オール電化は停電による影響は大きいが災害には強い

結論から言えば、オール電化住宅は停電による影響が大きい一方で、災害に強い住宅とされています。

オール電化住宅は電気への依存度が高いので、停電すると影響が大きい点は事実です。しかし、備えをきちんと行っておけば、停電にも十分対応できます。

また、オール電化は停電したときの影響が大きいため災害に弱いと言われることもありますが、災害時には電気に加えてガスや水道も止まることが多いです。ガスや水道に比べて電気は復旧しやすいため、オール電化はむしろ災害に強いと考えられます。

オール電化で停電した場合のリスク

オール電化住宅は災害に強いとされていますが、停電時には以下のようなリスクが生じる可能性があります。

  • IHコンロが使えず、お湯を沸かせない
  • エコキュートが稼働せず、お風呂やシャワーが利用できない
  • 冷蔵庫が使えない
  • 照明器具が点灯しない
  • スマートフォンやパソコンを充電できない
  • 冷暖房が使えない
  • トイレを流せない

ガスを使用する一般的な家庭では、停電が発生してもガスコンロやガスストーブなどを使用できます。しかし、オール電化住宅ではすべてに電気を使用するため、調理器具や暖房器具も停電時には使えません。

上記のような事態が発生しても慌てずに済むよう、オール電化住宅ではあらかじめ停電時の対策を考えておく必要があります。

オール電化で停電したときに行うべき対応

オール電化で停電した場合も、あらかじめ取るべき行動を想定しておけば慌てずに済みます。オール電化で停電したときに行うべき対応を、詳しく知っておきましょう。

なお、停電時の対処法や電気が止まる原因について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

電気がつかないときでも慌てない!原因や状況別の対処法、連絡先も解説

電気料金を払ったのに止まった!?電気を止められる原因と対処法を解説

ブレーカーの状態と停電範囲を確認する

停電が発生したら、まずはブレーカーの状態を確認しましょう。ブレーカーは異常を検知すると自動的に落ちるので、ブレーカーが落ちたときは停電ではなく、何かしらの異常が起きているだけの可能性があります。

ブレーカーが「切」になっている場合は、まず周辺家屋の停電状況を確認し、ブレーカーを「入」にしてみてください。停電でなければ、それだけで電気を使えるようになる可能性があります。

複数のブレーカーが落ちている状態であれば、一度すべて「切」にしてからアンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーの順に「入」にします。

ブレーカーが落ちる理由や戻し方について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

ブレーカーが落ちたときの戻し方は?原因や落とさないための対策も紹介

また、停電した場合は停電範囲の確認も重要です。停電しているのが自宅だけなのか、近隣住宅を含む広範囲で電気が使えなくなっているのかを確認しましょう。

周辺地域で広く停電が発生している場合は、復旧が遅れる可能性があります。停電が長引くケースに備えて、以下で紹介する対応を行いましょう。

コンセントから電化製品のプラグを抜く

停電が起きているとわかったら、コンセントに差し込んでいる電化製品のプラグを抜いておきましょう。

コンセントにプラグを差しっぱなしにしていると、通電が再開された際に大きな電流が流れたり電圧が急変したりして、電化製品が故障するおそれがあります。消費電力が小さいパソコンや周辺機器は特に故障しやすいので、忘れずにプラグを抜いてください。

また、ドライヤーやアイロンのような熱を発生させる機器を停電直前まで使っていた場合、通電時に発熱して火災を引き起こすおそれがあります。停電によって電源がオンになっていることを忘れる可能性もあるので、電源を切ったうえで必ずプラグを抜きましょう。

浴槽やバケツに水を貯める

水道がまだ止まっていなければ、浴槽やバケツ、タンクなどに水を貯めておくと安心です。

オール電化住宅で停電が長引いた場合、給水ポンプが停止して断水になることがあります。可能な限り水を貯めておけば、手洗いやトイレの排水に使えて便利です。

なお、オール電化住宅では停電してもエコキュートから水やお湯を取り出せる場合があります。ただし、エコキュートから取り出せる水やお湯の量には限りがあるので、水道が使えるうちにできるだけ貯めておくと安心できるでしょう。また、エコキュートの水は飲用には適さないため、注意が必要です。

オール電化で停電したときにエコキュートから水を取り出す方法

多くのオール電化住宅で使用されているエコキュートがあれば、停電時にもお湯や水を使えます。

多くの製品に非常用水の取出口が付いているため、バケツなどで受けることでお湯や水を確保できます。お湯が使えるか水のみ使えるかは製品によって異なるので、確認が必要です。停電中は水温の調節ができないため、熱湯による火傷などには十分注意してください。

電気が復旧したら、リモコンの時計が正常に表示されていることを確認しましょう。時刻が正常でない場合は、時計を設定し直す必要があります。

スマートフォンを充電する

停電時は、できるだけスマートフォンを充電しておくことが大切です。停電範囲や復旧状況などの情報をスマートフォンで収集するために、充電が切れないようにしておきましょう。

省電力モードに切り替えたり、ディスプレイの明るさを下げたりして、充電がなくならないように工夫することも大切です。普段からモバイルバッテリーやポータブルバッテリーを充電しておく、手回し式やソーラー式の充電器を用意しておくなどの対策も有効です。

停電時や災害時に使えるラジオを用意しておけば、スマートフォンは連絡手段に特化して使うことができます。必要だと判断した場合は、あらかじめ購入しておきましょう。

オール電化で停電した場合に活躍するグッズ

オール電化で停電した場合に活躍するグッズ

オール電化住宅で停電した場合でも無理なく過ごせるように、停電対策グッズを用意して近くに置いておくと安心です。停電時に活躍するグッズとして、以下のようなものが挙げられます。

  • カセットコンロ・ガスボンベ
  • 懐中電灯
  • 予備のバッテリー
  • 石油ストーブ
  • 飲料水や非常食

カセットコンロ・ガスボンベ

オール電化で停電に備える場合、カセットコンロやガスボンベが役立ちます。

オール電化の調理器具はIHクッキングヒーターなので、停電すると使えません。カセットコンロとガスボンベを準備しておけば、停電時でも温かい食事を作ったり、お湯を沸かしたりできます。

カセットコンロもガスボンベもかさばりやすいため、購入前に保管場所を決めておくことが重要です。また、ガスボンベには使用期限があるため、購入後は定期的に確認しましょう。

換気扇が使用できない停電時には、カセットコンロを使う際に窓を開けて換気する必要があります。

懐中電灯

停電時には照明器具が使えなくなるので、懐中電灯があると便利です。

あらかじめ購入しておき、電池の残量を定期的に確認しましょう。停電中に電池が切れてしまわないように、交換用の電池もセットで用意しておくと安心です。

必要なときにすぐ使えるよう、懐中電灯はすぐ手に取れる場所に置いてください。

予備のバッテリー

スマートフォンを充電するために予備のバッテリーを用意しておくと、停電時も安心です。

電気が使えなくなってから慌てないよう、日ごろからモバイルバッテリーをきちんと充電する習慣を付けましょう。モバイルバッテリーは容量が限られているため、長期間の停電に備える場合はポータブル電源の導入も検討してみてください。

石油ストーブ

オール電化住宅の暖房器具は電気で動くため、停電時には使えません。そこで、石油ストーブと灯油を用意しておくのがおすすめです。

電気を使わずに暖かくなる暖房器具を用意しておけば、寒い時期に停電が発生しても安心です。停電時にスムーズに使えるように、事前に使い方を覚えておきましょう。

また、使いたいときに使えるように灯油の残量をこまめに確認したり、使用時には換気を徹底したりすることも大切です。

ただし、賃貸などでは石油ストーブの使用を禁止している場合もあるため、事前に不動産会社や大家に確認をしましょう。

飲料水や非常食

停電が長引いたときのために、飲料水や非常食を用意しておきましょう。

エコキュートから生活用水を確保できたとしても、飲料水の確保は難しいです。飲料水は1人あたり1日3L、最低3日分として9Lを確保しておいてください。

非常食は缶詰やインスタント食品、レトルト食品など、調理が不要で長期間保存できるものをストックしておきましょう。定期的に消費期限を確認し、必要に応じて入れ替えることで、いつでも備えを万全にできます。

オール電化のメリットとデメリット

オール電化は停電の影響が大きいものの、きちんと備えることで十分に対応できるとされています。オール電化住宅への引越しを検討している場合は、メリットとデメリットをよく確認したうえで決めましょう。

以下では、オール電化のメリットとデメリットを紹介します。オール電化のメリットやデメリットは以下の記事でも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

オール電化住宅はデメリットが多い?おトク?メリットや電気料金を節約するポイントを解説

オール電化の電気代はやばい?ガス併用と比較した平均額や節電ポイントを解説

オール電化のメリット

オール電化は災害時の復旧が早いことに加えて、多くのメリットがあります。

まず、電気とガスの支払いを一本化することで、基本料金を節約できたり管理の手間を省けたりします。また、火やガスを使わないので安全性が高いことに加え、キッチン周りのお手入れがしやすいのもメリットです。

さらに、使い方によっては光熱費の総額を抑えられる可能性もあります。メリットが大きいと感じた場合は、オール電化住宅への引越しを検討しても良いでしょう。

オール電化のデメリット

オール電化のデメリットとして、初期費用が高額な点が挙げられます。

必要な設備を導入したり、IHクッキングヒーターでも使える調理器具を購入したりする必要があります。そのため、電気とガスの併用住宅からオール電化住宅に引越す場合は出費がかさむ可能性が高くなります。

また、契約する電力会社のプランや電気の使い方によっては、ガスを併用する場合よりも光熱費の総額が高くなることがあります。

停電時の対策は事前にできますが、上記のようなデメリットは出費の増加に直結します。後悔しないよう、デメリットがあることを考慮したうえでオール電化住宅に引越すかどうかを決めることが大切です。

まとめ

電気の復旧は早いため、オール電化は災害に強いとされていますが、電気が使えなくなると影響が大きく、不便さを感じるのも事実です。停電時に慌てないよう、取るべき行動や準備しておくべきものを確認し、対策を取りましょう。

メリットやデメリットを確認したうえで、オール電化住宅への引越しを検討しているなら、電力会社や電気料金プランを見直すことで月々の電気料金を抑えられる可能性があります。

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大岩 俊之(おおいわ としゆき)

家電製品総合アドバイザー。スマートマスター。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。