こたつのヒーターの種類

こたつを暖めるヒーターにはいくつかの種類があり、暖かくなるまでの時間や消費電力などに違いがあります。主な種類は以下の3つです。

  • ハロゲンヒーター
  • フラットカーボンヒーター
  • 石英管ヒーター

ハロゲンヒーターは明るいオレンジ色の光を発するヒーターです。寿命が比較的長く、短時間で暖かさを感じられる点が特徴ですが、ほかのヒーターと比べて消費電力が高い傾向があります。

フラットカーボンヒーターは、カーボン(炭素繊維)を発熱体とするヒーターです。広い範囲をムラなく暖められ、消費電力が比較的少ない一方で、暖かくなるまでに時間がかかる傾向があります。

石英管ヒーターは、遠赤外線を多く放出するヒーターです。体の芯まで暖まる点が特徴ですが、暖かくなるまでの時間がやや長く、寿命が短い傾向があります。

こたつの電気代はいくら?

こたつは、電気代が比較的安い暖房器具です。電気代は以下の式で計算できます。

消費電力(kW)×使用時間(h)×電気代(円/kWh)

電気代は契約のプランによって異なるため、契約している電力会社のマイページなどを確認しましょう。

また、消費電力はこたつによって異なりますが、一般的な目安は90~600W程度です。

たとえば、こたつの消費電力を90W・300W・600Wとして試算すると、電気代(※1)の目安は次のように求められます。

消費電力 1時間あたりの電気代 1日(8時間で試算)あたりの電気代 1カ月(8時間×30日間)あたりの電気代
90W 約3.32円 約26.53円 約795.9円
300W 約11.06円 約88.44円 約2,653.2円
600W 約22.11円 約176.88円 約5,306.4円

(※1)電気代は36.85円/kWhとして試算しています。

ただし、消費電力が最大600Wのこたつでも、常に600W消費するわけではないため、実際の電気代はさらに安くなる可能性もあります。

1kWhあたりの電気代について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

1kWhあたりの電気代はいくら?電気代の内訳や節電方法を解説

こたつはほかの暖房器具よりも電気代が安い?

多くのエネルギーを消費する冬場は、年間を通して最も電気代がかさみやすい時期です。そのため、こたつの電気代がエアコンなどの暖房器具と比べて安いのか気になる方も多いかもしれません。

こたつは、ほかの暖房器具と比べて電気代が安い傾向があります。以下は1時間あたりの電気代の目安です。

暖房器具 1時間あたりの電気代(目安)
こたつ 約3.32~約22.11円
エアコン 約21.12~約37.62円
ホットカーペット 約7.37~約18.43円
電気毛布 約1.47~約2.76円
電気ストーブ 約11.06~約33.17円

上記のうち、代表的な暖房器具であるエアコンと、こたつと同様に足元を暖めるホットカーペットの電気代をもう少し詳しく見てみましょう。

電気ストーブの電気代について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

電気ストーブの電気代はいくら?ほかの暖房器具との比較結果や節約方法を解説

こたつとエアコンの電気代を比較

エアコンの消費電力を573W(8畳向け)・793W(10畳向け)・1,021W(12畳向け)として試算すると、電気代(※2)の目安は以下のとおりです。

消費電力 1時間あたりの電気代 1日(8時間で試算)あたりの電気代 1カ月(8時間×30日間)あたりの電気代
573W 約21.12円 約168.92円 約5,067.6円
793W 約29.22円 約233.78円 約7,013.4円
1,021W 約37.62円 約300.99円 約9,029.7円

(※2)電気代は36.85円/kWhとして試算しています。

一般的に、エアコンの電気代はこたつと比べて高い傾向があります。ただし、エアコンは部屋全体を暖めるのに適した暖房器具であり、こたつとは用途が異なります。そのため、目的や暖めたい範囲に応じて使い分けると良いでしょう。

エアコンの暖房にかかる電気代について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

エアコンの暖房にかかる電気代は?ほかの暖房器具との比較や節約方法を紹介

こたつとホットカーペットの電気代を比較

ホットカーペットは、こたつと同様に、部屋全体ではなく足元などを効率良く暖める暖房器具です。

ホットカーペットの消費電力を200W(1畳用)・500W(2畳用)とした場合、電気代(※3)の目安は次のように試算できます。

消費電力 1時間あたりの電気代 1日(8時間で試算)あたりの電気代 1カ月(8時間×30日間)あたりの電気代
200W 約7.37円 約58.96円 約1,768.8円
500W 約18.43円 約147.4円 約4,422円

(※3)電気代は36.85円/kWhとして試算しています。

こたつとホットカーペットはどちらも足元を暖めるのに効果的ですが、一般的に電気代はホットカーペットのほうが高くなる傾向があります。ただし、製品や使用状況などによって異なるため、一概には言えません。

また、ホットカーペットも常にフルパワーで稼働するわけではないため、実際の電気代はもう少し安くなる可能性もあります。

ホットカーペットの電気代について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

ホットカーペットの電気代はいくら?メリットやデメリット、効果的な節約方法を解説

こたつとエアコンはどう使い分ける?

こたつとエアコンは暖房の仕組みや用途が異なるため、シーンに応じて使い分けることで効率良く暖められます。

こたつが適しているシーン
  • 足元を暖めたい場合
  • 特定の場所に座って過ごしたい場合
  • 部屋全体を暖める必要がない場合
エアコンが適しているシーン
  • 部屋全体を暖めたい場合
  • 部屋にいる人数が多い場合
  • 部屋で長時間過ごすが、こたつだけでは寒い場合

たとえば、少人数でテレビを見たり作業をしたりするときは、部屋全体を暖める必要がないため、こたつを使うのが適しています。

一方で、友人を複数人招く場合や、広い部屋に家族が集まってそれぞれの時間を過ごす場合は、エアコンを使うと部屋全体を効率良く暖められるでしょう。

こたつとエアコンを併用するメリット

こたつとエアコンは、用途に応じて使い分けることが基本ですが、併用するのも効果的です。

たとえば、エアコンで部屋全体を暖めつつ、こたつで足元をじんわり暖めると、エアコンの設定温度を下げても快適に過ごせます。

エアコンは暖房器具の中でも消費電力が大きいため、こたつを併用して設定温度を1℃下げるだけでも、暖かさを保ちながら節約効果を期待できます。

こたつの電気代を節約する方法

こたつの電気代を節約する方法

こたつは消費電力が比較的低い暖房器具ですが、強運転で長時間使用すると、電気代が高くなる場合もあります。使い方を工夫して、電気代の節約につなげましょう。

  1. 設定温度を下げる
  2. 体感温度を上げる
  3. こたつのサイズにあった掛け布団を使用する
  4. 省エネ機能を活用する
  5. 床に厚手のラグや断熱シートを敷く
  6. 窓の断熱対策を行う
  7. 電力会社やプランを見直す

①設定温度を下げる

こたつは足元を直接暖め、布団で熱を閉じ込める仕組みであるため、設定温度を低めにしても暖かさを感じやすい点が特徴です。設定温度を「強」から「中」や「弱」に下げれば、消費電力を抑えられ、節電につながります。

経済産業省によると、温度調節を「強」から「中」に下げた場合(1日5時間使用)、年間約1,520円の節約が可能です(※4)。

(※4)出典:経済産業省 資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約

②体感温度を上げる

設定温度を下げて寒く感じるときは、体感温度を上げる工夫をしましょう。

こたつは腰から下を穏やかに暖める仕組みのため、上着を1枚多く着込むなどして上半身を暖めると、低めの温度でも快適に過ごしやすくなります。

さらに、ひざ掛けを併用したり、暖かいインナーを着込んだりするのも効果的です。

③こたつのサイズにあった掛け布団を使用する

掛け布団は、こたつテーブルに対して余裕のあるサイズのものを使用しましょう。掛け布団が小さいと、隙間から熱が逃げて暖房効率が低下する原因となります。

一般的に、こたつテーブルの幅・奥行きに対して、それぞれ合計で110~130cm程度を加えたサイズのものが望ましいとされています。サイズ選びが難しい場合は、テーブルと布団がセットになったものを選ぶと安心です。

また、厚手の掛け布団や保温性に優れた素材を選べば、暖かさを感じやすくなります。

④省エネ機能を活用する

タイマー機能や人感センサーなどの省エネ機能を活用し、電気代の節約につなげましょう。

タイマー機能 一定時間が経過すると自動で電源が切れる機能
人感センサー 人の動きを検知して自動でオン・オフを切り替えてくれる機能

タイマーを設定すれば、消し忘れによる電気の無駄遣いを防げます。また、人感センサー付きであれば、自動で運転を切り替えてくれるため、こまめに電源を操作しなくても余分な電力の消費を抑えられます。

⑤床に厚手のラグや断熱シートを敷く

厚手のラグや断熱シートを敷いて床からの冷気を防ぎ、暖房効果を高めましょう。床が冷たいと、こたつの熱が下に逃げてしまい、暖かさを感じにくくなってしまいます。

また、こたつ布団に上掛けを併用したり、クッションを敷いたりするのも効果的です。

⑥窓の断熱対策を行う

窓は、部屋のなかで最も熱が逃げやすい場所のひとつです。床からの冷気を防ぐとともに、窓の断熱対策も行いましょう。

  • 断熱シートを貼る
  • 厚手のカーテンを使う
  • 窓のサイズにあったカーテンを使う
  • 隙間テープで風を防ぐ など

こうした対策を行えば、こたつの設定温度を低めにしても快適に過ごしやすくなります。

⑦電力会社やプランを見直す

使い方の工夫や部屋の断熱対策によって一定の節約効果が見込めますが、さらに電気代を抑えたい場合は、電力会社・プランを見直すのが効果的です。

時間帯に応じて電気代が変動するプランや、基本料金が0円のプラン、セット割引やポイントの進呈など、各電力会社が様々なサービスを提供しています。そのため、ライフスタイルや使用状況に応じたプランを選べば、電気代を継続的に節約できる可能性があります。

電力会社やプランの乗り換えには、原則として立ち会いが不要で、ウェブなどで手続きが行えるため、手間もかかりません。各電力会社の料金シミュレーションなどを利用し、ご自身にあったプランを選びましょう。

電力会社や電気プランの乗り換えについて詳しくは、以下の記事で紹介しています。

電力会社や電気プランは乗り換えできる?電気料金は変わる?選び方や注意点を解説

こたつのメリット

こたつには、省エネ性能が高い点に加えて、主に以下のメリットがあります。

  • 手足を直接暖められる
  • 部屋の空気が乾燥しにくい
  • 空気を汚しにくい

手足は体の中でも特に冷えやすく、冷え性の方にとっては寒さを感じる大きな原因となります。こたつを使えば、手足を直接暖められるため、寒さが厳しい日でも快適に過ごしやすくなります。

また、エアコンやストーブと比べて、部屋の空気が乾燥しにくい点もメリットのひとつです。さらに電気で暖めるため、二酸化炭素を排出せず、部屋の空気を汚しません。換気の手間が少なく、安全性の高い暖房器具と言えます。

こたつのデメリット

一方で、こたつには以下のデメリットが存在します。

  • 場所を取る
  • こたつから離れられなくなる

こたつは、テーブルや布団を置くスペースが必要なため、部屋の広さや家具の多さによっては手狭に感じることがあります。テーブルは夏場も使用できますが、掛け布団には収納スペースも必要です。

また、一度こたつに入ると居心地が良く、動きたくなくなる点もデメリットのひとつです。つい長居してしまい、生活リズムが乱れたり、眠気で勉強や仕事の効率が下がったりする可能性があります。

まとめ

こたつは消費電力が比較的低く、中・弱運転であれば、長時間使用しても電気代の負担は大きくなりにくい傾向があります。

ただし、こたつは主に腰から下を暖めるのに適しており、部屋全体を暖めるのにはあまり向いていません。こたつとエアコンを使い分けたり、併用したりすると良いでしょう。

また、電気代の節約には、部屋の断熱対策や電力会社・プランの見直しも有効です。

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この記事を監修した人
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大岩 俊之(おおいわ としゆき)

家電製品総合アドバイザー。スマートマスター。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。