ドラム式洗濯機の電気代はどれくらい?節電方法や選び方も解説
ドラム式洗濯機は、衣類の傷みやシワを最小限に抑えられる洗濯機です。家電製品の中でも使用頻度が高い洗濯機の電気代が気になる方も多いのではないでしょうか。
ドラム式洗濯機の電気代を把握し、使い方を見直すことで電気代を抑えられる可能性があります。
本記事では、ドラム式洗濯機の電気代や節電方法、縦型洗濯機との電気代の比較、電気代を抑えられる洗濯機の選び方を解説します。
ドラム式洗濯機の電気代はいくら?
ドラム式洗濯機の1回あたりの電気代は「消費電力量(Wh)×電気料金単価(円/kWh)」で算出できます。電気料金単価は電力会社や契約している電気料金プランによって異なるため、検針票などで確認しましょう。
ドラム式洗濯機にはヒーター式とヒートポンプ式があるため、それぞれの電気代を紹介します。
ヒーター式ドラム式洗濯機の電気代
容量11kg、洗濯時の消費電力量が70Wh、洗濯 〜 乾燥までの消費電力量が1,850Whのヒーター式ドラム式洗濯機の電気代は以下のとおりです。
洗濯:70Wh×0.031円/Wh=約2.2円
洗濯から乾燥まで:1,850Wh×0.031円/Wh=約57円
毎日1回洗濯する場合、1カ月あたりの電気代は約66円、年間で約803円となります。毎日1回洗濯から乾燥まですると、1カ月あたりの電気代は約1,710円、年間で約2万805円です。
ヒートポンプ式ドラム式洗濯機の電気代
容量11kg、洗濯時の消費電力量が68Wh、洗濯 〜 乾燥までの消費電力量が968Whのヒートポンプ式ドラム式洗濯機の電気代は以下のとおりです。
洗濯:68Wh×0.031円/Wh=約2.1円
洗濯から乾燥まで:968Wh×0.031円/Wh=約30円
毎日1回洗濯すると1カ月あたりの電気代は約63円、年間で考えると約767円です。毎日1回洗濯から乾燥まですると、1カ月あたりの電気代は約900円、年間で約1万950円となります。
縦型洗濯機との電気代比較
容量11kg、洗濯時の消費電力量が88Wh、洗濯 〜 乾燥までの消費電力量が2,243Whの縦型洗濯機の電気代は以下のとおりです。
洗濯:88Wh×0.031円/Wh=約2.7円
洗濯から乾燥まで:2,243Wh×0.031円/Wh=約70円
毎日1回洗濯すると1カ月あたりの電気代は約81円、年間で考えると約986円です。
毎日1回洗濯から乾燥まですると、1カ月あたりの電気代は約2,100円、年間で約2万5,550円となります。
ドラム式と縦型の電気代を比較した結果は、以下のとおりです。
種類 | 洗濯にかかる電気代/回 | 洗濯から乾燥までにかかる電気代/回 |
---|---|---|
ヒーター式 ドラム式洗濯機 |
約2.2円 | 約57円 |
ヒートポンプ式 ドラム式洗濯機 |
約2.1円 | 約30円 |
縦型洗濯機 | 約2.7円 | 約70円 |
縦型洗濯機の電気代が最も高く、ヒートポンプ式ドラム式洗濯機が安くなる傾向があることがわかります。
洗濯機の電気代を抑える方法
洗濯機の使い方を見直すことで、電気代を抑えられる可能性があります。ここでは、洗濯機の電気代を抑える方法を5つ紹介します。
①まとめて洗う
洗濯機の電気代を抑えるためには、洗濯物をなるべくまとめて洗い、洗濯回数を少なくするのがポイントです。
資源エネルギー庁のデータでは、洗濯容量6kgの洗濯機に4割の洗濯物を入れた場合と、8割の洗濯物を入れて洗濯回数を半分に減らした場合とでは、後者のほうが年間の電気料金が約180円おトクになると公表されています。さらに水道料金も年間約4,360円おトクになり、光熱費を下げられます。
ただし、詰め込みすぎると汚れが落ちにくくなったり、本体が破損したりするおそれがあるので注意しましょう。
②なるべく自然乾燥させる
洗濯よりも乾燥のほうが多くの電力を消費するため、天気が良い日や急いで乾燥させる必要がないときは、なるべく自然乾燥させて乾燥機の稼働時間を減らすことが大切です。
資源エネルギー庁のデータでは、自然乾燥8時間した後に乾いていない洗濯物のみを乾燥機で乾かした場合と、乾燥機のみで乾燥させた場合(2日に1回使用)を比較すると、前者のほうが年間の電気料金を約1万2,230円節約できると公表されています。
③乾燥フィルターを掃除する
乾燥フィルターが搭載されている機種は、フィルターに付着した衣類の糸くずをこまめに取り除く必要があります。
乾燥フィルターが目詰まりすると乾燥時間が長くなったり、乾燥ムラが起こったりする原因になります。また、洗濯機の故障の原因にもなるため、こまめな手入れを心がけましょう。
④古い洗濯機を買い替える
洗濯機の省エネ性は年々向上しているため、新しい洗濯機に買い替えることで電気代の節約につながります。古い洗濯機を使い続けている場合は、省エネ性能が高い洗濯機に買い替えることを検討してみましょう。
⑤電力会社やプランを見直す
電力会社やプランを見直すことで電気代を抑えられる可能性があります。電気代は電力会社によって異なります。また、プランが自分にあっていなければ必要以上の電気代を支払っている可能性もあります。
電気代を根本的に抑えるためにも、電力会社やプランを見直してみましょう。
電気代を抑えられる洗濯機の選び方
電気代を抑えられる洗濯機の選び方を紹介します。
洗濯物の量にあった洗濯機を選ぶ
電気代の節約を考えて洗濯機を選ぶ場合、適切な容量の洗濯機を選ぶことが大切です。容量が小さすぎると洗濯回数が増えて電気代が高くなり、容量が大きすぎると無駄な電力を消費することになります。
1~2人暮らしなら容量6~7 kg、ファミリーなら容量8kg以上が目安です。一気にまとめ洗いして洗濯回数を減らしたい場合は、12kg程度も視野に入れることをおすすめします。
シーツなどを洗うことも考慮して、余裕をもった大きめの容量を選ぶのが良いでしょう。
ヒートポンプ式ドラム式洗濯機を選ぶ
ヒーター式、ヒートポンプ式、縦型の洗濯機の電気代を比較すると、ヒートポンプ式の消費電力量が低く、電気代も安くなる傾向があります。そのため、ヒートポンプ式ドラム式洗濯機を選ぶことが電気代の節約につながります。
省エネ機能を備えた洗濯機を選ぶ
省エネ機能を備えた洗濯機を選ぶことで、長期的に電気代を抑えられます。洗濯機の省エネ機能には、以下のようなものがあります。
- 運転時に発生する熱を回収して乾燥時の温風に再利用
- 洗濯時の水温が高いときに、洗濯時間を短縮して自動で節電 など
メーカーや機種によって省エネ性能が異なるため、比較して検討しましょう。
まとめ
毎日1回洗濯から乾燥までする場合、ヒーター式ドラム式洗濯機の1カ月あたりの電気代は約1,710円、ヒートポンプ式ドラム式洗濯機は約900円、縦型洗濯機は約2,100円となります。ヒートポンプ式ドラム式洗濯機が安くなる傾向があります。
洗濯機の電気代は、まとめ洗いを心がけたり、消費電力量が高くなる乾燥機能の使用を控えたりすることで抑えられます。また、省エネ性能が高い洗濯機に買い替える、電力会社やプランを見直すのも節電に効果的です。
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