引越しする場合は電話でなんて言えばいい?手続きのポイントもチェック

引越しの際は、ガスや電気、水道の各社に連絡する必要があります。手続きはウェブでも行えますが、電話でも手続きできます。ポイントを押さえておけば、電話でどう伝えるべきか迷って困ることもないでしょう。

まずは、ガスや電気、水道に共通する電話連絡時のポイントを解説します。

  1. 引越しの手続きであると伝える
  2. できるだけ早く連絡をする
  3. それぞれ解約と開始の連絡が必要

①引越しの手続きであると伝える

電話で連絡する場合、まずは引越しに伴う手続き(解約・開始)をしたいと伝えましょう。

なんて言えば良いか迷ってしまいがちですが、電話をすれば対応に慣れたオペレーターが案内してくれるため、指示に従って手続きを進めることができます。

必要な手続きが分からない場合でも、電話ならその場で説明を受けて確認できます。

手続きの際、お客様番号を聞かれることがあります。手元にない場合でも、契約者の氏名・住所・電話番号などで本人確認できることが多いため、まずは電話で問い合わせましょう。

②できるだけ早く連絡をする

ガスや電気、水道の引越し手続きをする場合、できるだけ早く電話をかけましょう。引越し予定日の1〜2週間前に電話をすれば、手続きをスムーズに進められます。

特にガスは開栓手続きに立ち会いが必要なため、希望日時で依頼できるよう早めに連絡しましょう。営業時間は各社で異なるため、事前に確認してから電話をかけるようにしましょう。

③それぞれ解約と開始の連絡が必要

ガスや電気、水道の引越し手続きでは、それぞれ解約と開始の連絡が必要になるため、最大6回の連絡が必要となる場合があります。それぞれの手続きを忘れないようにしてください。

開始と解約を同時に申し込める場合もあるので、オペレーターの指示をよく聞きましょう。

【ガス】引越しの手続きで電話をするときはなんて言えばいい?

【ガス】引越しの手続きで電話をするときはなんて言えばいい?

ここからは、引越しの手続きで電話をかける際にどのように伝えるべきかを説明します。併せて、具体的な手続き方法についても解説します。まずは、ガスの手続きについて確認しましょう。

引越しに伴いガスの手続きを行う場合、以下の3つのパターンが考えられます。当てはまるケースを確認してみましょう。

  1. 新居で別のガス会社を使いはじめる場合
  2. 現在契約しているガス会社を新居でも利用する場合
  3. 新居ですでにガスを契約している場合

ガスの開栓手続きについては、以下の記事で詳しく解説しているため、併せてご確認ください。

「ガス開栓に立ち会いは必要?使用開始のための手続きの流れや注意点を解説」

①新居で別のガス会社を使いはじめる場合

新居で別のガス会社に乗り換えたい場合は、まず現在契約しているガス会社に解約の連絡をします。ガス会社のお客様窓口に電話をかけ、「引越しのため、契約中のガスを解約したい」と伝えましょう。

ガス会社の解約手続きは、遅くとも引越しの1週間前に行ってください。解約に伴う閉栓時に立ち会いが必要になる場合があるので、早めに希望日時を伝えておくと安心です。

解約するための電話をかける前に、以下の情報を書き出しておきましょう。

  • お客様番号
  • 契約者氏名
  • 旧居の住所
  • ガス使用停止日
  • 立ち会い希望日時

その後、新居で新たに契約するガス会社に電話をかけます。「引越し先でガスを使用したいので、手続きをお願いします」と伝えれば、新規契約と開栓手続きについて案内されます。

引越し当日からガスを使うために、遅くとも1週間前までにはガス会社に連絡しましょう。

ガスを使用開始するには開栓手続きが必要で、立ち会いが求められます。早めに連絡しなければ希望日時に開栓を予約できないこともあるため、引越し予定日が決まったらできるだけ早く連絡してください。

電話をかける前に、以下の情報をメモしておくとスムーズです。

  • 契約者氏名
  • 電話番号
  • 新居の住所
  • 使用開始日
  • 立ち会い希望日時
  • 新居の住居形態
  • 使用するガス機器

②現在契約しているガス会社を新居でも利用する場合

現在契約しているガス会社を新居でも利用する場合は、引越し先でも継続する旨を電話で伝えます。ガス会社のお客様窓口に電話をかけ、「引越し先でも引き続きガスを使いたい」と伝えましょう。

ガスの開栓手続きには立ち会いが必要なので、遅くとも引越しの1週間前には立ち会い希望日時を電話で伝える必要があります。電話をかけるタイミングが遅れると、希望日に開栓できずガスが使えない可能性があるため、注意してください。

以下の情報が必要になる場合があるので、電話をかける前に書き出しておくと安心です。

  • 契約者氏名
  • 電話番号
  • 新居の住所
  • 使用開始日
  • 立ち会い希望日時
  • 新居の住居形態
  • 使用するガス機器

③新居ですでにガスを契約している場合

実家に戻る場合や、単身赴任を終えて家族が待つ家に戻る場合は、新居ですでにガスを契約している状態なので、旧居のガスの解約手続きのみを行います。

ガス会社のお客様窓口に電話をかけ、「引越すため、現在利用しているガスの解約手続きをしたい」と伝えましょう。解約希望日の遅くとも1週間前までに連絡してください。

ガスを解約する場合、開栓時と異なり立ち会いは必須ではありません。ただし、オートロック物件で作業員が入れない場合やガス警報器(リース)の取り外しがある場合、最終ガス料金をその場で精算する場合などは、立ち会いが必要です。

ガスの解約手続きには、以下の情報が必要になる場合があります。

  • お客様番号
  • 契約者氏名
  • 電話番号
  • 旧居の住所
  • 使用停止日
  • 立ち会い希望日時

【電気】引越しの手続きで電話をするときはなんて言えばいい?

続いては、電気の手続きについて解説します。引越しに伴い電気の手続きをする場合、以下の3つのパターンが考えられるので、当てはまるものをチェックしたうえで電話をかけましょう。

  1. 新居で別の電力会社を使いはじめる場合
  2. 現在契約している電力会社を新居でも利用する場合
  3. 新居ですでに電気を契約している場合

引越し時に行う電気の契約や解約、電力会社の乗り換えについて詳しくは、以下の記事で紹介しています。

引越しに伴う電気の契約や解約はいつやるの?具体的な手続きや注意点を解説

電力会社や電気プランは乗り換えできる?電気料金は変わる?選び方や注意点を解説

①新居で別の電力会社を使いはじめる場合

新居で別の電力会社に乗り換えたい場合は、まず現在契約している電力会社の解約手続きを行います。電力会社のお客様窓口に電話をかけ、「引越しをするため、現在契約している電気を解約したい」と伝えましょう。

電気の解約手続きに必要な情報は、以下のとおりです。

  • 契約者氏名
  • 電話番号
  • お客様番号または供給地点特定番号
  • 旧居の住所
  • 解約希望日

供給地点特定番号は、検針票(電気ご使用量のお知らせ)や電力会社のマイページで確認できます。

電気を解約する手続きをしなければ、引越し後も旧居の電気料金が発生し続けるため、遅くとも引越し予定日の1週間前までには電話をかけましょう。

その後、新たに契約する電力会社に電話をかけ、「引越しをするため新居での電気契約をしたい」と伝えてください。契約時には、以下の情報が必要です。

  • 契約者氏名
  • 電話番号
  • 新居の住所
  • 使用開始日
  • 希望するプランや契約アンペア
  • 支払い方法

遅くとも引越す日の1週間前までには電話をかけておくと、新居でブレーカーを上げるだけで(スマートメーターの場合は操作不要)、すぐに電気が使えるようになります。

なお、旧居を退去する際は、ブレーカーを落として退去するのが一般的ですが、スマートメーターの場合はブレーカーを落とす必要はありません。また、電気の停止や利用開始時の立ち会いも不要です。

②現在契約している電力会社を新居でも利用する場合

現在の電力会社との契約を新居でも継続する場合は、旧居での使用停止と新居での使用開始の手続きを1回の電話で行えます。契約している電力会社に電話をかけ、「引越し先でも現在契約中の電気を引き続き利用したい」と伝えましょう。

独立行政法人 電力会社に以下の情報を伝える必要があるので、手元に準備しておくとスムーズです。

  • 契約者氏名
  • 電話番号
  • お客様番号
  • 旧居の住所
  • 新居の住所
  • 退去日
  • 入居日
  • 支払い方法

独立行政法人 引越し当日に電話をかけても対応してもらえるケースはありますが、手続きが間に合わず電気が使えない可能性もあります。引越したその日から電気を使うために、遅くとも引越しの1週間前までには連絡しましょう。

③新居ですでに電気を契約している場合

実家に戻る場合や単身赴任を終えた場合など、引越し先ですでに電気が契約されているケースでは、旧居の解約手続きのみを行います。契約している電力会社に電話をかけ、「契約中の電気を解約したい」と伝えましょう。

独立行政法人 解約に必要な情報は以下のようなものなので、あらかじめ書き出しておくとスムーズです。

  • 契約者氏名
  • 電話番号
  • お客様番号または供給地点特定番号
  • 旧居の住所
  • 解約希望日

独立行政法人 遅くとも1週間前までに解約の連絡をすれば、旧居の電気料金の不要な発生を防げます。

【水道】引越しの手続きで電話をするときはなんて言えばいい?

続いては、水道の手続きについて解説します。引越しに伴い水道の手続きをする場合、以下の3つのパターンが考えられるので、当てはまるものをチェックしたうえで電話をかけましょう。

  1. 新居で別の水道局を利用する場合
  2. 旧居と新居の水道局が同じ場合
  3. 新居ですでに水道局と契約している場合

①新居で別の水道局を利用する場合

新居でこれまでと異なる水道局を利用する場合は、まず現在利用している水道局に解約手続きを依頼します。その後、新居を管轄している水道局に使用開始の連絡をしましょう。

現在利用している水道局のお客様センターに電話をかけ、「引越すため、現在の水道の解約手続きをお願いしたい」と伝えましょう。

解約手続きの際に水道局に伝えるべき情報は、以下のとおりです。

  • 契約者氏名
  • 電話番号
  • 旧居の住所
  • 使用停止日

水道の利用を停止する際は基本的に立ち会い不要ですが、オートロックなどで外から水道メーターを確認できない場合は立ち会いが必要になることもあります。立ち会いが必要であれば、希望日時を伝えましょう。

引越しの何日前までに手続きを行うべきかは水道局によって異なりますが、一般的には1週間前までに手続きを済ませておくと安心です。

その後、新たに利用する水道局に使用開始の連絡をします。「引越し先で水道を使いたいので、手続きをお願いしたい」と伝え、以下のような情報を伝えましょう。

  • 契約者氏名
  • 新居の住所
  • 使用開始日
  • 支払い方法

遅くとも引越す1週間前までには手続きをしておくと安心です。引越しする人が多い繁忙期は電話がつながりにくいので、早めの連絡を心がけましょう。

②旧居と新居の水道局が同じ場合

引越し前後で管轄の水道局が変わらない場合は、利用している水道局に電話をかければ使用停止と開始の手続きを同時に行えます。水道局のお客様センターに電話をかけ、「引越し先でも水道を使いたいので手続きしたい」と伝えましょう。

水道の使用停止と開始に必要な情報は、以下のとおりです。

  • 契約者氏名
  • お客様番号
  • 旧居の住所
  • 新居の住所
  • 使用停止日
  • 使用開始日

一般的に、引越しの1週間前までに連絡をすれば、新居でも引越し当日から水道が使えます。

③新居ですでに水道局と契約している場合

実家に帰ったり、単身赴任を終えて自宅に戻ったりする場合には、新たに水道を契約する必要がありません。解約の手続きだけで良いので、現在契約中の水道局に電話をかけ、「引越しのため水道を解約したい」と伝えましょう。

水道の解約手続きでは、以下のような情報を伝えます。

  • 契約者氏名
  • お客様番号
  • 旧居の住所
  • 使用停止日

遅くとも停止を希望する1週間前には連絡しましょう。立ち会いが必要な場合は、立ち会う日時も知らせてください。

引越しに伴う手続きで知っておきたいポイント

引越しに伴う手続きで知っておきたいポイント

引越しの際は、様々な手続きをすることになります。引越しに伴う手続きについて、押さえておきたいポイントを紹介するため、参考にしてください。

  1. 月の途中で引越した場合の使用料金は日割り計算される
  2. ガスと電気をセットで契約していればまとめて手続きができる
  3. ガス・電気・水道以外の手続きも忘れずに行う

①月の途中で引越した場合の使用料金は日割り計算される

月の途中で引越した場合、ガスや電気、水道の使用料金は、日割り計算となる場合があります。

支払い方法は様々なため、解約の電話連絡時に確認しておくとスムーズです。

これまでと同様に、口座振替やクレジットカード払いが利用できます。そのほか、引越し先に送付される請求書を使用した支払い、旧居での最終検針後に現金で支払うケースもあります。

②ガスと電気をセットで契約していればまとめて手続きができる

ガスと電気を1社でセット契約している場合、まとめて手続きができます。引越しに伴う手続きも、1社に連絡するだけで済むため、手間がかかりません。

手続きの負担を軽減したい方は、ガスと電気のセット契約を検討しましょう。

ガスと電気をまとめる際に考えられるメリットやデメリットについて詳しくは、以下の記事で紹介しています。

電気とガスをまとめるのはデメリットがある?メリットとあわせて解説

③ガス・電気・水道以外の手続きも忘れずに行う

ガス・電気・水道以外にも、引越しの際にやるべき手続きはいくつかあります。

引越し業者の手配をはじめ、インターネットや保険など、住所変更の手続きをしなければならないものも多いです。ライフライン以外の手続きも忘れずに行いましょう。

引越しの際にやるべきことについて詳しくは、以下の記事で紹介しています。

引越しのやることチェックリスト|手続きのタイミングや内容、流れを解説!

引越しで住所変更が必要なものは?各種手続きのポイントを解説

まとめ

引越しの際にガスや電気、水道の手続きをする場合は、電話で「引越しに伴う手続きをしたい」と伝えましょう。手続きに慣れたオペレーターが対応してくれるため、指示に従って進めればスムーズに完了します。

解約や開始で何度も電話をかけるのが手間に感じる方は、今後の手続きが楽になるように、電気とガスをセットで契約することも検討してみてください。

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この記事を監修した人
この記事を監修した人の写真
矢野 翔一(やの しょういち)
2級FP技能士・AFP・宅地建物取引士・管理業務主任者

関西学院大学法学部法律学科卒業。有限会社アローフィールド代表取締役社長。不動産賃貸業、学習塾経営に携わりながら、自身の経験・知識を活かしつつ、金融関係、不動産全般(不動産売買、不動産投資)、お金と暮らしなどの記事執筆や監修にも携わる。anan「最新版・お金の教科書2023(No.2348)」マネーニュース&雑学コーナーに掲載。