、各自が別々の部屋で過ごしていると、結果的に光熱費がかさむ原因となります。

古い電化製品を長期間使っている

古い電化製品は、近年のものと比べてエネルギー効率が低く、電気料金がかさみやすい傾向があります。また、電化製品を長く使うと、フィルターの目詰まりや部品の劣化などによって徐々にエネルギー効率が低下し、結果的に光熱費が上がる原因になります。

経年劣化により発火やケガにつながったり、部品の保有期間が終了して故障時に修理できなくなったりする可能性もあるため、適切な時期に買い替えることが大切です。

買い替え時期の目安は、電化製品によって異なります。たとえば、エアコンや冷蔵庫の一般的な寿命は10年程度とされています。

オール電化とガス併用はどちらの光熱費がおトク?

オール電化の家庭は、ガス併用の家庭と比べて電気料金が高くなる傾向があります。ただし、ガス併用の家庭では毎月電気とガスの両方で基本料金がかかるのに対し、オール電化の家庭ではガスの基本料金が不要です。

また、オール電化住宅の電気料金は、使用している機器などによっても大きく変わります。そのため、オール電化とガス併用のどちらが光熱費を抑えられるかは、一概には言えません。

オール電化住宅で電気料金を節約するポイントについて詳しくは、以下の記事で紹介しています。

オール電化住宅はデメリットが多い?おトク?メリットや電気料金を節約するポイントを解説

4人家族の電気料金を節約する方法

4人家族の電気料金を節約する方法

光熱費は、家計の支出のうち、毎月必ず発生する固定費のひとつです。中でも電気料金は割合が高く、家計への影響も大きくなります。

電化製品の使い方などを見直して電気料金を削減できれば、家計にゆとりが生まれ、貯蓄やほかの支出に回しやすくなるでしょう。

以下のポイントを押さえ、無理なく節約を目指しましょう。

  1. 電化製品の使い方を見直す
  2. 省エネ家電に買い替える
  3. 電力会社や契約プランを見直す

1 電化製品の使い方を見直す

すぐにはじめられる節約方法として、電化製品の使い方を見直すことが挙げられます。

家族それぞれが別々の部屋で過ごしている場合は、なるべく同じ部屋で過ごす時間を増やし、テレビや照明、冷暖房機器などの使用時間を短縮しましょう。

また、世帯人数が多い家では、同じ種類の電化製品を複数設置しているケースも多く、待機電力の消費が大きくなる傾向があります。使わない電化製品はこまめに電源を切り、長時間使わないときは電源プラグを抜くことを心がけましょう。

以下の記事では、家庭の中で最も電力消費量が多いエアコンの節約方法を紹介しています。併せてご覧ください。

エアコンの節約方法8選!電気料金の仕組みを理解して効率良く抑えよう

2 省エネ家電に買い替える

電化製品を長期間使っている方は、最新の省エネ家電に買い替えることを検討しましょう。

近年の電化製品は、省エネ性能が大幅に向上していて、たとえばエアコンは10年前のものと比べて約15%の省エネが可能です(※1)。

一時的な出費となりますが、長い目で見るとコストを抑えられる可能性があります。一定の条件を満たすことで買い替え時の費用を補助する事業を行っている自治体もあるため、お住まいの自治体ホームページなどで確認すると良いでしょう。

また、買い替えの際は、エアコンや冷蔵庫など、消費電力が大きく使用頻度が高いものから優先的に検討するのがおすすめです。

(※1)出典:経済産業省資源エネルギー庁「機器の買換で省エネ節約」

3 電力会社や契約プランを見直す

電気は水道とは異なり、契約する会社や契約プランを自由に選択できます。たとえば、3人家族から4人家族に増えた、リモートワークになり生活リズムが変わったなどの変化に応じて電力会社や契約プランを見直すことで、電気料金の節約につながる可能性があります。

時間帯によって電気料金が変わるプランや基本料金がかからないプラン、他サービスとのセット割、電気料金の支払いでポイントが貯まるサービスなど、電力会社によって料金体系やサービス内容は様々です。

多様な電力会社・契約プランのなかから、ご自身の家庭にあったものを選択しましょう。

電気代の料金プランについて詳しくは、以下の記事で紹介しています。

電気代が安い時間がある料金プランはおトク?向いている世帯や注意点、節約方法を解説

4人家族のガス料金を節約する方法

世帯人数の多い家庭では、お湯や火を使う頻度が増えるため、ガス料金の負担が大きくなりやすい傾向があります。家庭内でガス使用量の多いお風呂やキッチンでの使い方を見直し、ガス料金の負担を抑えましょう。

  1. お風呂でのガスの使い方を見直す
  2. キッチンでのガスの使い方を見直す
  3. ガス会社や契約内容を見直す

1 お風呂でのガスの使い方を見直す

お風呂で実践できるガスの主な節約術は、以下のとおりです。

  • お湯をためるときの設定温度を下げる
  • 湯量を少なくする
  • 追い焚き機能の使用頻度を減らす
  • 浴槽にフタをする

4人の入浴時間がばらばらだと、追い焚き機能の使用頻度が増える原因となります。時間を合わせられる場合は、なるべく連続して入浴することでガス料金の節約につながります。

入浴の間隔が空く場合は、浴槽にフタをするなどしてお湯の温度低下を防ぎましょう。

2 キッチンでのガスの使い方を見直す

キッチンでは、以下の点を意識することで、ガス料金を節約できます。

  • 鍋底から火がはみ出さないように火力を調整する
  • 鍋底の水滴を拭いてから火にかける
  • 給湯器の温度を下げる
  • 電子レンジで下ごしらえを行う
  • 圧力鍋を活用する
  • 余熱調理を行う

4人家族では、食事の時間がばらばらになりがちです。調理の回数が増えることで、ガスの使用時間が長くなりやすく、ガス料金がかさむ原因となります。

ガス料金を節約するためには、まとめて調理して冷凍保存するなど、調理回数を減らす工夫が効果的です。

3 ガス会社や契約内容を見直す

ガスは電気と同様に、消費者が契約する会社を自由に選択できます。

ガス会社によっては、電気とのセット契約で割引が受けられたり、ポイントが貯まりやすくなったりするサービスを提供している場合があり、電気と併せて見直すことで、毎月の家計にゆとりが生まれる可能性があります。

電気とガスをまとめることで、支払先を一本化でき、光熱費の管理がしやすくなる点もメリットです。

4 4人家族の水道料金を節約する方法

水道は、契約先を自由に選択することはできませんが、使い方の見直しで節約が可能です。主な節水方法を紹介します。

キッチン
  • 食器洗いの際はまとめてすすぐ
  • 汚れが目立つ食器は拭き取ってから洗う
お風呂
  • こまめにシャワーを止める
  • 節水シャワーヘッドを使う
  • シャワーで体を温めるのではなく浴槽にお湯をためる
  • 浴槽の湯量を減らす
洗濯
  • 洗濯物をまとめ洗いする
  • 節水型の洗濯機に買い替える
トイレ
  • 大小レバーを使い分ける

世帯人数が多い家庭では、少しの工夫でも大きな節水効果が期待できます。一人ひとりが水の使用を意識することが、4人家族の水道料金を節約するポイントです。

なお、水道料金の平均について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

水道代は平均いくら?計算方法や用途別の節約ポイントも解説

まとめ

4人家族の光熱費は、月額平均24,593円です。ただし、季節や地域、電気・ガス・水道の使用状況などによって金額は大きく変動します。

特に、広い家に住んでいる場合や、家族それぞれのライフスタイルが異なる家庭では、光熱費がかさみやすい傾向があります。

電気やガス、水道は、日々の使い方を見直すことで節約が可能です。さらに、電気とガスは、契約する会社やプランの見直しによって光熱費の負担を継続的に節約できる可能性があります。

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この記事を監修した人
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新井 智美(あらい ともみ)

1級FP技能士・CFP

2006年11月 卓越した専門性が求められる世界共通水準のFP資格であるCFP認定を受けると同時に、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士1級を取得。2017年10月 独立。主に個人を相手にお金に関する相談及び提案設計業務を行う。個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン住宅購入のアドバイス(、企業向け相談(補助金、助成金の申請アドバイス・各種申請業務代行)の他、資産運用など上記内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行う傍ら、執筆・監修業も手掛ける。