東京で一人暮らしするのに必要な初期費用・生活費はいくら?節約術も紹介
進学や就職を機に東京で一人暮らしをはじめる方の中には、「上京して一人暮らしするにはどのくらい費用がかかるのか」「大学生でも東京で一人暮らしができるのか」などと気になっている方もいるのではないでしょうか。
東京での一人暮らしにかかる生活費は、全国平均と比較して高い傾向がありますが、工夫次第で節約することは可能です。一人暮らしをはじめる際にはまとまった初期費用も必要となるため、あらかじめ費用の目安を把握し、計画的に準備を進めることが重要です。
本記事では、東京の一人暮らしにかかる初期費用・生活費の目安と節約術を紹介します。費用を抑えるポイントを知り、憧れの東京生活を現実的なものにしましょう。
東京で一人暮らしをはじめるのに必要な初期費用
一人暮らしをはじめるのに必要な初期費用は、大きく以下の2つに分けられます。
- 引越し費用
- 賃貸物件の入居費用
家具・家電や日用品の購入費用がかかることも考慮して、計画的に準備しておくことが大切です。
引越し費用
国土交通省(関東運輸局)によると、単身者の引越し費用(モデル料金)は5万~6万円です(※1)。
これは、1K~1DKの1階、距離100kmで、2トントラック1台(運転手1名・作業補助1名)による引越しを想定したモデル料金です。実際の引越し費用は時期や距離、荷物の量などによって大きく変わります。
なお、引越し業者によっては、引越し費用を抑えたい単身者や学生向けに、通常より割安な「単身パック」や「学割パック」を用意している場合もあります。
一人暮らしの引越し費用の相場や料金を抑えるポイントについて詳しくは、以下の記事で紹介しています。
一人暮らしの引越し費用の相場はいくら?総額や内訳、料金を抑えるポイントを解説
(※1)出典:関東運輸局「引越しのモデル運賃・料金」
賃貸物件の入居費用
賃貸物件の入居時にかかる初期費用は、一般的に家賃の5~6カ月分が目安とされます。内訳は以下のとおりです。
| 項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| 敷金 | 家賃1カ月分 |
| 礼金 | 家賃1カ月分 |
| 仲介手数料 | 最大で家賃1カ月分 |
| 前家賃 | 家賃1カ月分 |
| 日割り家賃 | 日数分の家賃 |
| 賃貸保証料 | 家賃半月〜1カ月分 |
| 火災保険料 | 1万~2万円 |
| 鍵交換費用 | 1万~2万円 |
| 消毒料 | 1万円 |
上記は目安の一例で、敷金・礼金がゼロの物件やフリーレント物件(一定期間の家賃が発生しない物件)も存在します。
東京での一人暮らしに必要な生活費はいくら?
総務省「家計調査 家計収支編(2024年)」(単身世帯・関東地方)によると、東京での一人暮らしにかかる生活費の目安は、月18万円程度です(※2)。内訳を見てみましょう。
| 項目 | 関東地方(平均) | 全国(平均) |
|---|---|---|
| 食費 | 4万5,036円 | 4万3,941円 |
| 住居費 | 2万7,692円 | 2万3,372円 |
| 光熱・水道 | 1万2,244円 | 1万2,816円 |
| 家具・家事用品 | 5,705円 | 5,822円 |
| 被服及び履物 | 5,775円 | 4,881円 |
| 保健医療 | 9,004円 | 8,394円 |
| 交通・通信 | 2万1,186円 | 2万418円 |
| 教育 | 0円 | 9円 |
| 教養娯楽 | 2万3,232円 | 1万9,519円 |
| その他の消費支出 | 3万537円 | 3万375円 |
| 消費支出 | 18万411円 | 16万9,547円 |
| 消費支出(住居費を除く) | 15万2,719円 | 14万6,175円 |
(※2)出典:総務省「家計調査 家計収支編(2024年)」
上記を見ると、全国平均が16万9,547円であるのに対し、関東地方は平均18万411円とやや高めの水準といえます。ただし、実際の生活費は住む地域や物件、ライフスタイルなどによって大きく異なります。
また、上記の住居費は、持ち家や寮・社宅などに住む方も含めた平均値です。そのため、東京で賃貸物件に住んで一人暮らしをする場合、住居費は上記より高くなる傾向があります。なお、住居費を除いた場合の生活費は平均で約15万円です。
大学生が東京で一人暮らしする場合の生活費
大学進学を機に東京で一人暮らしをはじめる方もいるでしょう。全国大学生活協同組合連合会の調査によると、大学生(下宿生)の生活費は平均約13万円です。
| 項目 | 金額(平均) |
|---|---|
| 食費 | 2万6,110円 |
| 住居費 | 5万6,090円 |
| 交通費 | 5,050円 |
| 教養娯楽費 | 1万3,870円 |
| 書籍費 | 1,500円 |
| 勉学費 | 1,300円 |
| 日常費 | 7,520円 |
| 電話・通信 | 3,320円 |
| その他 | 2,710円 |
| 貯金・繰越金 | 14,250円 |
| 支出合計 | 13万1,710円 |
出典: 全国大学生活協同組合連合会「第60回学生生活実態調査 概要報告」(2024年)
また、下宿生の収入は、奨学金や仕送りなども含めて平均13万2,140円でした。上記は全国の大学生を対象に行った調査であるため、目安のひとつとして参考にしてください。
東京での一人暮らしに必要な生活費の内訳
生活費は、大きく固定費と変動費に分けられます。
| 区分 | 概要 | 主な支出 |
|---|---|---|
| 固定費 | 毎月定期的に発生する、金額がある程度の一定の支出 | 家賃・水道光熱費・通信費・保険料など |
| 変動費 | 月によって金額が変動する支出 | 食費・日用品費・美容費・娯楽費・交際費・医療費など |
一人暮らしの生活費を把握するには、固定費と変動費に分けて考えることが有効です。
この章では、固定費と変動費の中でも比較的大きな割合を占める、家賃・食費・水道光熱費・通信費の目安を紹介します。
家賃
家賃は、毎月の生活費の中でも特に大きな割合を占める支出です。
前述のとおり、総務省「家計調査」の住居費には家賃を支払っていない方も含まれるため、全国賃貸管理ビジネス協会「全国家賃動向」のデータをもとに目安を見てみましょう。
2025年11月調査によると、東京都のシングル向け(1K・1DK・1LDKなどを含む)の家賃は平均7万6,943円であり、全国平均(5万4,009円)と比べて高いことが分かります(※3)。ただし、東京都の家賃相場は地域によっても大きく異なります。
家賃は入居時の初期費用に大きくかかわるほか、一度住みはじめるとなかなか減らしにくい費用です。そのため、ご自身の収入やライフスタイルにあった物件を慎重に選ぶことが大切です。
なお、一般的に家賃は手取りの25~30%程度に収めることが理想とされます。
(※3)出典: 全国賃貸管理ビジネス協会「全国家賃動向(2025年11月調査)」
食費
総務省の家計調査(2024年)によると、関東地方に住む一人暮らしの食費は平均4万5,036円でした。これを単純に30日間で割ると、1日あたり約1,500円となります。
食費のうち、約24%を占めているのが外食費(1万760円)であることから、自炊の頻度で実際の負担は大きく変わると考えられます。
一人暮らしの食費(平均額)や節約方法について詳しくは、以下の記事で紹介しています。
一人暮らしの食費は1カ月でいくら?平均額や自炊などで節約する方法を紹介
水道光熱費
総務省の家計調査(2024年)によると、関東地方に住む一人暮らしの水道光熱費は平均1万2,244円でした。中でも最も大きな割合を占めるのが電気料金です。
| 項目 | 金額(平均) |
|---|---|
| 電気 | 6,566円 |
| ガス | 3,074円 |
| 他の光熱 | 402円 |
| 上下水道 | 2,202円 |
| 合計 | 1万2,244円 |
電気やガスは、家庭での使用量が同じでも、燃料費調整制度などにより請求額が変動する場合があります。なお、燃料費調整制度とは、燃料価格の変動を電気料金に反映させる仕組みです。
また、家庭で使うガスには都市ガスとプロパンガスがあり、プロパンガスは都市ガスに比べてガス料金が高くなる傾向があります。一人暮らしをはじめる予定の方は、都市ガスの供給エリアも把握しておきましょう。
一人暮らしにかかる光熱費の平均や節約方法について詳しくは、以下の記事で紹介しています。
一人暮らしの光熱費の平均はいくら?電気・ガス・水道料金の内訳や節約方法を解説
一人暮らしのガス代の平均は?プロパンガスと都市ガスの違い、計算方法や節約方法も紹介
通信費
通信費には、スマートフォンの通信料金やインターネット利用料金などが含まれます。総務省の家計調査(2024年)によると、関東地方に住む一人暮らしの通信費は平均6,242円でした。
スマートフォンの通信料金は、契約先や料金プランによって変わります。一般的に、MVNOと呼ばれる格安スマートフォン/格安SIMは、大手キャリアと比較して通信料金が安い傾向があります。
また、通信費の負担額は、インターネット回線(光回線・ポケットWi-Fi・ホームルーターなど)を契約するかどうかによっても変わります。
【初期費用】東京での一人暮らしにかかる費用を節約する方法
東京で一人暮らしをはじめるには、まとまった初期費用が必要です。初期費用の負担を抑えることで、一人暮らしをはじめてからの生活費にも余裕を確保しやすくなります。
初期費用を節約する主なポイントは以下のとおりです。
- 家賃の安い物件を探す
- 複数の引越し業者に見積もりを依頼する
- 閑散期に引越す
①家賃の安い物件を探す
家賃ができるだけ安い物件を選ぶことで、初期費用だけでなく、一人暮らしをはじめてからの生活費も抑えられます。家賃の安い物件を探す際は、以下のような条件を見直しましょう。
- エリア
- 駅からの距離
- 築年数
- 間取り
- 設備(ユニットバスやオートロックなど)
一般的に、東京23区外の物件は、23区内と比較して家賃相場が低めです。また、駅から少し離れている物件を選び自転車を利用する、あるいはリノベーション済みの築古物件を選ぶといった工夫により、家賃を抑えられる可能性があります。
ただし、住まいは日々の暮らしの快適さに大きくかかわるため、家賃の安さだけで選ばず、全体のバランスを見ながら選ぶことが大切です。
②複数の引越し業者に見積もりを依頼する
引越し業者を決める際は、1社ではなく、複数社に依頼して相見積もりを取ることが重要です。複数社の料金やサービス内容を比較すれば、相場を把握しやすくなるほか、費用を抑えながら希望にあった業者を見つけやすくなります。
加えて、他社で提示された見積もりを伝えることで、金額交渉が行いやすくなるメリットもあります。
③閑散期に引越す
引越し費用は時期によっても大きく異なります。引越し業者の繁忙期(3~4月)は、進学・就職・転勤などで引越しの需要が高まるため、引越し費用が割高になる傾向があります。
国土交通省によると、通常期(5~2月)の引越し件数が月15万件程度であるのに対し、3月は30万件近く、4月は20万件を超えています(※4)。
引越しの時期を調整できる場合は、閑散期を選ぶことで引越し費用を大幅に抑えられる可能性があります。また、1カ月の中でも休日より平日、月末より月初~中旬の方が割安になる傾向があります。
引越し費用が安い時期や安くする方法について詳しくは、以下の記事で紹介しています。
引越し費用が安い時期はいつ?ベストタイミングや安くするコツを解説
(※4)出典:国土交通省「引越時期の分散に御協力をお願いします!」
【生活費】東京での一人暮らしにかかる費用を節約する方法
東京での一人暮らしにかかる生活費は、ほかの地域と比べて高くなりやすいものの、収支の見直しや日々の意識によって節約することは可能です。具体的には以下のポイントを押さえましょう。
- 家計簿をつけて収支を把握する
- 自炊を増やして食費を節約する
- 自分にあった電力・ガス会社を選ぶ
- 通信会社やプランを見直す
一人暮らしの節約術について詳しくは、以下の記事で紹介しています。
一人暮らしの節約術16選!光熱費の節約方法や今日からできる貯蓄のコツも解説
①家計簿をつけて収支を把握する
生活費を節約して計画的に貯金するには、家計簿をつけて、収入や支出の内訳・傾向を把握することが重要です。
家計簿アプリを使えば、銀行口座やクレジットカードの連携やレシートの撮影だけで、手軽に家計簿をつけられます。
収支を把握することで、ムダな支出に気づきやすくなり、節約の意識も高まります。
②自炊を増やして食費を節約する
一人暮らしの場合、自分一人のために調理や片付けをするのが手間に感じ、外食や中食に頼ってしまうこともあるでしょう。一般的に、外食や中食が増えると食費の負担が重くなるため、なるべく自炊を増やすことが節約のポイントです。
休日に数日分を作り置きする、週○回などと無理のないルールを決めるなどすれば、無理なく自炊を続けやすくなります。また、食費などの変動費を節約するには、あらかじめ1カ月の予算を決めておき、その範囲内でやりくりすることが効果的です。
③自分にあった電力・ガス会社を選ぶ
毎月の水道光熱費のうち、水道はお住まいの地域の水道局と契約するため、ご自身の判断で契約先を変えることはできません。
一方、電気とガスは契約する会社を自由に選べるため、料金やサービス内容を比較してライフスタイルにあったプランに見直せば、毎月の光熱費を節約できる可能性があります。
他サービスとのセット契約やポイントサービスなど、各電力・ガス会社が様々なプラン・サービスを用意しているため、比較・検討して選びましょう。
また、一人暮らしの水道光熱費は、電気やガス、水道の使い方を見直すことでも節約が可能です。
電気料金の節約方法について詳しくは、以下の記事で紹介しています。
一人暮らしの電気代平均はいくら?季節・地域別の平均額や高い原因、節約方法も解説
④通信会社やプランを見直す
毎月の通信費は、契約先や料金プランの見直しで節約できる可能性があります。
大手キャリアを利用している方は、格安スマートフォン/格安SIM(MVNO)への乗り換えを検討しましょう。通話の頻度やデータ通信量など、現在の使用状況にあったプランへの見直しや、不要なオプションサービスの解約も、通信費の節約に有効です。
また、インターネット回線が必要な場合は、スマートフォンとのセット割引やキャンペーンなどを活用して負担を軽減しましょう。
まとめ
東京での一人暮らしには、毎月18万円程度の生活費がかかります。ほかの地域と比べて高い傾向はありますが、家計の管理や日々の行動の見直しによって節約は可能です。特に、毎月必ず発生する固定費は、一度の見直しで継続的に負担を抑えられます。
ご自身にあった電力会社・プランを選び、光熱費の負担を抑えたい場合は、電気料金のお支払いで楽天ポイントが貯まる・使える「楽天でんき」をご検討ください。
楽天でんきでは、でんき単体ならご利用料金200円につき1ポイント、楽天ガス(※5)とのセットなら100円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まり(※6)(※7)、貯まった楽天ポイントは利用料金にも充当できます(※8)。
さらに、楽天でんきの前月の利用金額が税込5,500円以上かつクレジットカードによる決済をした方は、楽天市場で買い物した際に「ポイント+0.5倍」が進呈されるため(※9)、一人暮らしをはじめる際の家電・家具や日用品などもおトクに購入できます。
(※5)楽天ガスは都市ガス(東京ガス、東邦ガス、関電ガス)が提供対象エリアです。詳しくはガス対象エリアページをご確認ください。
(※6)楽天ポイント進呈の基準となる金額は、電気料金とガス料金の税抜価格です。
(※7)楽天ポイントの進呈対象は、クレジットカードでお支払いいただいた料金となります。コンビニ払込用紙でのお支払いではポイント進呈対象にはなりません。
(※8)貯まったポイントは50ポイント(50円相当)からご利用料金に充当できます。
(※9)獲得条件および進呈ポイントの上限があります。「楽天でんき」のSPU詳細はこちら
ご利用金額の一部もしくは全額をポイントでお支払いいただいた場合もSPU対象になります。

