引越しでのやることチェックリスト|まず全体の流れをチェック

引越しにはやることがたくさんあります。まずは、いつ・どんな手続きが必要なのか、タイミングや手続きの内容から全体の流れを整理しておきましょう。

引越しが決まった直後にやること
引越し業者の手配と退去日・入居日の確定 引越し希望日の2カ月前から1カ月前を目安に引越し業者を手配。退去日・入居日が確定したら、全体のスケジュールを立てる。
賃貸物件や駐車場の解約手続き 賃貸物件や駐車場の解約手続きを行う。期限を設けている場合が多いため、賃貸借契約書を確認のうえ早めに対応する。
インターネット回線の住所変更または契約の見直し 引越しをきっかけに回線事業者などの乗り換えを検討するなら、違約金の有無を確認しておく。
固定電話の移転手続き 「116」に電話、もしくはNTT東日本・西日本のホームページを通じて手続きを申し込む(※1)。新居で利用するには、立ち会いを伴う開通工事の予約が必要。
新聞などの定期購読やサブスクサービスの契約変更 住所変更もしくは途中解約など、それぞれのルールに従って手続きを進める。
火災保険や地震保険の契約変更または解約 火災保険や地震保険は建物や家財が対象のため、引越しをすると原則解約となる。新居の住所地や建物の構造などによっては住所変更のみで継続できる場合もある。
子どもの転園や転校の手続き 子どもがいる場合、引越し先によっては、保育園や幼稚園の転園、小・中学校の転校、高校の転学が必要。
引越し前日までにやること
梱包資材の準備と引越し荷物の梱包 普段使わないものから少しずつ、引越し荷物の梱包をはじめる。梱包資材は引越し業者から無料で提供されるのが一般的。
粗大ごみと不用品の処分 粗大ごみや不用品は、通常のごみでは回収されないことが多いため、自治体のルールに従って適切に処分する。
役所での転出手続き 別の市区町村への引越しなら転出届、同じ市区町村内での引越しなら転居届を提出する。
電気・ガス・水道の解約と開始申し込み 電気・ガス・水道とも旧居での解約手続きと新居での開始申し込みが必要。
郵便物の転居・転送サービスの申し込み 郵便局の転居・転送サービスは、窓口のほか、郵送、インターネットで申し込み可能。
NHKへの住所変更の通知 住所変更は郵便局にある「共通転居届等用紙」やインターネットで申し込める。
飼い犬登録の変更手続き 飼い犬がいる場合、引越し先の市区町村の担当窓口で手続きする。同じ市区町村内の引越しでも、登録内容の変更は必要。
引越し直前から当日にやること
冷蔵庫と洗濯機の水抜き 冷蔵庫は引越しの1日前、洗濯機は引越し当日に水抜きしておく。
パソコンデータのバックアップ 引越し作業中のパソコンデータ消失のトラブルを防ぐため、データのバックアップをしておく。
電化製品の配線類のまとめ 電化製品の荷造りで配線類の収拾がつかなくならないように、カラーテープで名前をつけるなど、整理してまとめる。
引越し荷物の最終確認 当日ご自身で運ぶ荷物、引越し業者に運んでもらう荷物をしっかり確認する。
旧居からの引越し荷物の搬出 引越し業者の人といっしょに作業内容の確認をしてから、荷物を搬出してもらう。
旧居の掃除やごみの処分 荷物の搬出中、同時に旧居の掃除やごみの処分を進める。
電気・ガス・水道の使用停止 電気のブレーカースイッチを切り、ガスの元栓を閉め、水道の蛇口を閉じて、使用停止の状態にあることを確認する。
鍵の返却と旧居の明け渡し 賃貸物件の場合は、鍵を返却して退去する。管理者の立ち会いがあれば、室内の状況をいっしょに確認する。
新居の鍵の受け取り 引越し業者の到着前に、不動産会社や大家などから新居の鍵を受け取っておく。
新居への引越し荷物の搬入 引越し業者による荷物の搬入には、トラブル防止のため、原則として立ち会う。ご近所への配慮も忘れない。
新居のガス開栓の立ち会い ガスの開栓は、ガス漏れなどのチェックもあるため、室内での立ち会いが必要。
引越し後なるべく早めにやること
役所での転入手続き 引越し日から14日以内に転入手続き(または転居手続き)を済ませる。同時にマイナンバーカードや国民健康保険などの住所変更も行う。
運転免許証や銀行などの住所変更 運転免許証、銀行、クレジットカードなどの住所変更を行う。
子どもの転園・転校の手続き 子どもがいる場合、保育園や幼稚園の転園、小・中学校の転校、高校の転学の手続きを行う。
新居の現況確認 新しい家での暮らしが始まる前に、現時点で状況確認をする。スマートフォンなどで撮影しておくと便利。
ご近所への引越し挨拶 相手の迷惑にならないように時間を考えて訪問する。気軽に受け取りやすい消耗品やお菓子などを贈るのがおすすめ。

次項からはチェックリストに沿って、特に注意すべきことを詳しく確認していきましょう。

(※1)1東日本エリアから西日本エリアなど、エリアの外へ引越しをする場合は、現住所の管轄エリアでの契約を解除し、引越し先住所の管轄エリアで新規契約する必要があります。

引越しが決まった直後にやること

引越しが決まったら、引越し業者を決めることから開始します。荷物の搬入日と搬出日が決まれば、先ほどのチェックリストを参考に、ご自身のチェックリストを作成しましょう。

引越し業者の手配と退去日・入居日の確定

引越し業者の手配は、希望する引越し日の2カ月から1カ月前までが目安です。空きさえあれば数日前の依頼でも引き受けてもらえますが、繁忙期になると希望どおりの引越し日に決まらない、業者がなかなか見つからない可能性もあります。

また、業者を探すときは複数に見積りを出して、費用面などでより条件のあう業者を見つけることも大切です。

業者と引越し日が確定すれば、旧居の退去日と新居への入居日が決まります。その時点で、引越しでやることを洗い出し、全体のスケジュールを立てると良いでしょう。

賃貸物件や駐車場の解約手続き

賃貸物件を契約している方は、解約手続きが必要です。

「退去日の1カ月前までに管理会社に連絡する」、「退去する前月1日までに不動産会社に伝える」など、契約ごとに解約のルールが異なります。詳しくは賃貸借契約書を確認しておきましょう。駐車場も借りているなら、あわせて解約を申し出ます。

手続きには退去届(解約届)などの書面が必要な場合がほとんどです。書面でのやりとりを踏まえて、早めの対応が大切です。

インターネット回線の住所変更あるいは契約の見直し

インターネット回線の契約は、住所変更をすれば、そのまま新居に引き継げます。
ただし、事業者のサービス提供エリア外に引越す場合は、解約して引越し先のサービス提供エリアの事業者と新たに契約する必要があります。

また、引越し先の状況によっては開通工事や新居が戸建住宅の場合には回線工事が必要です。工事が必要になると、インターネット回線を使えるようになるまで最短でも2週間、おおむね1カ月はかかります。

引越しをきっかけに事業者の見直しもおすすめです。しかし、タイミングによっては契約解除料などの違約金が発生することもあるため、契約内容を確認しておきましょう。また、レンタルルーターを使っているなら、忘れずに返却してください。

子どもの転園や転校の手続き

子どもがいる場合、引越し先によっては、保育園や幼稚園の転園、小・中学校の転校、高校の転学が必要です。

保育園や幼稚園 保育園や幼稚園は、引越し先の新しい園への転園となる。そのため、希望する園で空き状況を確認してから入園手続きをする。
転園が決まったら、在籍する園の除籍手続きを行う。
小・中学校 通学中の学校に引越し予定を伝えて、「在学証明書」、「教科用図書給与証明書」を受け取る。
引越し後に転校先の役所へ提出するため、なくさないように保管しておく。
高校 引越し後に違う高校へ通うには「転学」手続きが必要。通学中の高校から許可を得て、転学先の高校で手続きするのが一般的。
ただし、学期ごとの受付、試験合格など、高校によりルールは様々。

引越し後も同じ園や学校に通う場合は、住所が変更した旨を園や学校に知らせるだけで問題ありません。

引越し前日までにやること

引越し日が決まって全体のスケジュールに見通しが立ったら、引越しに向けて少しずつ荷造りをはじめ、転居の手続きを進めます。引越し前日までにやることには、主に次のようなものがあります。

粗大ごみと不用品の処分

引越しに向けて、普段使わないものから少しずつ梱包をはじめます。荷造りするうちに不用品も出てくると思いますが、日々のごみ収集では回収してもらえない粗大ごみや不用品は、自治体の指定する方法で処分します。

粗大ごみや不用品の一般的な処分方法

  1. 電話やインターネットでごみの回収を申し込む
  2. 手数料の支払いや回収チケットを購入する
  3. 指定場所にごみを出し、回収してもらう

ただし、家電4品目(テレビやエアコン、冷蔵庫、洗濯機)を処分する場合、家電リサイクル法により、小売店や郵便局で家電リサイクル券を購入して業者に回収を依頼しなければなりません。

役所での転出手続き

現住所とは別の市区町村へ引越しをするときは、役所で「転出届」を提出します。期間は引越し日の14日前から14日後までの間で、手続きには運転免許証など届出人の本人確認書類が必要です。

転出手続きで受け取る「転出証明書」は、転入先の役所に提出するため、なくさないように注意しましょう。

また、電子証明書が有効なマイナンバーカードを使えば、マイナポータルから24時間365日いつでもオンラインで転出手続きが可能です(※2)。マイナンバーカードを使って転出手続きをすると、書類の発行はありません。転入時はマイナンバーカードを役所に持参します。

(※2)システムメンテナンスなどにより利用できない場合もあります。

電気・ガス・水道の解約と開始申し込み

電気・ガス・水道は、旧居での解約手続きと同時に、新居で引越し当日から使えるように開始申し込みも併せて行います。いずれも連絡の際は、手元に契約者番号を用意しておくとスムーズに手続きが進みます。

電気 契約する電力会社に使用停止を連絡する。
インターネットで手続きすれば、停止・開始とも当日の申し込みでも対応する会社もある。
ガス 利用中のガス会社に停止申し込み、新居で利用予定の
ガス会社に開始申し込みと開始にあたって必要な立ち会い日時の希望を伝える。
水道 水道は自治体の管轄となり、停止・開始とも自治体の水道局へ郵送や電話で申し出る。
実際に停止・開始されるまでに3~4日かかる可能性があるため、早めに連絡する。

ガスの使用開始には立ち会いが必要ですが、電気と水道は原則必要ありません。しかし、オートロック式マンションに引越しされる場合、電気の開始で立ち会いを求められる可能性もあります。

飼い犬登録の変更手続き

犬を飼っている方は、お住まいの市区町村での登録、またはマイクロチップの装着(国への登録)を済ませているでしょう。引越しで住所が変わると、飼い犬の登録にも変更手続きが必要です。

同じ市区町村内で引越し 保健所や保健センターなど、自治体の指定する窓口で、
飼い犬の登録事項変更届を提出し、所在地変更を届け出る。
別の市区町村へ引越し 登録時に発行された鑑札を持参のうえ、
引越し先の住所を管轄する自治体の指定する窓口で手続きを行う。

マイクロチップを装着し、環境省データベースに登録した飼い犬は、環境省データベースで手続きします。窓口での手続きは不要です。ただし、自治体によっては窓口での手続きを求められる場合もあります。

引越し直前から当日にやること

引越し直前から当日にやること

引越し当日には、これまで住んできた家からすべての荷物を運び出し、転居前の手続きを終わらせておかなければなりません。もれや抜けがないか、定期的にチェックリストを見直しましょう。

冷蔵庫や洗濯機の水抜き

引越しで冷蔵庫を移動させるときは、冷却器の霜や蒸発皿の水など、庫内の水抜きが必要です。

冷蔵庫の水抜きの主な手順

  1. 庫内の食べ物や製氷機の水、氷などをすべて取り出す
  2. 電源プラグを抜く
  3. 背面にある蒸発皿の水を捨てる
  4. すべてのトビラを開いて庫内を乾燥させる

庫内を完全に乾燥させるには1日かかることもあるため、引越し前日には水抜きを終わらせて庫内の乾燥をはじめましょう。

洗濯機は前日まで使う方も多いため、引越し当日に水抜きを行います。縦型やドラム式などの違いはあっても、先に給水ホース、あとから排水ホースの順で水抜きをします。

洗濯機の水抜きの主な手順

  1. 洗濯機の給水ホースにつながる水道の蛇口を閉める
  2. 電源を入れ洗濯機をスタートさせる(槽洗浄コース)
  3. 10秒ほどで運転を停止して、電源を切る
  4. 蛇口から給水ホースをはずして、ホース内の水を捨てる

排水ホースは、洗濯機の脱水ボタンを押して脱水を終えたあと、タオルなどで残った水を受けながら排水ホースを抜きます。排水ホースは洗濯機の側面などに付くホース掛けに掛けておきましょう。

電気・ガス・水道の使用停止

電気・ガス・水道の使用停止には、原則、業者の立ち会いは不要です。

電気のブレーカースイッチを切る、ガスの元栓を閉める、水道の蛇口を閉める、この3つの対応を忘れないようにしましょう。

それぞれの利用料金は、利用停止日までの使用日数や使用量に応じて、日割り計算されます。口座引き落としやクレジットカード払いを利用しておらず、払込票による支払いを選択している方は、払込票が新居へ郵送されます。

新居への引越し荷物の搬入

引越し業者は、契約時に決められた時間にあわせて引越し荷物を運んできます。引越し用の大きなトラックが停車するため、近隣への配慮は欠かせません。

業者が先立って近隣へ挨拶してくれることもあります。しかし、これからの近所づきあいを考えると、引越し作業で迷惑をかけることはご自身で伝えておくのがおすすめです。

引越し業者のスタッフが荷物の搬入を行いますが、何をどこに置くのかの指示や確認があるため、作業には必ず立ち会います。立ち会いが難しいときは、作業中の壊れ物など後々のトラブルを避けるためにも代理人を用意しましょう。

新居のガス開栓の立ち会い

電気・水道は開始申し込みが終わっていれば、引越し当日からすぐに使えます。電気はブレーカースイッチが入っているかを確認してから使いましょう。

ただし、ガスは開栓手続きに立ち会いが必要な場合があります。あらかじめ予約した日時に作業員が訪ねてくるため、ガスの開栓とともに、ガス漏れ検査や点火確認に立ち会います。所要時間は20~40分程度です。

引越し後なるべく早めにやること

新居への荷物の搬入、電気やガスなどライフラインの準備が整ったら、荷物を片づけながら新しい家での暮らしをはじめていきます。当面は慌ただしい毎日が続いて大変ですが、期限の決まっている手続きなど、やることをしっかり押さえておきましょう。

役所での転入手続き

引越しをしたらまず役所での手続きから終わらせましょう。

同じ市区町村内の引越しなら転居届を、別の市区町村からの引越しなら転入届を提出します。どちらも引越し後14日以内と期限があるため注意が必要です。転入手続きをする方は、転出時に前の市区町村で受け取った「転出証明書」と印鑑を持参します。

マイナポータルを使ってオンラインで転出届の手続きをした場合も、転入届は窓口での手続きが必要となります。

マイナンバーカードまたは通知カードの住所変更も「変更が発生した日から14日以内」の手続きとなるため、同じタイミングで手続きしておきます。

そのほか、家族の状況に応じて、役所で次のような手続きを行います。

国民健康保険の住所変更 世帯主が引越しから14日以内に転入(転居)手続きを終えたあとに届け出る。
本人確認書類・マイナンバーカード(通知カード)が必要。
国民年金の住所変更 第1号被保険者は原則として転出・転入・転居の手続きと同時に国民年金の
住所変更も完了する。保険料納付書は旧住所のものでも使用可能。
第2号被保険者は勤務先で、第3号被保険者は第2号被保険者を通じて手続きする。
印鑑登録 印鑑登録は転出とともに抹消されるため、引越し先で新たな登録が必要。
原付バイクや車の登録変更 引越しで必要な手続きは車両により異なる。原付バイクは役所、
軽自動車は軽自動車検査協会、普通車は警察署(車庫証明)や陸運局(車検証)と、
それぞれ住所変更の手続きを行う場所が異なる。

運転免許証や銀行などの住所変更

引越しで住まいが変わったら、様々な登録先で住所変更しなければなりません。毎日の生活で利用頻度の高い運転免許証、銀行、クレジットカードは、早めに住所変更を済ませておきましょう。

運転免許証 運転免許試験場、運転免許更新センター、引越し先の住所を管轄する警察署の
いずれかで手続きする。免許証のほか、住民票の写しやマイナンバーカードなど、
新住所を確認できる書類が必要。
銀行 銀行の店頭窓口やネットバンキング、銀行独自のアプリなどから住所変更が可能。
クレジットカード 会社により対応は異なるが、窓口や郵送、電話のほか、
インターネットのマイページからも変更できる。

子どもの転園・転校の手続き

子どもが新しい生活をスムーズにスタートできるように、転園や転校の手続きも、すみやかに終わらせましょう。

保育園や幼稚園 入園許可を得た保育園や幼稚園で、必要に応じた入園手続きを行う。
小・中学校 引越し前の学校で渡された「在学証明書」、「教科用図書給与証明書」などの書類を、
転入時に役所から受け取る「就学通知書(転入学通知書)」とともに転校先の学校へ提出。
高校 転学手続きを終えた高校で、必要に応じた手続きを行う

通園・通学先から指定される制服や体操服など学用品があれば、準備を忘れないようにしてください。

新居の現況確認

引越し先が賃貸物件の場合は、壁や床の傷やへこみ、汚れ、ドアや窓などの建付け、水回りの不具合など、現況を確認しておきます。

暮らしはじめる前に確認しておくと、退去時の原状回復トラブルを避けるのに役立ちます。スマートフォンなどで写真に残しておくと客観的な証拠となるでしょう。

引越しするときには固定費の見直しを

引越しで住まいが変わるときこそ、固定費を見直す絶好のタイミングです。

家賃や水道光熱費、通信費、保険などの固定費は、食費や娯楽費のように努力だけでは減らしにくい費用です。固定費には引越しでいったん解約する費目が多いため、このタイミングで固定費を削減すれば節約に役立ちます。

そこで、引越しのときに見直しておくべき固定費を3つ紹介します。

電気会社や電力プラン

毎月の電気料金は、大きな固定費のひとつです。引越しのタイミングで電力会社やプランを見直すと、大幅に費用を抑えられる可能性があります。

今は様々な電気会社やプランから、個人が自由に契約先を選べます。ガスとセットでおトクになる、基本料金が0円など、電気会社ごとに特色あるプランが用意されているため、ご自身のライフスタイルにあわせて選ぶのがおすすめです。

引越し当日から使えるようにインターネットなどから利用申し込みするだけなので、プランの変更はもちろん、電気会社の乗り換えも手続きは簡単です。

エコ家電への買い替え

冷蔵庫やエアコンなど消費電力の大きい家電は、引越しのタイミングでエコ家電への買い替えを検討しましょう。

最新のエコ家電にすれば、まとまった電気料金の削減が期待されます。たとえば、2010年と2020年の製品を比べると、エアコンは約12%の省エネで電気料金は年間約2,920円の節約、冷蔵庫は約37~43%の省エネで年間約4,740~6,090円の節約が可能とされています(※3)。

家電を買い替える予定がないなら、白熱灯をLED電球に替えてみましょう。8割超も消費電力を減らせるため、電気料金の節約につながります。

(※3)出典:環境省 デコ活 くらしの中のエコろがけ「2020年 VS 2010年 最新家電と10年前の家電どのくらいおトク?」

インターネット回線

インターネット回線は、光回線やWi-Fiルーターなどのインターネット回線を利用する料金を指します。固定費のなかで占める割合が高く、削減しておきたい支出です。

初期費用や月額料金などコスト面のほか、新規契約者向けの割引やスマートフォンとのセット割など、各社のサービスを比較検討のうえ、導入するかどうかを判断しましょう。
集合住宅のなかには、共有部分まで光回線が引き込まれており、契約先を指定されている物件もあります。しかし、ご自身で料金を支払うのであれば、どの事業者と契約しても原則として問題はありません(※4)。

(※4)集合住宅の大家や管理会社の許可が必要になる場合があります。

まとめ

まとめ

引越しは、旧居から新居へ荷物を運んで終わるわけではなく、その前後にやることがたくさんあります。引越し業者を選定して引越し日を決まったら、やることを整理しながら、全体のスケジュールを把握しましょう。

子どもがいる、車やバイクを持っている、愛犬を飼っているなど、家庭ごとに必要な手続きが変わる点にも注意が必要です。

また、引越しで停止と開始の手続きが必要となる電気やガスは、契約先やプランを見直すのにおすすめのタイミングです。生活を変えずに固定費を削減したい方は見直しを検討しましょう。

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この記事を監修した人
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鶏冠井 悠二(かいで ゆうじ)

1級FP技能士・CFP・証券外務員一種・投資診断士・節約生活スペシャリスト・クレジットカードアドバイザー®

コンサルタント会社、生命保険会社を経験した後、ファイナンシャルプランナーとして独立。「資産形成を通じて便利で豊かな人生を送って頂く」ことを目指して相談・記事監修・執筆業務を手掛ける。担当分野は資産運用、保険、投資、NISAやiDeco、仮想通貨、相続、クレジットカードやポイ活など幅広く対応。現在、WEB専門のファイナンシャルプランナーとして活動中。