暖房をつけっぱなしにした場合の電気代は?エアコンの節約方法も紹介
エアコンは冬の代表的な暖房器具のひとつです。稼働時間が長くなりがちなため、「つけっぱなし」と「こまめにオン・オフ」する場合のどちらがおトクか気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、エアコンの暖房をつけっぱなしにした場合にかかる電気代の目安や、つけっぱなしのメリット・デメリットを解説します。暖房時の電気代を節約する方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
エアコンの暖房は「つけっぱなし」のほうが節電になる?
エアコンの暖房運転は、冷房時と比べて電気代が高くなる傾向があります。冬場は外気温とエアコンの設定温度との差が大きく、より多くのエネルギーを消費するためです。
寒さが厳しい日にはエアコンの稼働時間が長くなりがちですが、「つけっぱなし」と「こまめにオン・オフ」する場合では、どちらのほうが電気代を抑えられるのでしょうか。
エアコンは、立ち上げ時に最も多くの電力を消費し、設定温度に近づくと穏やかな運転に切り替わります。そのため、30分~1時間程度の外出であれば、エアコンをつけっぱなしにしたほうが電気代を抑えられる傾向があります。
ただし、実際の電気代は外気温やエアコンの使用状況などによって大きく異なるため、一概には言えません。
なお、エアコンの電気代の目安や計算方法について詳しくは、以下の記事で紹介しています。
エアコンの電気代はどれくらい?つけっぱなしは節約になる?計算方法や節電方法を解説
エアコンの暖房を1日・1カ月つけっぱなしにしたときの電気代
エアコンの暖房運転にかかる電気代の目安は、消費電力をもとに試算できます。
電気代の目安= 消費電力(kW)×使用時間(h)×電気代(円/kWh)
エアコンの暖房を1日(24時間)つけっぱなしにした場合、1日および1カ月あたりの電気代(目安)はそれぞれ以下のとおりです。なお、電気代は36.85円/kWhで試算しています。
| 能力(畳数) | 消費電力(平均値) | 1日(24時間)あたりの電気代(目安) | 1カ月(30日間)あたりの電気代(目安) |
|---|---|---|---|
| 6畳 | 480W | 約424.51円 | 約1万2,735.3円 |
| 8畳 | 574W | 約507.65円 | 約1万5,229.5円 |
| 10畳 | 796W | 約703.98円 | 約2万1,119.4円 |
| 12畳 | 1,034W | 約914.47円 | 約2万7,434.1円 |
エアコンの消費電力は「150~1,500W」のように幅があり、実際の消費電力は、外気温と設定温度の差によって大きく変動します。上記はあくまで目安のひとつとして参考にしてください。
エアコンの暖房にかかる電気代やほかの暖房器具との違いについて詳しくは、以下の記事で紹介しています。
エアコンの暖房にかかる電気代は?ほかの暖房器具との比較や節約方法を紹介
エアコンの暖房を夜のみつけっぱなしにした場合の電気代
次に、エアコンの暖房を夜間(8時間と仮定)のみつけっぱなしにした場合の電気代(目安)を紹介します。
| 能力(畳数) | 消費電力(平均値) | 1日(8時間)あたりの電気代(目安) | 1カ月(8時間×30日間)あたりの電気代(目安) |
|---|---|---|---|
| 6畳 | 480W | 約141.5円 | 約4,245円 |
| 8畳 | 574W | 約169.22円 | 約5,076.6円 |
| 10畳 | 796W | 約234.66円 | 約7,039.8円 |
| 12畳 | 1,034W | 約304.82円 | 約9,144.6円 |
夜間のみエアコンを使用する場合は、24時間つけっぱなしにする場合と比べ稼働時間が少ないため、電気代が安くなる傾向があります。
エアコンの暖房をつけっぱなしにするメリット
エアコンの暖房をつけっぱなしにすることで、こまめにオン・オフするよりも少ない電力で室温を保ち、結果的に電気代を抑えられる場合があります。また、以下のようなメリットも得られます。
- 1日を通して快適に過ごせる
- 睡眠の質が高まる
1日を通して快適に過ごせる
エアコンの暖房をつけっぱなしにするメリットは、1日を通して快適に過ごせることです。
冬は寒暖差が大きく、「寒くて布団から出られない」「手足の冷えで作業に集中できない」と感じる方も多いでしょう。
エアコンをつけっぱなしにすることで室温が安定し、寒さで不快に感じることが少なくなります。その結果、体への負担が軽減され、集中力や作業効率の向上も期待できます。
睡眠の質が高まる
寝室の温度は、快適な睡眠に欠かせない要素です。厚生労働省の調査では、就寝前に過ごす部屋の室温が低いと、入眠までの時間が長くなることが分かっています(※1)。
また、室温が低いためにパジャマを着込みすぎたり、重い布団を使用したりすると、寝具の重さによって睡眠の質が低下する可能性があります。
夜間のエアコンをつけっぱなしにして適温を保つことで、睡眠の質が向上し、翌日の目覚めも快適になると考えられます。ただし、エアコンを長時間つけると室内が乾燥しやすくなるため、併せて加湿対策も行うと良いでしょう。
(※1)出典:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」
エアコンの暖房をつけっぱなしにするデメリット
エアコンの暖房をつけっぱなしにしても、こまめにオン・オフする場合と比較して、必ずしも電気代が安くなるとは限りません。また、次のようなデメリットも考えられます。
- エアコンの劣化が早まる
- 部屋が乾燥しやすくなる
エアコンの劣化が早まる
エアコンの暖房をつけっぱなしにすると、長時間の稼働により部品の劣化が進み、寿命を縮める原因となります。
長時間稼働そのものに安全上の問題はありませんが、部品の劣化が早まることで故障につながる可能性があります。
エアコンを安全に長く使うためには、こまめにお手入れを行い、異変を感じた場合はすぐに使用を中止することが重要です。
部屋が乾燥しやすくなる
加湿機能のないエアコンをつけっぱなしにすると、湿度が下がり、部屋が乾燥しやすくなります。その結果、肌や髪、喉などが乾燥するだけでなく、風邪やインフルエンザなどの感染リスクも高まります。
暖房をつけっぱなしにする場合は、加湿機能付きのエアコンを使用するか、別に加湿器を設置するなどして適切な湿度を保ちましょう。冬場の湿度は40%~60%が理想とされています。
湿度を上げれば、設定温度を低くしても暖かさを感じやすくなるほか、ウイルスの活動を抑える効果も期待できます。
エアコン暖房のつけっぱなし運転で電気代を節約する方法
エアコンは、家庭のなかでも年間の消費電力量が最も大きい家電製品です。稼働時間が長くなる場合、つけっぱなしによって電気代を抑えられることもありますが、その節約効果は使用環境によって限定的となる場合があります。
以下のように、エアコンの使用方法を見直したり、断熱対策を施したりして、無理のない範囲で節電に努めることが重要です。
- 設定温度を低めにする
- 室外機の周辺に物を置かない
- サーキュレーターで空気を循環させる
- ほかの暖房器具と併用する
- 断熱対策を行う
- こまめにフィルター掃除を行う
①設定温度を低めにする
エアコンは消費電力が大きいため、設定温度を1度下げるだけでも節約効果が得られます。室温20度を目安に、無理のない範囲で設定温度を低めにしましょう。
経済産業省によれば、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21度から20度に下げると、年間約1,650円の節約が可能です(1日9時間使用した場合)(※2)。
また、1枚多く着込む、タートルネックのセーターで首元を暖めるなど、体感温度を上げるための工夫も効果的です。
エアコンの暖房運転の設定温度について詳しくは、以下の記事で紹介しています。
エアコンの暖房は何度に設定すれば良い?推奨温度や節電方法を解説
(※2)出典:経済産業省「無理のない省エネ節約」
②室外機の周辺に物を置かない
室外機の周辺に物があると、暖房効果が下がる原因となります。
エアコンは、室内機と室外機がセットになった暖房器具です。室外機は、外の冷気を吸い込み、集めた熱を室内に放出する重要な役割を担っています。
空気の通り道をふさがないように、日ごろから室外機周辺をきれいに保つことが大切です。
③サーキュレーターで空気を循環させる
エアコンを使用する際は、サーキュレーターを併用して、暖かい空気を部屋全体に循環させることが効果的です。
暖かい空気は上にたまる性質があるため、暖房をつけていても足元まで十分に暖まりにくいことがあります。サーキュレーターは消費電力が比較的小さいため、併用して空気を循環させることで、暖房効率の向上と電気代の節約が期待できます。
なお、サーキュレーターはエアコンの対角線上に設置し、暖かい風に当たるように送風するか、天井に向かって送風するとより効果的です。
サーキュレーターの使い方やエアコンとの併用について詳しくは、以下の記事で紹介しています。
サーキュレーターの使い方は?冷暖房や換気など目的別に効果的な置き場所を解説
サーキュレーターと扇風機の違いは?エアコンとの併用で電気代がおトクになる?
④ほかの暖房器具と併用する
ほかの暖房器具と併用することで、エアコンの設定温度を下げられ、結果的に電気代を節約できる可能性があります。
たとえば、こたつやホットカーペットは足元を集中的に暖められるため、エアコンの設定温度を下げても快適に過ごせます。部屋の広さや用途にあわせて、エアコン以外の暖房器具も上手に取り入れると良いでしょう。
こたつやホットカーペットの電気代について詳しくは、以下の記事で紹介しています。
こたつの電気代はエアコンより安い?ほかの暖房器具との比較や節約方法も解説
ホットカーペットの電気代はいくら?メリットやデメリット、効果的な節約方法を解説
⑤部屋の断熱対策を行う
エアコンの暖房効率を高めるには、暖かい空気を部屋から逃がさない工夫が重要です。
特に、窓は熱が最も逃げやすい場所のひとつであるため、断熱シートを貼ったり、ヒダの多いカーテンを取り入れたりして、冷気の侵入を防ぎましょう。
また、カーテンのサイズが窓に適しているかどうかも重要なポイントです。丈が十分でないと、隙間から冷気が入り込み、暖房効果が下がってしまいます。
断熱対策を行うことで、エアコンの設定温度を下げても快適に過ごしやすくなり、電気代の節約につながります。
⑥こまめにフィルター掃除を行う
エアコンのフィルターが目詰まりしていると、余計な電力を消費して電気代が高くなる原因となるため、こまめに掃除を行いましょう。
経済産業省によると、フィルターを月に1~2回掃除すれば、年間約990円の節約が可能です(※3)。
フィルターの汚れは、暖房効率を下げるだけでなく、水漏れや臭いの原因にもなります。
(※3)出典:経済産業省「無理のない省エネ節約」
電気代を節約するなら電力会社や料金プランも見直そう
エアコンの電気代をさらに抑えたい場合は、電力会社や料金プランを見直すことも検討しましょう。
電力会社ごとに料金プランやサービス内容が異なるため、定期的に見直すことで電気代が安くなる可能性があります。たとえば、時間帯によって単価が変動するプラン、基本料金が0円のプラン、ポイント還元サービスなどが挙げられます。
各電力会社が提供している料金シミュレーションなどを利用し、比較・検討してご自身にあったプランを選びましょう。
電力会社の乗り換えについて詳しくは、以下の記事で紹介しています。
まとめ
エアコンは、設定温度に達するまでに最も多くの電力を消費します。特に冬場は外気温と設定温度の差が大きいため消費電力が増加しやすく、短時間の外出であればエアコンをつけっぱなしにしておくことで電気代を抑えられる場合があります。
外出時間に応じて、つけっぱなしと電源オフを使い分け、エアコンの使い方を見直すことで電気代の節約につなげましょう。また、電気代を節約するには、契約する電力会社や料金プランの見直しも有効です。
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