二人暮らしの食費の平均額

総務省「家計調査(家計収支編)」(2024年)によると、二人暮らしの食費は月平均7万5,254円でした(※1)。また、同世帯の生活費(消費支出)は月平均30万5,523円であり、食費はその約25%を占めています。

食費は地域や家計の収入状況によっても変わりますが、平均額を大きく上回っている場合は、見直すことで節約につながるでしょう。

食費の平均について詳しくは、以下の記事でも紹介しています。

食費の平均はいくら?世帯人数や年収別の平均額、食費を抑える方法も解説

(※1)二人暮らしのうち、世帯主が60歳未満の勤労者世帯の平均値です。

引越し費用が安い時期は通常期の5月から2月

引越し費用が安い時期は、5月から2月です。この時期は通常期と呼ばれており、引越しが集中しないため、繁忙期に比べると費用を安く抑えられます。

大手引越し事業者6者へのヒアリングでは、通常期(5月から2月)の各月の引越し件数はいずれも15万件程度で、大差がないことがわかります。

引越し費用をできるだけ安く済ませたい場合は、5月から2月の間で検討するのがおすすめです。

二人暮らしの食費の内訳

総務省によると、二人暮らしの食費の内訳は以下のとおりです(※2)(※3)。

項目 平均額
穀類(米やパンなど) 5,490円
魚介類 3,831円
肉類 5,982円
乳卵類 2,919円
野菜・海藻 6,768円
果物 1,958円
油脂・調味料 3,207円
菓子類 6,315円
調理食品 1万1,180円
飲料 5,285円
酒類 3,848円
外食 1万8,470円
合計 7万5,254円

(※2)出典:総務省「家計調査(家計収支編)」(2024年)

内訳を見ると、調理食品(弁当や総菜などの調理済み食品)や外食費の割合が高く、食費を押し上げる要因となっています。上記の調査では、調理食品と外食費で食費の約40%を占める結果となりました。

(※3)二人暮らしのうち、世帯主が60歳未満の勤労者世帯の平均値です。

二人暮らしの食費は手取り収入の何割が目安?

一般的に、食費の理想的な割合は、手取り収入の15~20%程度とされています。

食費の割合が大きすぎると家計を圧迫する要因となる一方で、節約を意識しすぎると栄養バランスが崩れる可能性があります。

適切な割合は地域やライフスタイル、家計の状況などによっても異なるため、上記はあくまで目安として捉えましょう。

二人暮らしの食費を節約するポイント

食費の節約方法は、予算管理の仕方や買い物の工夫、支払方法など多岐にわたります。複数の方法を組み合わせて、無理のない範囲で取り組みましょう。主なポイントは以下のとおりです。

  1. 1日や1週間で予算を区切って管理する
  2. 自炊中心の生活に変えて外食を減らす
  3. コンビニの利用頻度を減らす
  4. 水筒を持参する
  5. 食材をまとめ買いする
  6. 安い食材や調理の負担が少ない食材を取り入れる
  7. 特売情報やクーポンをチェックする
  8. キャッシュレス決済で支払う
  9. ふるさと納税を活用する

また、二人で話し合う機会を設けたり、役割分担を決めたりすると、節約意識も高まります。

①1日や1週間で予算を区切って管理する

食費などの変動費は、1カ月の予算を設定してその範囲内でやりくりすれば、使いすぎを防げるほか、節約への意識も高まります。

特に食費は変動が大きく、計画的に使うのが難しいため、1週間や1日単位など、より細かく区切って予算を立てるのが効果的です。たとえば、食費の予算が月4万5,000円なら、1日あたりの予算は約1,500円となります。

また、お米や調味料の予算を分けて管理したり、自炊と外食の費用を別々に把握したりすると、予算を無理なく守れます。

②自炊中心の生活に変えて外食を減らす

二人暮らしの食費のうち、約4割は弁当や総菜などの調理済み食品や外食費が占めています。なるべく自炊中心の生活を心がけ、食費の負担を減らしましょう。

たとえば、1週間分の献立をあらかじめ考えておくと、食事の準備が楽になり、外食を控えやすくなります。また、週末に作り置きしておくのも効果的です。

ただし、「毎食自炊にしなければ」と気負いすぎると、ストレスを感じて挫折しやすくなります。「平日は自炊して週末は外食する」「残業した日は総菜を活用する」など、二人でルールを決めて、無理なく続けることが大切です。

③コンビニの利用頻度を減らす

コンビニは品揃えの豊富さや手軽さが魅力ですが、その反面、スーパーよりも割高で、食費がかさむ要因となります。

コンビニに立ち寄る回数が増えると、必要のないものまで衝動買いしてしまう機会も増えるため、普段からよく利用する方は、意識的に頻度を減らすことが大切です。

④水筒を持参する

毎日ペットボトル飲料や缶コーヒーを購入している方は、水筒を持ち歩く習慣をつけましょう。

1回あたりの金額は小さいものの、積み重なると大きな出費になります。少額なため管理が難しく、使途不明金(何に使ったか分からない支出)にもなりやすい傾向があります。

水筒を持ち歩けばば、飲み物を購入する機会が減るだけでなく、カフェなどでマイボトル持参による割引を受けられる場合もあります。

⑤食材をまとめ買いする

特売日にスーパーで食材をまとめ買いして、冷凍保存しておくのも効果的です。買い物の回数が減るため、ついで買いのリスクも減らせます。

ただし、必ずしもまとめ買いが節約につながるとは限りません。食材を使い切れなければ、かえって食費がかさむ要因となるため、使い切りレシピを調べて取り入れる、カットした食材を冷凍保存するなどの工夫をしましょう。

また、買い物の際には何が必要かを確認し、余分なものまで買ってしまわないよう気をつけることも大切です。

⑥安い食材や調理の負担が少ない食材を取り入れる

近年は食材の価格が高騰しているため、安価な食材をうまく取り入れる工夫が欠かせません。

もやしや豆腐など、年間を通して価格が比較的手頃なものや、旬の食材を積極的に活用しましょう。旬の食材は、食費の節約だけでなく、栄養バランスの向上や食生活の充実にもつながります。

また、調理のしやすさにも注目すると、節約や自炊を無理なく続けやすくなります。たとえば、きのこや冷凍野菜、納豆、ツナ缶・鯖缶などは調理が手軽なうえに幅広い料理に使えるため、使い切りやすく便利です。

⑦特売情報やクーポンをチェックする

スーパーの特売日や割引が始まる時間帯を把握しておけば、食費の節約につながります。買い物するスーパーをある程度決めておき、アプリやチラシなどで特売情報やクーポンをチェックしましょう。

ただし、クーポンには「○円以上」などの条件が設けられている場合もあります。安価でも必要のないものまで購入しないように、あらかじめリストアップするなどの対策を行うことが大切です。

⑧キャッシュレス決済で支払う

スーパーを利用する際、クレジットカードやコード決済などのキャッシュレス決済で支払えば、日々の買い物でポイントが貯まるため、現金払いよりもおトクです。

キャンペーンが開催されている場合、通常より多くポイントが進呈されたり、キャッシュバックが受けられたりすることもあるため、積極的に活用すると良いでしょう。

また、スーパーによっては、ポイントカードの提示とキャッシュレス決済によるポイントを二重で獲得できる場合もあります。

ただし、キャッシュレス決済での支払いは、実際に使った金額を把握しづらいため、使いすぎてしまうおそれもあります。利用履歴がオンラインで確認できる場合は、こまめにチェックすると良いでしょう。

⑨ふるさと納税を活用する

ふるさと納税とは、応援したい自治体に寄付を行った場合に、寄付額のうち2,000円を超える部分が所得税や住民税から控除される制度です。なお、控除額には上限があるため、事前に限度額を確認しておきましょう。

ふるさと納税を行うと返礼品を受け取れるため、実質2,000円でお米やお肉、魚などが入手でき、食費の負担を軽減できます。

共働きの二人それぞれがふるさと納税をすれば、合計4,000円の負担で二人分の返礼品を受け取ることが可能です。

二人暮らしで食費の節約を無理なく続けるコツ

二人暮らしで食費の節約を無理なく続けるコツ

食費は生活費のなかでも、毎日の生活や満足度に大きくかかわる支出です。

「節約しないと」と頑張りすぎると、意見がぶつかったり、すれ違いが生じたりする可能性があります。そのため、二人の考え方やライフスタイルにあった方法で無理なく続けることが大切です。

また、節約を長続きさせるために、以下のポイントを押さえましょう。

  • 共通の目標を決める
  • 家計簿アプリで家計を共有する

共通の目標を決める

節約の目的や共通の目標を決めて共有しておくと、二人が同じ方向を向いて協力しやすくなります。「10万円貯めて○月に旅行へ行こう」「来年に向けて引越し資金を貯めたい」などと、具体的な目標を設定するのがおすすめです。

目的や目標がはっきりしていれば、モチベーションを維持しやすく、楽しく節約に取り組めるでしょう。

家計簿アプリで家計を共有する

家計簿アプリを活用すれば、食費や日用品、固定費などの支出を項目ごとに自動で集計・グラフ化してくれるため、「食費にどれくらい使っているか」「ほかにどんな支出が多いのか」などをひと目で把握できます。

また、二人でアプリを共有することで、ムダな支出を防ぎやすくなるほか、節約への意識も高まります。お互いが無理なく続けられるように、どこまで共有するか、誰が入力・管理するかなど、あらかじめルールを決めておきましょう。

二人暮らしの生活費を節約するために食費以外も見直しを

一般的に、食費は変動費(毎月支出が変わる支出)のなかで最も割合が大きい支出のひとつです。大きな節約効果が得られやすい一方で、無理に削ろうとすると、健康を損ねたりストレスの原因になったりして、かえって負担が増える場合もあります。

二人暮らしの生活費を抑えたい場合は、生活費のうち固定費(定期的に発生し、金額がある程度一定の支出)を見直すことにも目を向けましょう。この章では、固定費のうち、家賃・通信費・光熱費を節約するコツを紹介します。

夫婦二人暮らしの生活費について詳しくは、以下の記事でも紹介しています。

夫婦二人暮らしの生活費の平均は?収入別のシミュレーションや効果的な節約方法を紹介

家賃

家賃は、固定費のなかで最も大きな割合を占めるため、見直しによって大きな節約効果が期待できる項目です。

駅からの距離や築年数など、優先順位を見直すことで、今よりも家賃の安い物件が見つかる可能性があります。引越しを検討する場合は、なるべく現在住んでいる物件の更新時期にあわせて計画しましょう。

また、入居にかかる初期費用や引越し費用も含めて、予算をしっかりと立てることが大切です。

通信費

通信費には、主にスマートフォンの利用料金やインターネットに接続するための料金(光回線やモバイルWi-Fiなど)が含まれます。

現在のデータ使用量にあっているかを確認し、不要なオプションがついている場合は解約しましょう。

また、通信会社の乗り換えによって料金が安くなる場合もあるため、複数のプランを比較・検討することが大切です。加えて、スマートフォンとインターネットのセット割引や家族割を活用するのも効果的です。

光熱費

電気とガスは、料金プランや契約先を自由に選択できます。定期的に見直しを行えば、より安価で現在のライフスタイルにあったプランを選びやすくなります。

時間帯によって料金単価が変わるプランや、電気・ガス料金の支払いでポイントが貯まるサービスなど、各社が様々なプランを提供しているため、比較・検討して選びましょう。

また、日々の電気やガスの使い方を見直すことも大切です。使わない電化製品の電源をこまめに切る、お風呂の設定温度を下げるなど、工夫次第で光熱費の節約につながります。

二人暮らしの光熱費について詳しくは、以下の記事でも紹介しています。

同棲や夫婦二人暮らしの光熱費はいくら?電気代・ガス代・水道代の平均や節約法を紹介

まとめ

二人暮らしの食費は、月平均7万5,254円です。ただし、家計の状況やライフスタイル、地域などによっても差があります。

食費のなかでは、調理済みの食品や外食費の割合が高い傾向にあり、これらを自炊に置き換えるだけでも節約効果が期待できます。二人でよく話し合い、無理のない範囲で楽しく食費の節約に取り組みましょう。

また、家賃や通信費、光熱費などの固定費は、一度見直すことで継続的に節約につながります。

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この記事を監修した人
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新井 智美(あらい ともみ)

ファイナンシャルプランナー。2006年11月 卓越した専門性が求められる世界共通水準のFP資格であるCFP認定を受けると同時に、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士1級を取得。2017年10月 独立。主に個人を相手にお金に関する相談及び提案設計業務を行う。個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン住宅購入のアドバイス)の他、資産運用など上記内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行う傍ら、執筆・監修業も手掛ける。これまでの執筆・監修実績は3,000本以上。