初めての一人暮らしの全体スケジュール

初めての一人暮らしの全体スケジュールは、以下のとおりです。

時期 やること
引越し2〜3カ月前
  • 資金計画を立てる
  • 物件条件を明確にする
引越し1カ月半〜2カ月前
  • 物件探しをする
  • 物件契約を締結する
引越し1カ月前
  • 引越し業者を選定する
  • ライフラインを契約する
  • 家具・家電を購入する
  • 荷造りを開始する
引越し1週間前
  • 現住所の役所で転出届を提出する
  • 郵便の転送サービスを申し込む
  • 各種サービスの住所変更手続きをする
引越し当日
  • 搬出・搬入に立ち会う
  • 電気・水道が問題なく使えるかを確認する
  • ガスの開栓に立ち会う
引越し後
  • 新住所の役所で転入届を提出する(引越し後14日以内)
  • 必要な住所変更手続きをする
  • 荷解きと段ボールの処分をする

初めての引越しは、物件探しから各種手続き、荷造りまで時期ごとにやるべきことが多くあります。特に引越し直前は忙しくなるため、チェックリストを作成して漏れなく進めていきましょう。

早めに準備を進めることで、新生活をスムーズにスタートさせることができるでしょう。

初めての一人暮らしにかかる費用

初めての一人暮らしを始める際にかかる費用には、以下のようなものがあります。

項目 費用目安
物件契約にかかる費用 家賃の5~7カ月分
引越し費用 3万〜10万円程度
家具・家電・日用品の購入費用 20万円程度

一人暮らしを始める際は、まとまった費用が必要になります。物件の初期費用だけでなく、引越し費用や生活必需品の購入費なども重なるため、予算に余裕をもっておくことが大切です。

一人暮らしにかかる費用や引越し費用の相場について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

一人暮らしにかかる費用はいくら?初期費用や生活費の目安と節約方法を解説

一人暮らしの引越し費用の相場はいくら?総額や内訳、料金を抑えるポイントを解説

【引越し1カ月半〜2カ月前】初めての一人暮らしでやること

引越し1カ月半〜2カ月前にやることには、物件探しや物件契約の締結があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

物件探しをする

引越しの1カ月半〜2カ月前を目安に、物件探しを始めましょう。まずは、住みたいエリアや家賃の上限、間取り、譲れない条件(バス・トイレ別、オートロックなど)を明確にすることが大切です。

条件が明確になったら、インターネットの物件検索サイトや不動産会社の店舗で情報を集め、複数の物件を比較検討します。良い物件が見つかったら内見を行い、日当たりや騒音、周辺環境を確認しましょう。

物件契約を締結する

入居申し込み後、入居審査を通過したら物件契約を締結します。契約時には、重要事項説明を受け、契約書の内容をよく確認することが大切です。

不明点があればその場で不動産会社に確認しましょう。契約書に署名・押印し、初期費用を支払えば契約が成立します。

【引越し1カ月前】初めての一人暮らしでやること

引越し1カ月前にやることは、以下の4つです。

  • 引越し業者を選定する
  • ライフラインを契約する
  • 家具・家電を購入する
  • 荷造りを開始する

それぞれ詳しく解説します。

引越し業者を選定する

引越しの繁忙期は、予約が増えるため、早めの予約が必要です。引越しが繁忙期にかかるなら、物件探しと同時期に選定に取りかかっても良いでしょう。引越し業者を決める際は、複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較することが重要です。

単身者向けのプランや、荷造り・荷解きサービスなども比較検討し、予算や希望にあった業者を選んで本契約を締結しましょう。業者を決めれば、具体的な引越し日が確定し、ほかの手続きのスケジュールも立てやすくなります。

ライフラインを契約する

新居での生活開始日にあわせて、電気、ガス、水道といったライフラインの利用開始手続きをしましょう。特にガスは開栓時に立ち会いが必要な場合が多いため、早めに連絡して日程を調整することが大切です。

電気とガスは、現在契約している会社から別の会社へ乗り換えたり、セットプランを契約したりすることで料金が安くなる可能性があるため、見直しを検討するのもおすすめです。インターネットの契約が必要な場合は早めに申し込みをしましょう。

家具・家電を購入する

新生活に必要な冷蔵庫、洗濯機、ベッドなどの大型家具・家電の購入は、引越し直前に慌てないように1カ月前には済ませ、新居への配送日時を指定しておきましょう。

購入の際は、新居の部屋のサイズやドア、エレベーターのサイズを測っておき、搬入できるか確認することが大切です。また、家具・家電の設置場所を具体的に決めておくと、荷解きや生活のスタートがスムーズになります。

荷造りを開始する

引越し日までの残り時間を考慮し、引越し1カ月前を目安に荷造りを本格的に開始しましょう。まずは普段使わないもの、季節外れの衣類や本、趣味のグッズなどから手をつけると効率的です。このタイミングで不要なものを処分しておくことも推奨します。

段ボールには中身と新居での配置場所を明記し、割れ物には「ワレモノ注意」と記載しましょう。引越し後すぐに必要になる生活用品(洗面用具、充電器、契約書類など)は「すぐに使うもの」として別の段ボールにまとめておくのがおすすめです。

【引越し1週間前】初めての一人暮らしでやること

引越し1週間前にやることには、転出届の提出や郵便物の転送サービスの申し込みがあります。

これらの手続きを忘れると、住所変更ができず、重要な郵便物を受け取れない可能性があるため、忘れずに済ませましょう。

現住所の役所で転出届を提出する

引越し前後には、新しい住所に住民票を移すための手続きが必要です。まずは引越し日の14日前から当日までに、現住所の市区町村役場で転出届を提出します。

転出届を提出したときに発行される転出証明書は、引越し後に新住所の役所で転入届を提出する際に必要となるため、なくさないように大切に保管しておきましょう。

郵便の転送サービスを申し込む

郵便物が旧住所に届き続けるのを防ぐためには、郵便局の転送サービスを申し込む必要があります。転送手続きは、インターネット(e転居)や郵便局の窓口、郵送によって無料で行えます。

申し込みが完了すると、旧住所宛ての郵便物が1年間、新住所へ無料で転送されるようになります。この手続きをしておけば、住所変更の手続きが間に合わなかったダイレクトメールや重要な書類が誤って旧住所に届くのを防ぐことができるでしょう。

【引越し当日】初めての一人暮らしでやること

引越し当日にやることは、以下の3つです。

  • 搬出・搬入に立ち会う
  • 電気・水道が問題なく使えるかを確認する
  • ガスの開栓に立ち会う

それぞれ詳しく見ていきましょう。

搬出・搬入に立ち会う

引越し当日は、旧居での荷物の搬出と新居での荷物の搬入に立ち会う必要があります。搬出時には、荷物がすべて運び出されたか、旧居に忘れ物がないかを確認しましょう。

新居での搬入時には、家具や家電の配置場所を業者に指示する必要があります。このとき、大型荷物に傷や破損がないか、運び入れの際に建物に傷をつけていないかなども確認することが大切です。

電気・水道が問題なく使えるかを確認する

電気と水道の開通立ち会いは、基本的に事前手続きが完了していれば不要です。新居に到着したら、照明のスイッチを入れて電気がつくか、蛇口をひねって水が出るかを確認しましょう。

電気が使えない場合は、ブレーカーが落ちていないかを確認し、それでも使えなければすぐに電力会社や水道局に連絡しましょう。

電気の即日開通について詳しくは、以下の記事で紹介しています。

電気は即日開通できる?引越し当日の手続きで使用するための条件や方法を解説

ガスの開栓に立ち会う

ガスの開栓は、安全性の確保のために契約者本人の立ち会いが必要です。事前にガス会社と約束した時間に作業員が訪問し、ガスメーターの栓を開け、ガス機器の点火確認や安全確認を行います。

立ち会いが完了し、問題なくガスが使えることを確認できれば、お風呂やキッチンでお湯が使えるようになります。立ち会いの時間に間に合わない場合は、ガス会社に事前に連絡しましょう。

【引越し後】初めての一人暮らしでやること

引越し後は、以下の3つを行いましょう。

  • 新住所の役所で転入届を提出する
  • 各種サービスの住所変更手続きをする
  • 荷解きと段ボールの処分をする

それぞれ詳しく解説します。

新住所の役所で転入届を提出する

引越しが完了したら、新居に住み始めた日から14日以内に、新住所の市区町村役場で転入届を提出しましょう。このとき、旧住所の役場で受け取った転出証明書が必要になるため、忘れずに持参することが大切です。

転入届の提出をすれば、正式に新住所での住民登録が完了します。

各種サービスの住所変更手続きをする

引越し後は、契約している各種サービスの住所変更手続きを済ませます。特に、運転免許証、銀行、クレジットカード、携帯電話、保険などの住所変更は優先して行いましょう。

これらの住所変更を忘れると、重要書類が旧住所に届いてしまうため、リストを作成して一つずつチェックしながら進めましょう。

引越しで住所変更が必要なものについて詳しくは、以下の記事で紹介しています。

引越しで住所変更が必要なものは?各種手続きのポイントを解説

荷解きと段ボールの処分をする

新生活を快適にスタートさせるためにも、引越し後数日以内には荷解きを終わらせることを目指しましょう。荷解きと同時に、不要なものやゴミを仕分けながら進めると効率的です。

荷解きが終わったら、大量に出た段ボールの処分が必要です。多くの引越し業者は、希望すれば段ボールの回収を無料または有料で行っています。段ボールの回収サービスがない場合は、自治体が定める分別ルールに従って処分しましょう。

初めての一人暮らしで安心して生活するためのポイント

初めての一人暮らしで安心して生活するためのポイントは、以下の3つです。

①家事に慣れておく
②防犯対策をする
③近隣の病院を確認しておく

それぞれ詳しく解説します。

①家事に慣れておく

実家暮らしで家事の経験が少ない方は、一人暮らしを始める前に基本的な家事に慣れておくことが大切です。自炊は食費の節約に直結するため、簡単な料理から練習をしておくと、一人暮らしを始めてからも自炊を続けやすいでしょう。

また、洗濯や掃除、ゴミ出しなど、暮らしのルーティンを把握しておくことも重要です。

②防犯対策をする

一人暮らしでは防犯面の意識を高めることが重要です。来客時にはすぐにドアを開けず、必ずインターホンで確認する習慣をつけましょう。

また、女性の場合は洗濯物を干す際に一人暮らしであることを知られないよう、男性用の衣類を混ぜる・室内干しにするなどの工夫が大切です。

③近隣の病院を確認しておく

一人暮らしを始めたら、体調不良に備えて新居の近隣にある病院や診療所を確認しておきましょう。特に、内科や歯科など、利用する可能性が高い医療機関の場所や診療時間を把握しておくことが大切です。

また、夜間や休日に急に具合が悪くなった場合に頼れる救急病院や、休日・夜間診療の情報も調べておくと安心です。どこに病院があるかを把握しておくだけで不安が軽減され、いざというときも冷静に対応できます。

まとめ

まとめ

初めての一人暮らしを成功させるには、費用の把握と計画的な準備が大切です。物件探しから引越しに伴う手続きまで、適切な時期に進めましょう。

安心して暮らすためには、防犯対策や家事への習熟、近隣病院の確認も大切です。必要な準備を計画的に進めて新生活をスムーズにスタートさせましょう。

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この記事を監修した人
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新井 智美(あらい ともみ)

ファイナンシャルプランナー。2006年11月 卓越した専門性が求められる世界共通水準のFP資格であるCFP認定を受けると同時に、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士1級を取得。2017年10月 独立。主に個人を相手にお金に関する相談及び提案設計業務を行う。個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン住宅購入のアドバイス)の他、資産運用など上記内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行う傍ら、執筆・監修業も手掛ける。これまでの執筆・監修実績は3,000本以上。