電気料金を払ったのに止まった!?電気を止められる原因と対処法を解説
突然送電が止まってしまい、自宅で電気が使えなくなることがあります。電気料金を払ったのに止まった場合は焦ってしまいますが、落ち着いて原因を探ることが大切です。
本記事では、電気を止められる原因や対処法を解説します。電気料金を払い忘れることで起こり得るリスクや、払い忘れを防ぐための対策方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
送電が止められる理由として考えられること
電気の供給が止められる原因はいくつかあるため、自宅の電気が突然使えなくなった場合は、理由を探る必要があります。
まずは、送電が止められたときに考えられる理由や対処法から紹介します。電気料金の払い忘れで送電が停止されたら行うべきことはこちらで解説しています。
電気料金の払い忘れ
電気の供給が止められる原因として最も一般的なのが、電気料金の払い忘れです。
電気料金を支払ったと思っていても、何らかの原因で払えておらず、電気が使えなくなるケースがあります。例えば毎月払込用紙を使って払っている場合、払ったと思い込んで忘れてしまっているケースが考えられます。
電気料金の払い忘れによって電気の供給が止まっている場合は、延滞している料金を支払わなければ送電が再開されません。
技術的なトラブル
電気料金を払っているのに送電が止まった場合、技術的なトラブルが発生しているケースも考えられます。
設備の故障や老朽化により、送電がうまくいかないことがあります。点検や工事により、一時的に電気が使えなくなっている可能性もゼロではありません。また、漏電ブレーカーによる遮断の場合は修理依頼の必要があります。
電気料金を確実に払ったのに止まった場合は、電力会社に問い合わせる必要があります。設備の故障や老朽化によってトラブルが発生している場合は、復旧を待たなければなりません。
点検や工事による一時的な停電の場合、事前に電力会社から停電日時の案内があるはずなので、郵便物やメールが届いていないか確認しましょう。
自然災害や緊急事態
地震や台風、洪水などの自然災害やそのほかの緊急事態が起こった場合、送電が停止(※1)することがあります。また、近所に雷が落ちた際に漏電ブレーカーによるブレーカーが落ちて停電することもあります。
予期せぬトラブルが起きると、電気料金を払っていても送電が止まるので、復旧を待つしかありません。
大きな災害やトラブルが発生すると、電力会社は早期復旧に力を注ぎますが、送電再開まで時間がかかるケースも多いです。自然災害のように防ぎようがない送電停止の影響を抑えるために、非常用の発電機を用意しておくなどの準備をしておきましょう。
(※1)有事の際の停電のお知らせは、電力会社のウェブサイトをご確認ください。
電気料金を払い忘れてから送電が止まるまでの流れ
送電が止まる原因として一般的なのは、電気料金の払い忘れです。ただし、電気料金を払い忘れても、すぐに送電が止められるわけではありません。一定期間の猶予があり、それでも電気料金の滞納が解消されなかった場合に、電気が止められます。
電気料金を払い忘れてから、送電が止まるまでの流れを見てみましょう。
検針日
電力会社は、毎月検針日に各家庭で使用された電気の量を確認します。電力会社が電力メーターの検針を行うことで、電気料金が算出される仕組みです。
検針が完了した時点で、契約者には電気料金を支払う義務が発生します。
支払い期限
電力会社は、検針日の翌日から1カ月ほどの間を電気料金の支払い期限として設定しています。電力会社によって支払い期限は異なるので、契約している電力会社の場合はいつが支払い期限になるか、確認が必要です。
支払い期限日までに電気料金を支払わなければ、滞納として扱われます。
支払い通知
支払い期限が過ぎた後も電気料金の未払いが続く場合、電力会社から支払いを督促する通知が届きます。通知には未払いになっている金額のほかに、支払い方法や延滞利息なども記載されているので、指示どおりに支払わなければなりません。
支払い最終期日も通知に記載されているため、自宅の電気を止めたくなければ期日までに支払う必要があります。最終期日を過ぎても電気料金が支払われなかった場合、電力会社から送電停止の通知が送られてきます。
送電停止
送電停止の通知が送られた後も未払いの電気料金が支払われなかった場合、自宅への送電が停止されます。電力会社によっては、送電停止とともに自動解約となるケースもあります。
送電停止までのプロセスは電力会社によって異なることもあるため、未払いが発覚した時点でわからないことがあれば、契約している電力会社に問い合わせるのが良いでしょう。
電気料金の払い忘れで送電が停止されたら行うべきこと
電気料金の払い忘れによって送電が停止されたら、以下の手順で復旧できます。手順を守り、速やかに対処してください。
電気料金の支払い
自宅への送電が停止されたら、まずは未払いの電気料金を速やかに支払う必要があります。電気料金が未払いである限り、送電を再開してもらえません。
電力会社から送られてきた通知書をもとに、電気料金を支払いましょう。支払い方法はコンビニエンスストアやクレジットカード、金融機関での振込みなど、電力会社によって異なります。
電気料金を滞納した場合は、これまで利用していた方法では支払えないケースもあるため、必ず通知書に記載されている支払い方法を確認してください。
電力会社への連絡
未払いとなっていた電気料金の支払いが完了したら、電力会社に連絡しましょう。
期限内に支払いが完了していれば連絡する必要はありませんが、支払い期限が過ぎて電気が止まってから支払った場合は、電力会社に連絡しなければなりません。
電力会社やプランによって異なりますが、多くの場合は電話やチャットなどの方法で連絡することになります。
電気が止まったと同時に契約を自動解除されている場合は、再契約しなければなりません。電力会社で支払いが確認できれば、送電再開の手続きをしてもらえます。
送電再開の手続きには、お客様番号が必要になるケースもあるため、振込票や検針票などを手元に用意しておくのがおすすめです。
電気料金を支払った後、どのくらいで送電が再開される?
未払いの電気料金を支払った後、どのくらいで送電が再開されるかは、メーターの遠隔操作が可能かどうかで異なります。電力会社やメーターの種類によって異なるため、電気料金を支払った後で連絡したときに確認してみてください。
ここでは、送電再開までの目安日数をメーターの種類ごとに解説します。
アナログメーターの場合
アナログメーターは、従来の電力メーターです。遠隔操作ができないため、送電を再開するには作業員が現地で作業を行わなければなりません。
作業に立ち会う必要はありませんが、作業員の訪問と工事の時間を合わせると、送電再開までに2〜3時間ほどかかります。
工事が重複している、夜間の工事に対応していないなど、作業員がすぐに訪問できないケースもあるため、電気料金の支払いが完了すればすぐに電気が使えるわけではないと覚えておきましょう。
スマートメーターの場合
スマートメーターとは、従来のアナログメーターとは異なり、通信機能を搭載した電力メーターのことです。
遠隔操作が可能で、作業員が現場で作業をしなくても送電を再開できます。早ければ5分ほど、遅くても30分ほどで送電が再開するケースが多いです。
ただし、通信状況が悪い場合は遠隔で操作できないため、工事が必要です。工事が必要になった場合、従来のアナログメーターの工事と同様、送電再開までに2〜3時間ほどかかります。工事が必要な場合でも、立ち会いは不要です。
電気料金の払い忘れによって起こり得るリスク
電気料金を払い忘れると、電気が止まって困るだけでなく、いくつかのリスクが考えられます。
リスクは家計に影響を及ぼすものから将来的に長く不利益が続くものまで様々なので、具体的に確認しましょう。
①延滞利息の発生
電気料金の支払いを忘れて支払い期限が過ぎると、延滞利息が発生します。
いつから延滞利息が発生するかは、電力会社によって異なります。一般的には、検針日の翌日から数えて30日目を支払い期限に設定していることが多く、期限を過ぎた場合に延滞利息が発生するため注意が必要です。
電力会社によっては、支払い期限の翌日から10日目までに電気料金を支払った場合は、延滞利息を請求しないと定めていることもあります。延滞利息は日々加算されるもので、未払い期間が長くなるほど支払う金額が増えていく仕組みです。
延滞利息は、年利10%程度(1日あたり約0.03%)に設定されていることが多いです。延滞利息額が増えると出費がかさみ、家計に対するダメージが大きくなるため、電気料金の未払いはやめましょう。
②信用情報の悪化
電気料金の支払いを、振込みや口座振替ではなくクレジットカード決済に設定している場合、延滞すると信用情報の悪化につながります。
信用情報とは、クレジットカードやローンの契約、申込みに関する事実を登録した情報のことです。信用情報は個人の信用を判断する材料として、クレジットカード作成時やローン審査時などに照会されます。
電気料金の未払いがあると、「長期延滞」の情報が信用情報機関に登録される場合があります。延滞が続くと、信用情報は俗に言う「ブラックリスト入り」の状態となり、クレジットカード作成やローン審査に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
信用情報に悪い情報が載ると、数年間は消えないため、不便を感じる機会も増えるでしょう。信用情報の悪化により、使用中のクレジットカードを強制解約されるケースもあるため注意が必要です。
③保証金の支払い
電気料金の支払いを滞納した後、未払いの料金を支払って送電が再開された場合、電力会社から保証金の支払いを求められるケースがあります。何度も電気料金の未払いが発生すると、電力会社が料金を回収できず困るからです。
保証金の金額は、予想月額料金の3カ月分相当額を超えない範囲とされています。今後未払いが発生したとしても、保証金で充当する仕組みです。保証金はあくまで万が一の事態に備えて預けておくお金なので、電力会社との契約が終了した場合は返金されます。
電気料金の未払いを今後しないと誓ったとしても、契約が続く限り保証金は返金されないので、多額の出費となります。
④強制解約
電気料金を滞納してそのまま放置すると、送電が止まるだけでなく、契約を強制的に解約される可能性があります。
強制解約されると、電気を送ってもらう契約自体がなくなるため、未払いの電気料金を支払ったとしても送電が再開されません。しかし、支払いの義務はなくならず、そのまま残ります。
強制解約された場合は、これまで使用していた電力会社で再契約するか、別の電力会社と新たに契約しなければなりません。別の電力会社に申し込んでも、過去の未払いが悪質と判断されれば、乗り換えは難しいでしょう。
電気料金の滞納を防ぐ対策方法
電気料金を払い忘れて滞納すると、様々なリスクが生じます。払い忘れや滞納を防げるよう、あらかじめ対策しておくのが重要です。
以下で電気料金の滞納を防ぐ方法を紹介するため、実践してみてください。
①余裕のある支払い計画を立てる
電気料金の支払いは毎月必ず発生するため、余裕のある支払い計画を立てるのが大切です。
電気やガス、水道などのライフラインは停止によるリスクも大きいため、支払い金額は余裕を持って予測しておきましょう。支払日までに十分なお金を残しておけば、滞納するリスクも抑えられます。
電気料金が高すぎて毎月の支払いが苦しい場合は、電気料金を抑える工夫も必要です。
電気料金の節約方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
電気代を節約するには?すぐできる節約術7選や効果的な方法をわかりやすく解説
②自動引き落としを利用する
電気料金の払い忘れによる滞納を避けたい場合は、自動引き落としを利用するのもおすすめです。
電気料金が銀行口座から自動で引き落とされるようにすれば、毎月コンビニエンスストアや金融機関にお金を振り込みに行く手間を省けます。忙しくてうっかり払い忘れてしまったという事態も起こらないため、安心です。
一度口座登録の手続きをすれば、その後は面倒な手続きも発生しません。口座に十分な金額を入れておくだけで、電気料金の支払いが完了します。
③クレジットカード決済を選択する
電気料金の支払いにクレジットカード決済を利用すれば、払い忘れを防止できます。
クレジットカードを設定すると、自動で支払いが行われるため、電気料金を払い忘れる心配がありません。さらに、カードによっては利用金額に応じてポイント還元も受けられるため、長期的に見て節約につながります。
電力会社によっては、クレジットカード決済によっておトクになることもあります。例えば楽天でんきは、クレジットカード決済によって楽天ポイントを貯めることが可能です。
まとめ
電気料金を払ったのに止まったというケースもありますが、多くの場合は電気料金の払い忘れが原因で送電が止まります。払い忘れによる延滞をしないよう、対策するのがおすすめです。
クレジットカード決済を利用すれば、電気料金の払い忘れが起こる心配がありません。クレジットカードで電気料金を支払うなら、楽天でんきがおすすめです。
楽天でんきは、利用料金200円につき楽天ポイントが1ポイント貯まります。また、ガス(※2)とセットで契約すると、100円につき1ポイントが貯まる(※3)(※4)ため、より多くの楽天ポイントを貯めることが可能です。
また、楽天カードで支払う場合は、楽天でんきの利用料金100円につき楽天ポイントが1ポイント貯まるため、地域電力会社(※5)を利用した際の5倍の還元率となりおトクです。
楽天でんきの利用で貯まった楽天ポイントは、支払いに充当できるため、長期的な節約につながります(※6)。
楽天でんき利用者は、楽天市場でポイントが貯めやすくなるというメリットもあります。楽天でんきでの前月の利用金額が5,500円以上(税込)でありかつクレジットカード決済を利用している方は、楽天市場でのお買い物で「通常ポイント+0.5倍」の楽天ポイントが進呈されます(※7)。
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(※3)楽天ポイント進呈の基準となる金額は、電気料金とガス料金の税抜価格です。
(※4)楽天ポイントの進呈対象は、クレジットカードでお支払いいただいた料金となります。コンビニ払込用紙でのお支払いではポイント進呈対象にはなりません。
(※5)還元率が異なる公共料金はこちらをご確認ください。
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