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楽天エナジーの導入事例 BEMS 温水ボイラー 遮熱塗料 太陽光発電システム 湯郷温泉かつらぎ 岡山県美作市

「今の時代に合った利益の出し方」 銀行の融資も簡単ではない時代。昔とは違う、今の時代に合った利益の出し方を模索する必要があると思います。

湯郷温泉 かつらぎ(岡山県美作市)旅館主人 尾高潤さん

湯郷温泉 かつらぎ(岡山県美作市)
旅館主人 尾高潤さん
≪導入事例≫
オンサイトエネルギーサービス、
温水ボイラー、LED照明、遮熱塗料、
楽天でんきBusiness、
BEMS(Building Energy Management System)、
屋根貸し太陽光サービス

旅館に併設された和モダンテイストのカフェ。

旅館に併設された和モダンテイストのカフェ。地域のコミュニティースペースとしても利用されている。

100年以上の歴史ある老舗旅館で、新しいことに積極的に取り組んでいる若手経営者の尾高さん。エネルギーに関しては、最初はほとんど知識がなかったという。しかし、分かるようになってくるにつれて、向き合い方が変わった。今ではエネルギー使用量の抑制を、旅館全体の利益を上げる一つのツールとして認識するようになっている――。

2016年12月以前のインタビュー記事です。
※ i シェアリングサービスは「楽天でんきBusiness」の旧サービス名称です。

知らないから「知りたい!」だから、一度プロに話を聞きたかった

旅館の経営者にも関わらず、以前は、エネルギーをどれだけ消費していて、月々どれだけの経費がかかるのかをきちんと理解していませんでした。経営者なので経費を抑えられるところは抑えたい。しかし、エネルギーは目に見えるものではありません。食材などの仕入れや人件費などと違って、具体的な方策を思いつくこともなく、漠然としたイメージで節電などを心掛けるくらいのものでした。エネルギーとの向き合い方が変わったのは、楽天エナジーと付き合うようになってからです。
楽天エナジーとの出会いは、旅館に送られてきた一枚のチラシでした。業務用の太陽光発電システムのことをはじめ、エネルギーソリューションについて「興味はありませんか?」と書かれていたので、素直に「あります」とアンケートに返事をしました。
ちょうど自宅に太陽光発電を取り付けるための勉強したかったところで、書物を読むよりプロに話を聞いた方が早いと思ったのです。旅館への設置は、いくらかかるか想像もつかなかったので、当初はあまり考えていませんでした。楽天エナジーにはきちんと伝えましたよ。「やる、やらない以前の状態です。それでもいいなら来てください」と。

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尾高さんが社長になってから、老舗旅館の様相を時代のトレンドやニーズを考慮した改装を加えた。

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BEMS(Building Energy Management System)

BEMS(Building Energy Management System)

電気の見える化で従業員の行動と意識が変わる しばらくして、太陽光発電システムの話をするために楽天エナジーの堀口さんが来館してくれました。館内を案内しながら太陽光発電の話を教えてもらっていた時に、ちょうど数日前に旅館のボイラーが故障していたのを思い出しました。「こんなのも見てくれるんですか?」と聞くと、すぐに更新費用やランニングコストをシミュレーションし、初期投資ゼロのボイラーサービスを提案してくれました。このような経緯で、太陽光発電ではなくボイラーのソリューションの提案から、楽天エナジーとの本格的な付き合いがスタートするようになったのです。
エネルギーの見方を大きく変えてくれたのは、BEMS(ビルエネルギーマネジメント)です。旅館全体の電気使用量がパソコン上で、1分単位のグラフで見える化できるようになりました。旅館などの契約電力は、過去1年のうちで、30分毎に計測された数値の最大値で決まります。例えば、夏の暑い時期にエアコンや空調機の温度設定を1度でも下げて、もの凄く電力を使った30分間があれば、その時の数値で契約電力、つまり基本料金が決まってしまうのです。今まで漠然と「電気」だったものが、1分単位で使用量を数値で見えるからとても興味深いんですよ。従業員と一緒に確認しながら、調理場の空調をつけたり消したりして、「おお、上がった」と、初めの頃は盛り上がったりもしました(笑)。昨年は99kWが最高だったのですが、今年は夏が終わった段階で75kWです。このまま行くと、年間で50万円くらい電気料金が下がるようです。別にもの凄く努力している感じはありません。ただ、従業員も含めて電気を意識するようになっただけです。
PCモニター画面(BEMS)

PCモニター画面(BEMS)で電気の見える化を実行。

客室以外の空間は、お客様が利用する頻度を念頭に置き、空調の強弱を決めている。

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無駄を省き旅館運営費を抑えるためのエネルギープランの提案 楽天エナジーは旅館のことを考えたアイデアを出してくれると感じます。例えば、旅館の廊下に設置していた古い大型の空調機の効きが悪いので更新しようかと考えていました。堀口さんと楽天エナジーのパートナー会社であるグローバルエンジニアリングの高橋さんに見てもらい、「取り替えるといくらかかりますか?」と私が尋ねると、二人は「客室ではないしお客様を考慮しても、温度の抑制なら遮熱塗料で大丈夫じゃない? それなら経費も抑えられるし」と相談を始めたのです。私はエネルギーの素人なので、壊れたものは直さなければいけないと頭から考えていました。しかし、プロの方はさまざまな方策を持っている。しかも、旅館経営の事情を踏まえた上で、無駄な出費のない提案をしてくれるので助かっています。
今はエネルギーに関する取り組みを増やして、年間の光熱費を10%下げるのが目標です。私の旅館は、年間で約2000万の光熱費がかかります。たった10%でも光熱費を下げることができれば200万円も抑えられるのです。宿泊売り上げを200万円アップしたのと同じことです。それだけの余裕が生れれば、また新しいことを始めることもできますし、何か楽しいことを考えて従業員に還元することもできます。
旅館主人 尾高潤さん
遮熱塗料を塗布した窓ガラス

遮熱塗料を塗布した窓ガラス。夏の暑さと冬の寒さを抑制する効果がある。

遮熱塗料のしくみ

遮熱塗料のしくみ

温水ボイラー

最新の温水ボイラーは重油の使用量を減らし、CO2削減にも貢献している。

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旅館内庭園

旅館内庭園

旅行業を取り巻く環境の変化に合わせた運営の方法を選択する 旅館を取り巻く環境は、昔と今では大きく変わっています。例えば、昔は大手旅行代理店が窓口となって団体客を集客してくれましたが、今はインターネットの予約サイトを利用して個人が旅をする時代です。運転資金のねん出にしても、銀行からの融資を昔ほど期待することはできません。昔のやり方を否定するつもりはありませんが、昔とは違う、今の時代に合った旅館運営のやり方を模索する必要があると感じています。私は湯郷温泉の中で一番の歴史を持つこの旅館を、先代から引き継いだ時から色々と変えてきました。しかし、老舗である分、新しい取り組みに対して頭からネガティブな意見が飛んで来ることも多々あります。太陽光発電の旅館への導入を検討している時も「だまされたりしないのか?」と周囲に心配されたりもしました(笑)。
さまざまな意見はありましたが、やっぱり興味があったので、設置した場合のシミュレーションを堀口さんにお願いしました。回答は、初期投資はゼロで、屋上への設置・修繕工事費の月々の返済額は悪く見積もっても売電価格とトントンということでした。万が一、売電で利益が出なくても、屋上の修繕が無料で行えると判断し、導入を決めました。
私は、エネルギーについてはほとんど知らない状態からのスタートでした。だからこそ、知識が増えること自体が面白いですし、知ることは旅館経営のプラスにもなります。太陽光発電を始めることで、再び新たな発見とプラスが生れるでしょう。それを糧にして、さらに次の手を模索することもできる。そう考えたら、エネルギーと向き合うのは楽しくて仕方ないんですよね。
旅館主人 尾高潤さん
客室の様子

客室の様子。落ち着いた和モダンなテイストにデザインされている。

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湯郷温泉 かつらぎ

1899年(明治31年)に創業した湯郷温泉で一番の歴史を誇る老舗旅館。昭和41年には皇太子時代の天皇陛下が宿泊している。現在の社長、尾高潤さんの代になり「湯郷観光ホテル」だった名称を「かつらぎ」に変更。和モダンなテイストを取り入れた旅館にリニューアルされた。カフェやバーを併設するほか、スタジオスペースもあり、近隣の交流の場としても機能している。

<施設規模>客間25室、最大宿泊人数112人
岡山県美作市湯郷800
0868-72-1555 http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/16611/16611.html

今回インタビューにご協力頂いた宿泊施設はこちら

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