
ホテルグリーンピア南阿蘇
総支配人 本田喜信さん
≪導入事例≫DR(Demand Response)、BEMS(Building Energy Management System)、楽天でんきBusiness
ANAホテルズなどを経て、2006年より、ホテルグリーンピア南阿蘇取締役 総支配人に就任。同ホテルは、「楽天トラベルアワード2013年・九州エリア・レジャー部門」ダイヤモンド賞受賞。
国内で電力システム改革の動きが活発化する中、九州でいち早く楽天エナジーのiシェアリングサービスに合意したホテルグリーンピア南阿蘇の本田総支配人。合意に至る経緯やお考えなどを、楽天トラベルと楽天エナジーの担当者を交えてお話しいただいた――。
※ i シェアリングサービスは「楽天でんきBusiness」の旧サービス名称です。
[本田] 電力の自由化の話が進んでいることは知っていても、具体的に何をすればメリットが出るのかは私のようなホテルマンには分からないものです。私どものホテルは敷地面積が50ヘクタールと広く、建物も大型です。水道光熱費を見過ごしているとドンドン膨れ上がって利益率が悪くなる。その代り、少しでも効率を良くすれば、スケールメリットも大きく出ます。削減できた費用を、建物のリフレッシュや人材育成、新プラン考案などに当てることができれば、ホテルのサービスはより向上していきます。エネルギーの専門家に相談したいと心のどこかでは思っていたのですが、エネルギーはホテルを稼働させる動力源です。信頼関係がない人にはお任せすることはできません。楽天エナジーさんの話を聞いてみようかなと思ったのは、私がとても信頼している楽天トラベルの担当である山路さんの紹介であったことが大きい後押しでした。
[山路] 楽天エナジーは楽天が2013年6月に新設した事業です。7月に行われた楽天トラベルEXPOにブースが出ていたのですが、私も正直なところ、具体的にどのようなサービスを提供するのかは知りませんでした。魅力を感じたのは配布チラシに書かれていた「デマンドレスポンスに参加いただける施設様を楽天エナジーが特集ページに無料掲載します」という一文です。節電に目標を持って取り組み、もし目標を達成できなくてもデメリットはないということだったので「これはぜひ話を聞きましょう」と、本田さまをブースにお連れしたのです。
[堀口] 楽天トラベルEXPOでは多くの施設様とお話をさせていただきましたが、電気料金の値上げや燃料費の高騰の影響からエネルギーに関心を持たれている方は非常に多いという印象を受けました。楽天エナジーとしてブースを出すのは初めてで、私も期待と不安を抱えて望んでいましたが、実際にお客様の声を聞いていく中で、楽天としてエネルギーの側面から施設様をサポートする必要があることを確信しました。その中でも特に、本田様にブースに来ていただけたことは、私にとってとても大切な出会いとなりました。ブースでご紹介させていただいたデマンドレスポンスというサービスは、3.11以降に日本でもスタートした電力需給逼迫を回避するための取り組みの一つで、国も推進しようとしている取り組みです。しかしながら、デマンドレスポンスはまだまだ国内では知られていません。まず大事なのはデマンドレスポンスというものを世の中のみなさんに広く知ってもらうことなのですが、いくらデメリットはないとは言っても、なかなかすっと受け入れてくださる方はまだまだ多くはありません。そのような中で、本田様はその場で大筋で合意してくださりました。

[本田] 以前は、楽天トラベルの当ホテルにおける売り上げシェア率は3%ほどでした。それが、山路さんが担当してくれるようになってから、数年で20%を占めるまでになりました。ホテルの客室稼働率も上がり、2012年には楽天トラベルアワード金賞までいただくことができたのです。この変化と成果は、山路さんの力なくしてはなかった。的確なアドバイスとアイデアをくれる山路さん=楽天が、私は大好きになっていたのです(笑)。先ほども言いましたが、山路さんが勧める楽天エナジーは良いのではないかという気持ちは初めから多分にありました。
[山路] 泣きそうじゃないですか…(笑)。私は一つ結果が出たら、すぐに次の提案をお持ちしました。提案を実行してくださった感謝から、恩返しの気持ちもあり、次、次という感じで。そうやって一つ一つ結果を積み上げて行く中で、信頼いただけるようになったのではないかなと思っています。

[堀口] 本田様が既にお持ちだった「楽天への信頼」には、本当に助けられました。「デメリットのない新しいサービスです」と紹介をしても、「本当なの?」と疑念を持たれる方も当然いらっしゃいます。施設様へ楽天エナジーがご提案させていただく際、楽天トラベルが培って来た信頼関係は、ほかのエネルギーサービス会社にはない大きなアドバンテージです。私たちも先ほど出た施設様の無料特集への掲載など、エネルギーコスト削減以外の付加価値をサービスに盛り込むようにしています。楽天エナジーの中には楽天トラベル出身者も多くいて、施設様にエネルギーだけでなくプラスアルファの価値を提供できるアイデアと経験値を持っています。ここは楽天エナジーの大きな強みだと感じますね。
[山路] 楽天トラベルの営業としても、施設様に対してエネルギーを絡めた提案ができるのは、ほかのオンライントラベルエージェントにはない可能性だと思っています。実際に、本田様の施設で冬の集客アップのプランとしてイルミネーション計画を進行中なのですが、楽天エナジーからもアドバイスをもらいながら計画をサポートさせていただいています。
[本田] このご時世ですから、イルミネーションでも電気を贅沢に使った場合と、クリーンエネルギーを利用した場合では、お客様の受け止め方が変わって来るでしょう。ホスピタリティではハードよりソフト面が重要になってきます。それに施設としても費用はできるだけ抑えたい。楽天トラベルさんと楽天エナジーさんのコラボレーションから生まれた、集客ができてコストも削減できるアイデアは、私どもにとっては一石二鳥どころか、三つも四つもメリットが誕生するのではないかなと期待しています。

iシェアリングサービスの概念図

楽天トラベルと楽天エナジーのコラボレーション概念図




BEMS
(Building Energy Management System)



阿蘇五岳を望む標高650mに建つリゾートホテル。約50ヘクタールの敷地の中には宿泊施設の他、展望デッキやちびっこ広場、体育館などもある。絶景を眺めながらくつろげる温泉や、自家牧場産の黒毛和牛がメインの和洋懐石料理、自社製のお肉や乳製品を使ったバイキングが高い人気を得ており、リピーターも多い。楽天トラベルアワードでは、(九州エリア・レジャー部門にて)2011年は敢闘賞、2012年は金賞、2013年はダイヤモンド賞を受賞している。
<施設規模>客間68室
熊本県阿蘇郡南阿蘇村久石4411-9
0967-67-2131
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/56818/CUSTOM/GW56818110318131146.html


