電気代の見直しポイントは?1カ月の料金目安や仕組み、節約ポイントを解説
「最近、電気代が高くなった」と感じている方は多いのではないでしょうか。
実際、国による電気・ガス料金支援は2026年1〜3月使用分で終了し、再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)の単価も、2026年5月検針分から1kWhあたり4.18円へ引き上げられました。
国の支援終了や再エネ賦課金の引き上げにより、家庭の電気代はこれまで以上に高くなり、家計への負担が増す可能性があります。毎月の支出を抑えるには、料金の仕組みや電気の使い方を把握し、家庭に合った節電や料金プランの見直しを行うことが大切です。
とはいえ、電気代を見直すといっても、何からはじめれば良いのか分からない方も多いでしょう。
本記事では、電気代の仕組みから今すぐ実践できる4つの見直しポイントまで、分かりやすく解説します。
自分に合った節約方法を見つけて、毎月の電気代の負担を抑えましょう。
電気代を見直す前に確認したい「基本のチェックポイント」
電気代の見直しをはじめる前に、自分の電気代が高いのかどうかを正確に把握することが大切です。
なぜなら、やみくもに節電するよりも、現状を理解してから対策を取るほうが効果的だからです。
ここではまず、家庭の電気代の目安と、電気代の仕組みについて確認していきましょう。
1カ月あたりの電気代目安
2024年の総務省の家計調査によると、月の平均電気代は、一人暮らしで約6,756円、二人暮らしで約10,878円です(※1)。また、3人家族で月平均12,651円、4人家族で12,805円となっています。
ただし、実際の電気代は世帯人数だけでなく、在宅時間や住まいの設備、季節によっても大きく変わります。
燃料価格や政府支援の有無によっても、電気代は時期ごとに変動します。そのため、平均額と比較するだけでなく、自宅の前年同月や前月との増減を見ることを意識しましょう。
世帯・地域・季節別の電気代平均について詳しくは、以下の記事で紹介しています。
電気代の平均はいくら?世帯・地域・季節別の違いや節約方法を解説
(※1)出典:総務省統計局「家計調査」
電気代の仕組み
毎月の電気代は、主に「基本料金」「電力量料金」「燃料費調整額」「再エネ賦課金」の4つで決まります。
基本料金は、契約アンペア数(容量)に応じて毎月発生する固定料金です。電気を全く使わない月でも発生し、契約アンペア数が大きいほど基本料金は高くなります。
電力量料金は、使った電気の量に応じて決まる料金で、計算式は「電力量料金単価×使用電力量(kWh)」です。
一般的な家庭向けプランでは、使用量が増えるほど1kWhあたりの単価が上がる「三段階制」が採用されています。
燃料費調整額は、原油・LNG・石炭など、発電に使う燃料価格の変動を毎月の電気代に反映するための調整額です。
再エネ賦課金は、再生可能エネルギーの普及に必要な費用を、電気を使う人全員で負担するもので、単価は年度ごとに全国一律で設定されています。
電気料金の計算方法について詳しくは、以下の記事で紹介しています。
電気代の見直しポイント
電気代の主な見直しポイントとして、以下の4つが挙げられます。
- 契約アンペア数を見直して基本料金を下げる
- 家電の使い方を変えて電力量料金を抑える
- 電気の使い方を見える化し、生活のムダを減らす
- 電力会社・料金プランを乗り換える
それぞれ順番に解説していきます。
①契約アンペア数を見直して基本料金を下げる
アンペア制を採用している電力会社では、契約アンペア数に応じて毎月の基本料金が決まります。
具体的には、北海道・東北・東京・中部・北陸・九州電力の各供給エリアが対象です。
実際の使用状況より契約アンペア数が大きすぎる場合、不要な固定費を毎月支払い続けていることになります。
基本料金はアンペア数を1段階下げるごとに安くなり、電力量料金には影響しません。そのため、ブレーカーが落ちない範囲で契約アンペア数を下げられれば、毎月の固定費を継続的に減らせます。
一方、関西電力・中国電力・四国電力・沖縄電力エリアは「最低料金制」を採用しています。
これらのエリアでは、契約アンペア数によって基本料金が変動しないため、アンペア数を見直しても電気代の削減にはつながらない点に注意が必要です。
②家電の使い方を変えて電力量料金を抑える
電力量料金を抑える基本は、家電ごとの使い方を見直すことです。
資源エネルギー庁では、エアコンの設定温度の調整や冷蔵庫の置き方の工夫、照明をLEDに交換するなど、家電ごとの省エネ方法が紹介されています(※2)。
なかでもエアコン・冷蔵庫・照明は消費電力が大きく、見直しの効果が出やすい家電です。あわせて、使っていない家電から発生する「待機電力」の削減も、年間の電気代につながります。
それぞれのポイントを順番に見ていきましょう。
(※2)出典:資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約」
エアコンの電気代節約ポイント
冷房の設定温度を1℃上げると、年間で約940円の節約につながるとされています。また、目詰まりしたエアコンのフィルターを清掃すると、エアコンの効率が上がり、年間で約990円の節約につながります。
さらに、室外機の周辺に物を置かないことや、直射日光を遮る工夫も、放熱効率の改善につながります。
扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させると、設定温度を変えなくても体感温度を下げる効果が期待できます。電気代の節約にもつながるため、実践してみましょう。
エアコンの節約方法について詳しくは、以下の記事で紹介しています。
エアコンの節約方法8選!電気料金の仕組みを理解して効率良く抑えよう
冷蔵庫の電気代節約ポイント
冷蔵庫の中に食品を詰め込みすぎると、冷気が循環しにくくなり、消費電力が増える原因になります。
設定温度を「強」から「中」に変えるだけでも節電につながり、年間数百円程度の削減が期待できます。
冷蔵庫は壁から適度な隙間をとり、側面・背面の放熱スペースを確保することも大切です。
資源エネルギー庁の試算では、冷蔵庫の上部と左右両側が壁に接している場合と、片側のみが接している場合を比較すると、年間約45kWhの節電効果が見込まれています。
購入から10年以上経過した冷蔵庫は、最新機種より消費電力が大きい場合が多く、買い替えで節電につながる可能性もあります。
冷蔵庫の電気代平均や節電方法について詳しくは、以下の記事で紹介しています。
照明・ライトの電気代節約ポイント
蛍光灯をLED電球に交換すると、消費電力を約50%削減できます。
68W形の蛍光灯を同程度の明るさのLED電球に交換し、年間2,000時間点灯した場合、1台あたり年間約2,100円の節約効果が見込めます(※3)。
LEDは寿命が長いため、交換頻度を抑えられるほか、買い替えにかかる費用の軽減にもつながります。また、蛍光灯のように頻繁な点灯・消灯によって寿命が縮みにくい点もメリットです。使っていない部屋の照明をこまめに消す習慣も、日々の電気代を抑えるうえで効果的です。
LED照明の電気代や蛍光灯との比較について詳しくは、以下の記事で紹介しています。
LED照明の電気代はどのくらい?蛍光灯との比較や節約のポイントを解説
(※3)出典:資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約 」
待機電力を減らす
家電を使っていないときでも、コンセントにつないでいると少しずつ電気を消費する「待機電力」が発生します。
資源エネルギー庁によると、一世帯あたりの年間待機電力量は228kWhで、家庭の年間電気使用量の約5.1%を占めるとされています。
一般的な電力量料金単価をもとにすると、年間で6,000〜7,000円程度の電気代がかかっている計算です。
使わない家電は主電源をオフにし、必要に応じてプラグを抜くと待機電力を減らしやすくなります。
主電源をオフにし、あわせてコンセントを抜くことで、待機電力を約49%削減できるとされています。
待機電力が発生する仕組みや家電にかかる電気料金について詳しくは、以下の記事で紹介しています。
待機電力とは何か?発生する仕組みや家電にかかる電気料金を知って節約につなげよう
③電気の使い方を見える化し、生活のムダを減らす
電気代を下げるには、家電そのものの使い方だけでなく、使う時間や回数など生活習慣の見直しも大切です。
具体的には、以下の3つの工夫が挙げられます。
- 電気代を「見える化」して管理する
- 洗濯・乾燥など家事の進め方を見直す
- 省エネ家電への買い替えを検討する
それぞれ順番に解説します。
電気代を「見える化」して管理する
電気代を効果的に減らすには、いつ・どのくらい電気を使っているかを「見える化」することが重要です。
毎月届く検針票には、当月の使用量・請求金額・料金の内訳が記載されているため、前月や前年同月と比べることで、使いすぎている時期や傾向を把握できます。
スマートメーターが設置済みの家庭では、契約電力会社のウェブマイページやアプリから30分単位の電気使用量データを無料で確認できる場合があります。
どの時間帯に電気を多く使っているかを把握すれば、節電のポイントを具体的に絞り込めるようになります。
まだマイページに登録していない場合は、契約している電力会社の公式サイトを確認してみましょう。
洗濯・乾燥など家事の進め方を見直す
洗濯は、少量を毎日洗うよりも、まとめ洗いで回数を減らすほうが効率的です。
資源エネルギー庁の試算では、洗濯機の容量の4割で毎日運転する場合と比べて、8割程度までまとめ洗いをすると、年間で約180円の電気代削減になるとされています。
1回あたりの差は小さく見えても、毎日積み重なることで年間の電気代に大きな差が生まれます。
また、節約効果をさらに高めるには、衣類乾燥機の使い方を見直すことも有効です。まず自然乾燥である程度水分を減らし、仕上げとして必要な分だけ乾燥機を使うと、節約につながります。
洗濯や乾燥は使用頻度が高いため、小さな工夫の積み重ねが年間の電気代に大きな差を生みます。
省エネ家電への買い替えを検討する
家電の省エネ性能は年々高まっており、古い機種を長く使っている家庭は買い替えで電気代を下げられる可能性があります。
資源エネルギー庁のデータでは、現在の冷蔵庫は10年前のモデルと比べて約21〜30%、エアコンは約14%の省エネを達成しています。
買い替えの目安は、エアコンや冷蔵庫で10年以上、洗濯機で8〜10年程度が一つの基準です。これより古い機種を使い続けている場合、新しい機種との消費電力の差は大きい可能性があります。
また、買い替え機種を選ぶ際の参考になるのが、家電量販店で表示されている「統一省エネラベル」です。ラベルには省エネ性能が星の数で示されており、年間の電気代の目安もあわせて確認できます。
④電力会社・料金プランを乗り換える
2016年の電力自由化以降、家庭でも電力会社や料金プランを自由に選べるようになったため、契約の見直しで電気代を下げられる可能性があります。
乗り換え先は、料金の安さだけで決めずに、契約期間や解約手数料、料金の仕組みもあわせて確認しておきましょう。
セット割引やポイント特典、時間帯別料金など様々なプランがあり、自分の使い方に合ったものを選ぶことがポイントです。
切り替えは乗り換え先の電力会社へ申し込むだけで完了し、解約手続きも代行してくれる場合が多いため、利用者側で必要な作業はそれほど多くありません。
申し込みの際は、検針票に記載された「お客様番号」や「供給地点特定番号」を手元に用意しておくとスムーズです。
ただし、賃貸住宅や集合住宅では、建物の契約形態によって切り替えられない場合があるため、事前の確認が必要です。
電力会社や電気プランの乗り換えについて詳しくは、以下の記事で紹介しています。
まとめ
電気代を下げる方法は、大きく契約面と使い方の2つに分けられます。
契約面では、アンペア数や料金プランの見直し、電力会社の乗り換えによって、毎月の固定費の削減につながります。
使い方の面では、消費電力の大きい家電の見直し、待機電力の削減、省エネ家電への買い替えなどが基本です。
まずは検針票で毎月の電気代を確認し、平均値と比べて自分の状況を把握するところからはじめてみてください。
なかでも電力会社の乗り換えは、申し込みの手続きだけで毎月の固定費を下げられる可能性があります。
楽天でんきは、基本料金0円のシンプルな料金体系を採用しています(※4)。従量料金の単価も一律で、冷暖房器具の使用で電気使用量が増えても単価が上がりません。
でんき単体の場合はご利用料金200円(※5)につき1ポイント、楽天ガス(※6)とのセットなら100円(※5)につき1ポイントの楽天ポイントが貯まり(※7)、お支払いにも充当できます(※8)。
さらに、前月の利用金額が税込5,500円以上かつクレジットカード払いの方は、楽天市場でのお買い物時に「ポイント+0.5倍」が進呈されます(※9)。
電気代の見直しをはじめるなら、楽天でんきも一度比較してみてはいかがでしょうか。
楽天ガスのお申し込みはこちら
楽天でんきのお申し込みはこちら
(※4)「プランS」「プランM」が対象。「動力プラン」の場合、基本料金は0円ではありません。
(※5)楽天ポイント進呈の基準となる金額は、電気料金とガス料金の税抜価格です。
(※6)楽天ガスは都市ガス(東京ガス、東邦ガス、関電ガス)が提供対象エリアです。詳しくはガス対象エリアページをご確認ください。
(※7)楽天ポイントの進呈対象は、クレジットカードでお支払いいただいた料金となります。
(※8)貯まったポイントは50ポイント(50円相当)からご利用料金に充当できます。
(※9)獲得条件および進呈ポイントの上限があります。「楽天でんき」のSPU詳細はこちら。
ご利用金額の一部もしくは全額をポイントでお支払いいただいた場合もSPU対象になります。

